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しーさるの鉄日記

宇都宮ライトレール駅巡り

烏山線の宇都宮着が遅れたため。12時36分のライトレールが目の前で発車していった。仕方がないので、定期券売り場で一日乗車券を買った後、隣の東宿郷停留所まで歩いて、一本後の電車に乗ることにした。なお、一日乗車券は1000円、往復だけの800円より200円高い。11/3から発売となり、首からぶら下げる形式、財布やポケットに入れる必要がないので、停留所を潰すのに頻繁に乗り降りする自分のような利用客には向いている。ライトレールの停留所は、他都市の路面電車と同じように、交差点の先に交互に配置しているのが特徴だ。出口の位置も進行方向後ろとなり、交差点の横断歩道に出ることになる。ICカードを持っていれば、一番後ろから出口は近いが、現金のみだと運転台から一編成分歩くことになる。

宇都宮駅東口(ライトキューブ宇都宮前)は島式、駅前広場に面するビルとは段差なし、宇都宮駅の連絡通路からはエスカレーター、階段で結ばれている。ホームの先の連絡通路下には定期券売り場がある。データイムは、JR駅と逆側の1番線からの発着となる。

宇都宮駅東口を出た電車は、駅前広場を半径25mの一番急な曲線でカーブして両渡線を通る。この辺は車は入れず、歩行者ゾーンとは低いポールと鎖で分けられている。車道の間を走るようになると、すぐに東宿郷に到着する。東宿郷は城東通りとの東宿郷交差点を挟んでの交互配置、城東通りは広いため、互いの停留所の位置は離れている。仮駅名は宿郷町で、東宿郷は次の駅東公園前の仮駅名だった。

駅東公園前(栃木銀行宇都宮東支店前)は県道でない道路の交互配置となる。駅東公園前を出ると、国道4号を越える峰立体となり、50‰の勾配を上り下りする。
峰(ジーデーピージャパン本社前)は、珍しく斜めに横切る柳田街道を挟んでの交互配置、仮駅目は今泉町だった。峰から次の陽東3丁目までは歩いて移動、停留場間は400mだが、互いの停留所は離れているので、峰の下り停留所から陽東3丁目の上り停留所まで数分程度で着いてしまう。陽東3丁目(新宇都宮リハビリテーション病院前)は小さい道路を挟んで交互配置となっている。

宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)は、陽東さくら通りを挟んでの交互配置、下りホームとTOHOシネマズ、ケーズデンキ、上りホームとBellMall、ヨーカドーは信号一回を渡るだけでいいが、その逆だと横断歩道かショッピングモール内の歩道橋で陽東さくら通りを通ることになる。特に土日は利用客が多く、半分以上が入れ替わる。18時過ぎに、宇都宮行に乗ったけど、乗っていた客以上の客がホームで待っており、この前乗った熊本市電の辛島町が頭をよぎった。仮駅名だったベルモール前は副駅名となった。

宇都宮大学陽東キャンパスを出て少し走ると、高架を上がりバラストの敷かれた専用軌道へ、40‰半径100mのS字カーブで鬼怒通りから離れる。高架を下りるとすぐに平石に到着する。平石は下り1番、2番、上り3番、4番の2面4線、出口は宇都宮寄りのみで両方向に出られるようになっている。芳賀寄りには車庫があり、2番、4番から入出庫できるようになっている。また、下り2番から上り3番への片渡線があり、入出庫しなくても折り返しはできる。定期電車の発着もなく、車庫への線路も繋がってない下り1番は待避専用だと思われる。周辺には目立った建物はないが、南側にトランジットセンターとして駐車場や駐輪場が整備してある。このことで、近くで交差する新4号からのマイカー客がライトレールに乗り継ぎやすくする。結節点としての利用客が増えれば、コンビニなどができるのではないかと思う。

新4号バイパスをくぐると、すぐに平石中央小学校前に到着する。平石中央小学校前は上下ホームが同じ位置で並ぶ相対式で、芳賀寄りに出口がある。出口を出てすぐのところに県道との交差点があり、それを越えた南側、つまり上り線側に平石中央小学校がある。平石中央小学校前から次の飛山城跡までは1.9キロと一番長い駅間となる。福井鉄道の家久~サンドーム西間の1.7キロを上回り、路面電車の専用軌道では一番長いと思われる。平石中央小学校前を出てすぐに、40‰の勾配で上がり、釣り堀を見てから鬼怒川を通過する。この辺に駅を作れば、釣り堀客の需要が見込めそうだけど、釣り堀以外の建物が少ないからな。40‰の勾配で下がると、飛山城跡に到着する。

飛山城跡(アキモ前)は相対式の高架駅、ほぼ芳賀寄りに階段とスロープの出口、ホームの芳賀寄りに構内踏切がある。また、駅の芳賀寄りの真下にも地下通路がある。上りホーム側からは少し高いところにある駅前広場に降りるからスロープは1.5往復となっているが、下りホーム側からは高低差があるためスロープが3.5往復降りる構造になっている。駅前広場周辺には駐車場があり、パークアンドライドができるようになっている。

飛山城跡を出ると40‰の勾配で上がり、国道408号線をオーバーパス、そのあとさらに40‰の勾配を上る。左カーブしながら、最急勾配の60‰の勾配を通過、京阪京津線の上栄町~大谷間の61‰に次ぐ、国内私鉄4番目の急勾配だ。神戸電鉄や叡山電鉄の50‰を上回るので、全国登山鉄道‰会に入る資格は十分にある。

