
江田発11時27分の中央林間行に乗車、運用されていたのはメトロ8000系のトップナンバーだった。19編成あった8000系も6編成までに減り、今年度中に姿を消す見込みだ。江田から2分で次の市が尾に到着した。市が尾は2015年に東口が『エトモ市が尾』という駅ビルになったため、立ち寄ることにした。東口に『エトモ市が尾』が開業した形というより、『エトモ市が尾』が東口そのものなので、外へ出るには商業ビルの通路を通ることになる。出入口の位置は以前と同じで、道路のレベルが橋上駅舎と同じになった辺りにある。店舗が閉まる早朝、深夜はただの通路を通ることになる。西口は以前と変わらない。
市が尾発11時49分の東武車運用の各停久喜行は、準急の通過直後に到着した。下り準急が江田で各停を追い抜くのに対し、上り準急は藤が丘で各停を追い抜く。鷺沼では急行南栗橋行に追い抜かれる。13時台後半からは、各停が南栗橋行、急行が久喜行へと逆転する。宮前平に12時03分に下車した。宮前平駅は、2019年4月にエレベーターに隣接してエスカレーターを新設、8月に外壁が改修され、ホーム部分が焦げ茶に、出っ張っているエスカレーター部分は白と焦げ茶のストライプとなった。また、2020年11月には改札前の高架下に東急ストアが入居するようになった。
宮前平発12時12分の押上行に乗車、溝の口で大井町線に乗り換える。溝の口から乗った各停大井町行は、4月27日から赤帯に復刻されて運用されている9015Fとなった。赤帯としての運用されているのは12日から運用開始となった9001Fに続いて2編成目となる。ちなみに9001Fは14分前の各停大井町行として蘊奥されているがら、中延辺りですれ違ったと思われる。
大井町線では、2008年に赤一色だった帯の色をオレンジとのグラデーションカラーに変更して、急行用としてデビューした6000系に揃えた。赤帯の9000系は東横線に残ったものの、2013年に東横線が副都心線へ直通するようになったため、東横線から大井町線へ転属となり、帯の色が変わった。よって、赤帯の9000系は12年ぶり、それが大井町線で走るのは17年ぶりとなる。大井町線が赤帯の頃、走っていた9000系は1編成のみだったから、今の復刻赤帯の2編成よりレアということになる。今年度は6020系8本が導入され、西武では9000系3本が譲渡されることになる。復刻赤帯については、運行期間は当面の間とリリースされており、東急からの撤退時期は不明だ。復刻赤帯のまま、西武に譲渡されたら『レッドラッキートレイン』のようになるのかと。
大井町行は座席がほとんど埋まる利用率で溝の口を出発した。旗の台での急行の待避がなく、大井町まで先行するので利用率は高い。緑各停なので、高津、二子新地を通過、多摩川を渡っている最中に先ほどまで乗っていた大井町線各停と並走した。二子玉川を出て、急行通過駅で少しずつ乗っていくが、自由が丘で7割くらい下車した。大井町線は、自由が丘、大岡山、旗の台、大井町で、各路線に接続、それらに乗れば10分以内に山手線に接続する。そういう意味で、京王井の頭線に近い印象を受ける。各停5両編成、急行運転という点も共通しているが、大井町線急行が6両毎時3本になっているのに対し、井の頭線急行は5両毎時8本となっている。
自由が丘と大岡山の間の緑が丘着12時37分、緑が丘駅は2013年にリニューアルされたため寄ることにした。改修前の緑が丘駅は、築堤の上にあり、エレベーターもエスカレーターもなかった。そこで、線路を支えながら築堤を崩して高架化、ホーム中程にエレベーター、大井町寄りから溝の口寄りへ降りるエスカレーターを新設した。駅の位置も自由が丘寄りにずらすことで、大井町寄りの狭いホームを解消させた。急行が通過するときに危なく、ホームドアを設置しにくいかったためだろう。高架になったと同時にホーム全体を、部材を網目状に組み合わせたラチスシェル構造の膜屋根で覆うことになった。そのため、駅全体的に改修前と大きく変わった印象を受けた。高架となったため、南側にしかなかった駅舎も、高架下に拡がり、バリアフリートイレも新設された。南側の歩道からは、大井町寄り高架下の駐輪場や託児所を経由して、東京科学大学、吞川緑道方面への抜けることができる。緑が丘発12時42分の緑各停に乗車、大岡山、北千束、旗の台と飛ばし、荏原町には12時50分に到着した。荏原町は10年以上前に訪れた時からリニューアルされて、昔からの上屋は新しいもので置き換え、ホーム壁も一部分が変った。ただ、下りホームの上屋や跨線橋は古いままだ。
荏原町発12時57分の各停に乗車、中延、戸越公園を過ぎて、下神明には13時02分に着いた。下神明駅は2012年度から改良工事を開始、2014年2月末に完成した。この工事でエレベーター、エスカレーターを設置して東急線全駅でバリアフリールートが確保された。ホームへ登る階段の裏にスペースを確保、そこにエスカレーターとトイレを新設した。エレベーターは、上りホームへ登るのがエスカレーター付近に、下りホームへ登るのがエスカレーターに設置されている。スペースに壁がないので、エスカレーターからは階段の裏や高架を支える鉄骨を見ることができる。ホーム上屋も膜屋根が線路上まで覆うものになった。下神明は、大井町まであと1駅だが、5分で折り返して、13時07分の緑各停の溝の口行に乗った。
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