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しーさるの鉄日記

宗谷本線駅巡り(幌別町内)

宗谷本線の駅巡り2日目、今日は幌延町内の無人駅を巡ることにした。廻った順序は以下の通り、数字は駅番号

W72幌延-W70南幌延-W72幌延-W73下沼-W67糠南(歩)W66問寒別-W68雄信内-W48名寄

最低限の荷物とカギを持って、ホテル『サロベツ会館』から目の前の駅へ、6時24分発の名寄行に乗車、一駅9分だけ乗って南幌延で下車した。南幌延は、稚内方面に向かって左側に片面ホームのある構造、板組で短いいわゆる朝礼台ホームとなっている。出口は稚内寄りの踏切内側、道路を挟んで待合室駅舎がある。ホームと逆側には牧場が広がっており、昼間には多くの牛の姿を見ることができる。南幌延の3キロ幌延寄りに上幌延駅、1.9キロ雄信内寄りに安牛があったが、いずれも2021年に廃止となっている。

折り返し6時51分の稚内行に乗車、7時に幌延に戻ってきた。セイコーマートで買った朝食は大きめのおにぎり3個、ホテルに戻って食べた。後ほど、おにぎり3個も食べたのは正しい判断だと思うことになる。8時半からシンカリオンCWをリアタイ視聴した。無印は土曜朝、Zは金曜夜だったから、旅先でのリアタイ視聴は初めてになる。ホテルは9時までにチェックアウトしなければならないので、シンカリオンを見てからすぐに出た。

外は雨、駅の観光案内所でレンタサイクルして出かけるかどうか迷ったが、大した降りではなかったので、出かけることにした。電動サイクルは1000円するので、無料の普通の自転車に乗ることにした。目的地はトナカイ牧場、路面は濡れており、滑りやすい。街を抜けると坂が続くので、少し自転車を押して向かうことにした幌延駅から20分、9時50分にトナカイ牧場に到着、トナカイが寄ってきたので、エサを買って与えることにした。鼻息粗くして、手も噛まれそうな勢いで食べたので、牧草に混ぜることにした。10時15分、トナカイ牧場をあとに、スーパーで昼食を買おうとしたら、日曜日で休みだった。この先行くところに、飲食店、スーパー、コンビニがないので、夜まで食事を我慢することになった。

幌延発10時56分の稚内行に乗車、またしても昨日のXの相互フォロワーさんと一緒だ。列車は23分停車するので、駅近くのスーパーで買い出しが可能だ。下沼着11時04分、下沼は稚内に向かって左片面、ホームのレベルは周辺と同じで、その中に車掌室駅舎がある。以前は相対式だったが、上り線の線路とホームが撤去されて、今の形となった。駅舎は2017年に「ぬまひきょん」というキャラのイメージで塗り替え、側面に顔の入った駅舎となった。旧駅舎の基礎の上にある駅舎は少し高いので、出入口にはコンクリートの坂が整備されている。駅舎の中にはトイレがない。そのため1キロ先の国道のトイレ、1.8キロ先のパンケ沼のトイレの案内がある。駅近くには飲める湧き水『湧水サロベツ権左衛門 』があったが汲むものがなかった。下沼の1.6キロ幌延寄りに南下沼があったが2006年に廃止になっている。

下沼発11時26分の名寄行に乗車、幌延駅での9分停車中に相互フォロワーさんと分かれたあと、幌延から3駅目の糠南に12時11分に到着した。糠南は緩いカーブ上にある左片面で、稚内寄りに出口がある。以前はホームから少し離れたところに待合室があったが、2015年にホームと同じレベルで木の躯体を組み立て、ヨドコウの協力で物置を利用した待合室を設置した。物置は幅が2メートルで奥行き50センチくらい、窓がないため閉めると真っ暗になる。列車を待つときは中にあるビールケースに座るようだ。ビールケース以外にも除雪道具なども装備、冬場にはクリスマスパーティーも行われる。トイレはないので、生涯学習センターのトイレが地図で案内されているが、歩くと30分もかかる。

糠南からは40分かけて、隣の問寒別駅まで歩くのだが、次の列車が18時と5時間も開いてしまう。待合室でスマホやって時間を潰そうかと思っていたが、歩いている途中でトイレを借りた生涯学習センターという公共施設に図書コーナー、運よく時間を潰すことができた。センターには15時半くらいまでいた。問寒別は右片面、以前は相対式で側線も何本かあったが全て撤去された。ホームは周辺と同じレベルで、黄土色の車掌室駅舎が稚内寄りの旧駅舎跡の基礎に置いてある。出入口は少し高いので前後に砂利が引いてある。トイレは駅舎の中ではなく、別の建物の仮設トイレとなっている。待合室で過ごしていたら、立ち寄ったドライバーがトイレの場所を聞いてきたので、生涯学習センターのトイレを案内した。国道40号から離れているのにも関わらず、周辺の建物は名寄以北の無人駅では一番多く、先述の生涯学習センターのほか、小学校や消防署、ガソリンスタンドがある。駅から歩いてすぐのところにスーパーがあるが、日曜日は休みだった。旭川寄りの天塩中川駅との間には下中川駅と歌内駅があったが、下中川は2001年、歌内は2022年に廃止となった。

問寒別発18時の稚内行に2駅間乗って、雄信内(おのっぷない)には18時11分に到着した。雄信内は相対式、両ホームは旭川寄りの構内踏切で結ばれている。朝7時台に普通列車同士の交換がある。駅舎は稚内方面ホーム側つまり左側の構内踏切近くにあり、1953年に改築された木造駅舎だ。ホーム側入り口横には大きい駅名看板がある。駅舎に隣接して簡易トイレがあるが、閉鎖されて使うことができない。駅前広場は未舗装、周辺は民家があるものの廃屋ばかりで夜は不気味だ。駅から、天塩川を渡りながら30分ほど歩くと、国道沿いに雄信内の集落があり、天塩町役場の支所、郵便局、スーパーなどがある。駅に自転車がなかったから、ここからわざわざ鉄道に乗る人はほとんどいないだろう。雄信内の旭川寄りには上雄信内があったが、2001年に廃止、待合室は問寒別駅近くの日本一しょぼいゲストハウス ウタラといかんに飾られている。だいぶ冷え込んできたけど、川の方へ散策、寒さのせいか赤く綺麗な夕焼空だ。
すっかり暗くなったところで、昨日の佐久と同じく上り『宗谷』の通過を撮影した。

雄信内発19時37分の名寄行最終で折り返し、2時間以上かけて名寄を目指す。流石におにぎり食べて12時間経つとお腹が減ってくる。乗車したキハ54は、キハ183で使われていた簡易リクライニング、角度が浅いものの長い移動時間を快適に過ごすことができた。天塩川温泉、智北通過なので、音威子府から先は咲来、美深、智恵文、日進のみの停車に、咲来から美深までは24分もノンストップとなり、佐久から筬島までの22分を上回る。名寄には21時49分に到着、駅周辺の店は全てしまっていたが、駅前交流プラザよろーなは22時まで開いていた。

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