しーさるの鉄日記

京王電鉄の2/22ダイヤ改正(データイムと夕夜)


京王電鉄の2/22ダイヤ改正、平日データイムと夕夜の改正概要は以下の通り。

★平日

●相模原線の準特急を11時頃~14時頃まで、京王多摩センター~橋本間で各駅に停車させる。それに伴い区間急行の同区間での運転を取りやめる。

●夕方時間帯に京王八王子行と橋本行の「京王ライナー」を2本ずつ増発する。
(京王八王子行:新宿発17時00分と18時00分、橋本行:新宿発16時40分と17時40分)

●橋本行「京王ライナー」の時刻を10分繰上げ、新宿発毎時30分から毎時20分とする。
●高尾線の最終を18分繰り下げる。

★土休日
●新宿発23時の「京王ライナー」橋本行を新設する。

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平日データイムは相模原線末端区間において、準特急が各駅に停車するようになり、区間急行に吸収することに。データイムのパターンダイヤで初めて化け種別が設定されることになった。

末端区間で新たに各駅に停車するといっても、新たに停車するのは京王堀之内と多摩境の2駅だけ、所要時間増はそれほど大したことはない。南大沢と橋本では減便になるが、京王堀之内と多摩境では最大13分空きだったのが10分間隔となり、ダイヤがわかりやすくなる。これは去年の埼京線の改正の時と同じ現象だ。

現行ダイヤだと、橋本において区間急行は快速として、快速は区間急行として10分で折り返している。改正後は、多摩センターでは区間急行が9分で折り返すが、橋本では準特急、快速ともに3分での折返すことになる。折返し時間に余裕がないので、調布辺りで大幅に遅れていれば、若葉台から出庫して対応することになるだろう。区間急行は多摩センターから橋本での往復20分がなくなるので1運用削減されることになる。なお、この相模原線末端区間での見直しは、平日データイムの限られた時間で、土休日は現状維持となる。そこは、土休日もデータイムの本数を削減した埼京線と違う。

高尾線系統では、高幡不動~高尾山口間で40分毎に運転されていた6両ローカルがなくなり、全ての各停が新宿との直通になる。平日ダイヤのみの運転で、高幡不動発で11時16分~15時56分まで、高尾山口発で11時49分~17時09分まで運転されていたわけだが。インバウンド効果で平日の高尾山口利用者も増えてきたのだろうか。

下り「京王ライナー」は現行ダイヤだと、20時台から運転が始まっているが、今回の改正では橋本行は新宿発16時40分から、京王八王子行は新宿発17時00分から運転を行なうことになる。TJライナー1号が池袋発17時30分、拝島ライナー1号が西武新宿発17時15分だと考えると、少し早めの設定だ。着席保証ということより楽に移動したい買い物客がターゲットだと思われる。

このライナー2本の新設で、16時台、17時台の時刻は大きく変わっている。新宿発優等を見ると以下の通り。

改正前16時台 20特八 27準山 32準橋    40特八 47準八 52準橋
改正後16時台 22特八 29準橋 31準山 40ラ橋 41準八 49準橋 52特八

改正前17時台     00特八 07準八 11準橋 20特八 27準八 32特橋
改正後17時台 00ラ八 01準八 09準橋 12特八 21準八 29準橋 32特八

16時40分以降では、ライナーが増えただけでなく、特急京王八王子行を8分、準特急京王八王子行を6分、準特急橋本行を2~3分繰上げている。結果、準特急橋本行と特急京王八王子行の順序が入れ替わり、調布で接続するようになった。特急は準特急の後を追うように走るので京王八王子まで38分だったのが43分に、準特急は調布で余計に停車するようになるので橋本まで39分だったのが41分に伸びる。ライナーだと、京王八王子まで41分、橋本までは36分か38分かかる。八王子行の京王ライナーは、調布までは準特急に短い間隔で先行して走るが、東府中で各停を追い抜き、後続の準特急を引き離す。なお、都営から直通する区間急行も時刻を変更することに伴い、16時台の2本は都営線内の急行が区間急行として橋本に直通することになる。

