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しーさるの鉄日記

信濃改修駅巡りとアルピコ新車

今日は篠ノ井線、大糸線の改修された駅を巡ることにした。

朝起きたら雨が激しく降っていたので、雨量がある程度少ない時間に駅へと向かうとした。そのため、乗る電車まで時間があったので、上田電鉄を撮影することにした。こういう時に週末パスがあるのは大きい。撮影したのは赤帯1000系、14年前の駅巡りの時は車庫に留置してあったので、遠くからの撮影だった。さなだドリームこと6000系は未乗車どころが未遭遇、種車が1000系と同じとはいえ、一度は乗ってみたいところだ。せっかく、運用が公式サイトでわかっているのだし。

上田発7時09分の長野行は115系の3両が充当、11分前に上田始発があるものの、軽井沢からの列車なのでそれなりに乗っている。平日は、7時09分の後は29分のしなのサンライズ、36分の始発とあるが、土休日は2本ともないので51分発までデータイム並みに開く。篠ノ井着7時39分、橋上駅舎は比較的高いが、乗り継ぎまで時間があるので下へ降りることに、そしたら交通規制して軽トラ市の準備をしていた。
篠ノ井からは8時03分発の篠ノ井線の松本行に乗車、E127系の2両運用のためか座席の半分以上が埋まるくらいの利用率だ。善光平を左手に100キロ以上のスピードで上り勾配を駆け抜ける。稲荷山駅は標高360mだが、姥捨までの8.7kmで標高551mまで上がることになる。姥捨では長野行と交換、スイッチバックからは同時に同方向で進んだ。

姥捨駅では3分停車、その間に交換相手の長野行は松本寄りの電留線でスイッチバックして下の方へ降りて行った。姥捨を出ると、さらに勾配を上がって2009年に廃止となった羽尾信号場を通過、笹子トンネルが開通するまで国内最長だった冠着トンネル(2,656m)を出ると、冠着に着く。冠着は標高676m、信濃大町より低いが篠ノ井線で一番高い。坂北で交換待ちで4分停車、交換相手は明科と稲荷山の間は聖高原しか停車しない快速、211系が通過していく姿は違和感がある。西条、明科間は9.0kmで、稲荷山、姨捨間の8.7kmより長い。この間は1988年9月に新線に付け替え、第三白坂トンネル(4,261m)、 第二白坂トンネル(1,777m)、第一白坂トンネル(1,292m)の3つのトンネルで駅間のほとんどを占める。付け替え前の旧線はトンネル部分以外が遊歩道になっている。

8時51分、標高526mの明科駅に到着、西条駅から140m下ってきたことになる。明科駅の駅舎は老朽化した駅舎を改築、新駅舎は去年3月に供用開始となった。さらに10月には駅前広場の工事が完了して供用を開始した。新駅舎は『風と緑と山並みを感じる駅』が設計コンセプト、斜めの屋根は隣接するトイレ棟の屋根と合わせると背後の長峰山のように見える。外壁にはアカマツ材、内装は杉材を使用、8割が地元長野県産の木材となっている。内観は茶室をイメージしたこげ茶の壁、待合室にはアルプスを眺められるテーブルと机、奥の方には旧駅舎の看板が設置された。屋根の上には太陽光パネルが設置してあり、発電した電力は待合室や事務室に使われる。駅前広場は、バス、タクシー、一般車の乗り場が分離され、駅舎とは上屋で繋がるようになった。バスの中には穂高駅行があり、このあと向かうことになる大糸線へのショートカットになるが、8時12分発が出たばかりで、16時04分までなかった。8時54分の長野行は飯田線内での倒木で10数分の遅延、今から乗る松本行は、この遅延の長野行との交換駅を坂北から西条に変更したものの3分遅れの9時22分発となった。平瀬信号場での交換で回復すると思ったが、交換相手の普通長野行も微妙に遅れているので、松本着は2分遅れの9時38分、40分発の甲府行は別ホームだから乗り換えは少し厳しそうだった。次に乗り継ぐ電車までは時間があったので、松本駅前を散策した。

松本からは10時10分発のアルピコ交通上高地線、東武鉄道から譲渡された20000系の中間車を改造した20100形に乗るのが目的だ。一編成目が営業運転を開始したのが2022年3月、そのあとも毎年3月に追加投入して、現行は3編成になっている。代わりに4編成あった元井の頭線の3000形は2編成が廃車に、残り2編成のうちリバイバルカラーは休車で1編成だけとなっている。充当されていたのは『2代目なぎさTRAIN』、前面はヘッドマークをつけていただけだが、側面は渕東なぎさのラッピングがされている。シートが緑色、床が木目調、ドア上の液晶モニターは通路上の天井に吊り下げられるようになったため、東武にいた頃の面影はだいぶ減ったが、『乗務員室立入禁止』などの注意書きが残されたままだった。足回りは交換されており、性能的にはしなの鉄道のSR1系と同じである。交換駅である新村の一つ手前の北新・松本大学前を5分で折り返し、車内案内などでは平日のみ窓口営業となっていたが、日曜日である今日も職員が配置されており、自分以外にも利用客が数人いた。

松本に戻ってきたのは10時37分、次に乗る『あずさ』への乗り換え時間が3分と微妙なところだったが、向こうも少し遅れたことをアプリで確認してほっとした。乗り継ぎの『あずさ5号』は松本で後ろ3両を切り離して、9両での運転、チケットレス特急券は今朝上田から乗った直後に車内でえきねっと購入、630円と自由席並みの値段になった。あまりスピードを出さずに、豊科までの11.4キロを13分で走行、交換待ちによる運転停車がなくても、表定速度は52.6キロだ。普通列車は8駅停車で20分前後かかるから、そんなものだと思うけど、線形の割には遅い。豊科着10時54分、次の目的地である南豊科まで20分近く歩こうかと思ったが、11時06分に松本行があるので、それで折り返すことにした。豊科駅の駅舎は2010年にリニューアルされ、スイスの山小屋風になた。南豊科に着くころには雨がポツポツ降ってきたのでこの判断は正しかった。

南豊科駅は左片面の業務委託駅、駅舎の老朽化に伴い、2020年に3月に新しい駅舎に建て替えられた。新駅舎は黒基調の平屋建て、外観上の工夫はされてないが、ホーム側に出入口のある待合室のベンチには安曇野産のカラマツが使用されている。また、駅舎の看板には明科のケヤキが使われている。近くに高校が2つあるので通学時間帯は利用客が多くなる。南豊科駅には30分滞在して、11時38分の南小谷行に乗車、雨が降っていたためほとんどをホームで過ごした。

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