しーさるの鉄日記

JRグループダイヤ改正(東北新幹線)


JRグループ3/14ダイヤ改正、東北・北海道新幹線の改正概要は以下の通り。

●東京発7時00分の「はやぶさ3号」新青森行、14時28分の「はやぶさ29号」新函館北斗行、15時28分の「はやぶさ33号」新函館北斗行、16時28分の「はやぶさ37号」新青森行を増発する。

それに伴い14時20分、15時20分の「はやぶさ」は新函館北斗行から新青森行に短縮変更、15時44分の「はやぶさ」仙台行については運転を取りやめる。

●東京発10時44分の「はやぶさ19号」を新函館北斗行に延長変更させる。代わりに10時20分の新函館北斗行は新青森行に短縮変更となる。

●新青森発8時29分の「はやぶさ12号」、11時20分の「はやぶさ20号」、16時17分の「はやぶさ36号」を増発する。

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JR東日本のダイヤ改正、まず、東北新幹線では、東京~新青森間で3往復増発することになった。去年の改正では「はやて」1本を「はやぶさ」にしただけだから、一昨年の改正で東京発15時44分の仙台行、新青森発13時15分の東京行を増発して以来の「はやぶさ」増発となる。

東京発7時00分は、6時32分発新函館北斗行と7時16分の盛岡行に運転される。臨時「はやぶさ51号」の4分続行だが、遅く走るために追いつくことはない。臨時「はやぶさ51号」は盛岡切り離し4分停車、八戸停車で東京~新青森間3時間11分だが、新設の「はやぶさ3号」は、それらがないにも関わらず3時間15分かかる。普通に走れば10分以上の時間短縮が可能だ。この辺の見直しは次回のダイヤ改正の課題になるだろう。「はやぶさ3号」の盛岡着は9時24分、「やまびこ51号」から7分で接続することで、仙台以北の「はやぶさ」通過駅から新青森への利便性が向上する。新青森着は10時15分、現状ダイヤを踏襲すると青森行には17分接続、この青森行は三厩行接続の蟹田行に接続する。

データイムに新設もしくは繰上げとなる下り3本は既存の「はやぶさ」に8分続行する形での増発となる。東京発28分は、「はやぶさ311号」や「はやぶさ313号」といった臨時スジが使っていたが、それらと違って仙台~盛岡まで止まらないので、盛岡には18分も早く着く。でも、東京発20分の「はやぶさ」の後追いなので、それと比較すると大宮から仙台間では2分遅く、仙台から盛岡間では5分遅く走る。20分発の「はやぶさ・こまち」は、各駅停車やまびこを宇都宮、つばさと切り離しているやまびこを福島、盛岡行やまびこを一ノ関で追い抜くのに対し、新設の28分発の「はやぶさ」は各駅停車やまびこを那須塩原、つばさを切り離したやまびこを白石蔵王で、盛岡行やまびこを北上で追い抜く。一ノ関で追い抜かれた「やまびこ」は水沢江刺に停車してから、北上で追い抜かれることになる。そのため東京場面で8分だった間隔は、盛岡では14分に拡大する。

新設の「はやぶさ」は盛岡では6分停車、これは臨時「こまち」の切り離しではなく、秋田から来た「こまち」の接続を受けるためだ。この接続により、4時間前後かかっていた秋田~新函館北斗までの所要時間は、最短3時間34分まで短縮された。ちなみに秋田空港からは新千歳空港まで1時間ほどで行けるが、函館空港までの空路はないので4時間かかっても陸路の方が速い。

新函館北斗行から新青森行になった「はやぶさ」3本の東京から新函館北斗までの改正前の所要時間を見ると、それぞれ4時間13分、4時間8分、4時間27分となっている。今回、後続するように設定された「はやぶさ」は4時間17分、4時間12分、4時間19分となっている。盛岡以南で10分増になっているのにも関わらず4分増となっているのは、10時44分発が八戸に停車する以外は、盛岡から新青森まで通過するからだ。