新宿発20時台、21時台は、擬似20分サイクルの60分サイクルのダイヤパター化、前述の17時台と同じようにした。このことで、橋本行ライナーを10分繰上げの20分発とした。京王八王子行ライナーと橋本行ライナーは、同じ駅に停車しないから、30分間隔にする必要はないのだな。橋本行ライナーの所要時間は変わらないが、京王八王子行ライナーは1~2分遅くなった。

相模原線へは、不規則に設定されていた特急橋本行を廃止、20分毎の準特急橋本行とした。新宿から橋本までの所要時間は40分から43分に延びたものも、30分のタイムラグはなくなった。新宿発20時09分、20時29分、21時29分の準特急については、多摩センターから先は各駅停車の化け準特急での運転となる。都営線からの相模原線急行についても20分間隔で橋本行に統一、準特急橋本行の12分後に新宿を出る(準)特急京王八王子行から調布で接続させる。このことで、現行ダイヤにあるような急行多摩センター行や調布始発は姿を消す。新線新宿発20時台までは橋本まで急行として走るが、21時台以降は多摩センターから先は各駅の化け急行として走る。

都営からの区間急行・快速の高尾山口行については、19時台後半から区間急行橋本行(一部多摩センター行)に変更、代わりに各停橋本行が高尾山口行に変更となっている。その影響で、高尾山口から運転されている快速つつじヶ丘、本八幡行は、橋本からの運転に変更、高尾山口発20時40分の各停本八幡行以外は、各停新宿行か高幡不動行になった。

京王八王子方面へは、準特急を格上げする形で特急を毎時3本増発、既に特急として走っているのと加えて特急4本、準特急2本という体制となった。55分発の準特急を52分発の特急に格上げとしたため、調布でのライナー待避がなくなり、府中から先の到着時間が8~9分繰り上がった。ライナーは調布での準特急追い抜きがなくなったので、府中での準特急とまとめて各停追い抜きがなくなって、東府中での追い抜きとなった。格上げとなった特急は、明大前で急行橋本行に接続して千歳烏山をフォロー、調布ではすぐ前を先行する準特急橋本行に接続する。

23時台はほぼ白紙改正となっているが本数は確実に減っている。明大前発を見ると、現状だと特1準4区2快3だが、改正後では特1準3区2快2と、準特急と快速が1本ずつ間引かれている。間引かれた快速は44分の高幡不動行、その兼ね合いで38分の橋本行が35分の高幡不動行になっている。新線新宿発23時51分の区間急行橋本行は新宿発23時50分になって、この行先変更した分と快速廃止分をフォローしている。また、新宿発23時20分の快速橋本行もライナー繰上げで廃止、新線新宿発23時27分の快速橋本行を新宿発23時32分に変更してフォローしている。そのため、新線新宿から笹塚以西への直通は23時01分から51分までなくなる。その23時51分の区間急行橋本行も快速若葉台行に短縮変更となる。明大前を7分後に出る準特急京王八王子行に乗れば、調布で区間急行橋本行に追いつくけどね。

土休日は23時の京王ライナーを新設して、運行時間帯を拡大することに。TJライナーや拝島ライナーは22時台で運転を終えているけど、小田急ロマンスカーは23時20分まであるからな。それ以降は現行の化け特、快速(区急)、各停1本ずつという12分サイクルが14~16分サイクルになる。京王八王子方面については01分と10分を特急から格下げして準特急に変更、以降の運転間隔を14~16分にして、1本間引く。橋本行についても新宿発25分の快速を廃止、37分発を32分に繰上げる。

高尾行最終については、新宿発24時00分の京王ライナーから接続していたのを、24時21分の化け準特急からの接続にする。それに対し、JRの高尾行最終は現行ダイヤで新宿発24時41分、3月改正後でも24時30分の快速高尾行と遅いことは変わりない。新宿から高尾までの所要時間は、京王準特急から高尾線最終を乗り継いだ場合は50分だが、JRは現行各駅で56分、3月改正後で快速52分となる。


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