清陵高校前(作新大・作新短大前)は相対式で、宇都宮寄りに出口がある。出口を出ると、横断歩道があるが、平行道路は上りホーム側だけなので、下りホーム側からは横断歩道を渡らずに外に出ることができる。清陵高校前を出ると、道路と平行する形で半径80mのS字カーブを通る。

清原地区市民センター前は島式で両側に出口がある。芳賀寄りの出口からは横断歩道を介して、北側だけでなく南側に出れるが、宇都宮寄りに出口からは北側にしか出れない。北側にはトラジットセンターを整備、駅に隣接してバスターミナルがあり、真岡鐵道市塙駅や清原工業団地方面へのJRバスやさきがけ号といった地域バスが乗り入れる。それ以外に駐車場や駐輪場があり、交差点付近にはトイレ付の待合室が整備されている。清原地区市民センター前を出ると、半径35mの左カーブで北上、清原中央通りの右側を走るようになる。

グリーンスタジアム前(キャノン前)は交互配置の2面4線、宇都宮側から来ると、まず下り線の島式ホームがあり、250mくらい北に、上り線の島式ホームがある。下り線側からは並行する道路、上り線側からは少し広い歩道に出るようになっている。上り線には下り線から上り3番線への片渡り線がある。グリーンスタジアムから次の ゆいの杜西までは1.7キロと宇都宮ライトレールで2番目に長い駅間になる。その駅間で高架にあがり、半径110mで右カーブ、清原中央通りの右側を走っていたのが、再び鬼怒通りの真ん中を走るようになる。鬼怒通りを走るのは、宇都宮大学陽東キャンパス以来、クルマだと宇都宮大学陽東キャンパスから10分と遠回りする電車の半分くらいだが、渋滞すると電車との時間差が少なくなる。

高架を下りるとすぐに、ゆいの杜西(阿久津整備前)に到着する。清原台通と交差する刈沼町交差点を挟む交互配置で、下りホームの南川には駐輪場が整備されている。この変にはんると、TSUTAYAや焼肉きんぐといった郊外店が目立ってくる。
ゆいの杜西から7分ほど歩いて、ゆいの杜中央に到着する。ゆいの杜中央はテクノ西通りとの交差点を挟んで交互配置になっている。この辺も近くにやよい軒やヤマダ電機といった郊外型店舗がある。

ゆいの杜東(ホンダカーズ栃木中央ゆいの杜店前)は、テクノ東通りとの交差点を挟んだ交互配置、この辺もカインズや西松屋といった郊外型店舗が並ぶ。駅北側のホンダカーヅ栃木中央ゆいの杜店には、LRTと同じく黄色と黒に塗ったN-VANを展示していた。宇都宮ライトレールの社用車といっても違和感ないだろう。500mと3連続するこの辺の停留所、仮名称はテクノポリス付いていたが、ゆいの杜が付くようになった。電車の遅れはほとんどが数分程度だったが、ゆいの杜東から乗った電車は5分遅れていた。

芳賀台は、宇都宮テクノ街道との交差点を挟んだ交互配置、この辺になると商業施設はなくなる。
芳賀台から4分ほど歩いて、芳賀町工業団地管理センター前(リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前)に到着、道路の真ん中にある停留所で唯一の上下ホームの並ぶ相対式になっており、出口は芳賀寄りの管理センター交差点上の横断歩道になる。その横断歩道で右に出て、さらにかしの森公園通りを横断歩道を渡ると、時計台のある管理センターの前に芳賀工業団地トランジットセンターがる。トランジットセンターにはトイレや待合室が整備、市塙駅や茂木駅へのJRバスの他に、もてぎGPのための臨時バスも乗り入れる。

芳賀町工業団地管理センター前を出ると、半径30mの左カーブでかしの森公園通りの真ん中を北上するように、さらに60‰の最急勾配を上り下りすることになる。芳賀町工業団地管理センター前から次のかしの森公園前まで900mしかないが、ダイヤ上では5分と一番長い駅間の所要時間となっている。

かしの森公園前は島式、出口は宇都宮寄りにあり、交差点の横断歩道に面している。駅を出て右側は公園なので、交差点はT字路になっている。次の電車は5分遅れだと案内が出ていたので、芳賀・高根沢工業団地までの700mは歩いて折り返し時間を確保した。

9分歩いて、芳賀・高根沢工業団地到着16時10分、東宿郷で12時50分発に乗ってから3時間20分かかったことになる。芳賀・高根沢工業団地はかしの森公園通りの真ん中にある相対式、千鳥配置になっている横断歩道の他に北側の歩道橋でアクセスができる。電車は主に2番線からの発着となる。駅東に本田技研工業の施設はあるが、付近の商店はコンビニすらない。

折り返し、16時18分の電車に乗車、半ボックスシートで通って来た路線を振り返る。宇都宮大学陽東キャンパスで途中下車、近くのスーパー銭湯で人風呂浴びた後、宇都宮へ、宇都宮発18時40分の快速ラビットのボックスシートで上野へ戻った。上野着は20時09分、行きの普通が1時間40分を越えるのに対し、快速なので1時間30分を切った。

宇都宮ライトレールの全駅を巡ったことで、北海道以外で駅巡りをしてないのは幕張豊砂と最終予定駅の新三河島だけになった。4月に北陸新幹線、北大阪急行の延伸区間などをつぶしたあとに、幕張豊砂に行こうかと。

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