東京発10時44分の「はやぶさ19号」は、10時20分発から20分以上繰下げとなるので、新函館北斗発15時13分での札幌行「北斗」への接続時間が39分から12分と30分近く短縮された。また、奥羽本線のダイヤをいじらない場合、新青森では弘前発12時57分の奥羽本線から新たに接続、奥津軽いまべつでの津軽線三厩行への接続時間も50分から22分に短縮された。新函館北斗発14時47分の「はこだてライナー」も繰り下げられるだろう。

東京発14時28分の「はやぶさ29号」は、新函館北斗着が18時40分と12分繰り下がる。このことで42分だった札幌行「北斗」への接続時間は30分になるが、どっちみち長いので便利になった実感はない。現行、18時38分の「はこだてライナー」も時刻を見直すだろう。この「はやぶさ」についても、奥羽本線のダイヤが現状維持なら、弘前発から10分接続となる。なお、東京発15時28分の「はやぶさ」については、北海道新幹線での時刻は現行の15時20分発と同じだ。

東京発16時28分は16時20分発に続行し、新青森場面では4分差となる。16時台とはいえ、仙台以北で空気輸送にならないかちょっと心配になる。停車駅は上野、大宮、仙台、盛岡だが、上野通過の最速「はやぶさ」より14分も遅いので、古川、一ノ関、北上に停車しても現行と同じ所要時間で走れるだろう。

上りを見ると、まず、新青森発7時43分と8時37分の間に8時29分発「はやぶさ12号」を新設している。改正前の金日運転の8時20分発臨時を七戸十和田、二戸通過にして新青森発時刻を繰り下げた。「はやぶさ12号」が新青森を発車した8分後には「はやぶさ14号」が発車するが、「はやぶさ12号」が八戸しか停車しないのに対し、「はやぶさ14号」が盛岡まで各駅に停車するうえ、「こまち」連結で9分停車するので盛岡発だは24分差まで拡大する。「はやぶさ12号」は仙台以南で遅く走るので大宮以南では20分差となる。盛岡発9時前後での「はやぶさ」の時刻を見ると、8時50分と9時50分の間に26分発が新設されているいい感じのダイヤになっている。一ノ関では盛岡を20分前に発車した「はやぶさ」を追い抜く。仙台発10時07分、9時53分に着く石越発からは乗り換えられるが、10時02分に着く仙石東北ラインからの乗換は微妙なところだ。

11時20分発「はやぶさ20号」は、ここ最近は毎日運転の臨時「はやぶさ52号」を定期列車としたもの、10時39分発と11時52分発の間に設定されている。八戸を通過するので「はやぶさ52号」から5分繰り下げている。仙台発は12時57分、在来線からの接続はよくなく、仙石東北ラインからは4分接続で乗換ができない。

16時17分発「はやぶさ36号」は、臨時「はやぶさ62号」を定期列車としたもの、15時52分と16時38分の間に設定されるため、この時間の東京方面への運転間隔は20分ほどになる。臨時「はやぶさ62号」は金日を中心に設定されていたが、去年8月は2日から25日まで続けて運転されていた。七戸十和田、二戸通過で八戸のみ停車するので、新青森発を7分繰り下げている。このことで新青森着16時11分の弘前からの普通からの接続が可能となった。
盛岡発は17時16分、現行では17時07分の仙台まで各駅停車「はやぶさ」を利用していたのが、この「はやぶさ」を利用することで大宮以南への到着が24分繰り上がる。仙台発は17時57分、49分着の仙石東北ラインと接続し、石巻から東京までの所要時間を2時間38分に短縮する。

今後もE5を量産することになるだろうけど、E2の置き換えを優先させれば、「はやぶさ」の増発はあまりなさそう。やるとすれば、東京発18時44分の定期化とかなのだろうけど。東京駅の容量があるから、東海道に比べると増発しにくいのだな。

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