
会津高原尾瀬口~会津田島間では、6050系電車の撤退に伴い、データイム時間帯の野岩鉄道からの普通会津田島行4往復が廃止となり、運転本数が16往復から12往復に減らされる。残った会津田島行も野岩鉄道からの直通を止めて会津高原尾瀬口折り返しに変更する。このことでリバティの通過する小駅での停車本数は、12.5往復から8往復に削減とされ、下りは3時間ほどの運転間隔に、上りは6時台から12時台まで6時間に亘って停車列車のないダイヤになる。只見線の会津川口から小出方面は7時間開くから、それよりはマシだけど。小駅の乗車人員数は会津荒海が30人程度となっている以外は10人前後となっている。これは9年前のデーターで今ではさらに減っている。北海道の小駅を考えると、この乗車人員でこのダイヤになるのは仕方がないのかと。ただ、湯野上温泉以北の小駅でも乗車人員数人と会津田島以南より少ないから、データイムはリレー号くらいでも通過させて、速達化を図ってもいいのかと思う。また、会津荒海など小駅は、電化されているのに、気動車しか停車しないという状況にもなる。似たような例は、羽越本線の村上~鶴岡間があるが、特急『リバティ』は『いなほ』と違い直流のみ、会津若松駅構内は交流だが気動車なので関係ない。
会津高原尾瀬口発を見ると、午前中は、8時55分発、11時18分発が廃止となり、10時21分発のAIZUマウントエクスプレスだけが残る。午後は13時02分の野岩鉄道からの直通を13時22分発の始発にする。これに、会津田島で接続する普通が廃止となったため、13時53分の『リバティ会津』に乗っても、同じリレー号への接続となる。そのあとは14時50分発、15時47分発が続けて廃止となり、会津田島へは2時間49分、会津荒海などリバティ通過駅では3時間22分開くことになる。16時44分発は残るものの、野岩鉄道から接続していたのが1時間待ちとなる。
夕方は18時09分のAIZUマウントエクスプレスは廃止に、それに伴い19時10分の下今市発会津田島行は、18時50分の会津高原尾瀬口始発の会津若松行となる。会津田島での1時間近い待ち時間は解消するが、野岩鉄道からの接続は消滅する。その1時間後の20時10分発も同様に、下今市発会津田島行から、19時46分に繰り上げて、会津高原尾瀬口始発の会津田島行に変更する。改正前は会津田島で最終会津若松行に7分で接続していたが、改正後は最終会津若松行が29分繰り下げとなったため、1時間接続となる。
会津田島から先への最終列車は、改正前は会津高原尾瀬口発20時10分の下今市発会津田島行が接続していたが、改正後は19時46分の始発の会津田島行が接続することになる。この会津田島行に接続する野岩鉄道は新藤原発18時44分となり、改正前の下今市発新藤原行より48分も繰り上がる。新藤原発19時32分が廃止になったからだ。さらに、東武線内から会津田島から先への最終は、1時間ほど繰り上がる。改正前は、浅草発17時00分の特急でも会津田島以北に行けたのだが、改正後は16時00分に繰り上がる。新幹線での会津田島以北への最終は上野発17時34分だが、新幹線料金に匹敵する4000円以上が余計にかかる。
会津田島以北への最終は繰り上がる一方、会津田島以南への最終は繰り下がる。会津高原尾瀬口発21時24分の会津田島行が新設されるからだ。改正前の会津若松行より会津高原尾瀬口発を74分繰り下がるため、野岩鉄道の接続は廃止の新藤原19時32分発の下今市発会津田島行からだったのが、20時38分の新藤原始発会津高原尾瀬口行に変更、浅草発17時00分の特急からの乗り継ぎが18時19分と80分近く繰り下がる。会津田島以北への最終とは2時間以上の差だ。
会津田島発会津高原尾瀬口行方面を見ると、9時02分発区間快速だけでなく、22分発の普通も廃止となっている。区間快速は2021年改正でAIZUマウントエクスプレスの代替として設定されたが、わずか1年で廃止されたことになる。野岩鉄道線内各駅停車だがら区間快速ということになったのだけど、都市圏の鉄道以外での区間種別はイレギュラーな設定だった。改正前は2本とも新藤原まで乗り入れていたが、改正後は会津高原尾瀬口発9時59分の鬼怒川温泉行に接続する列車はなくなる。9時台2本の削減で会津高原尾瀬口へは8時07分のAIZUマウントエクスプレスから12時40分のリレー号まで開くことになる。AIZUマウントエクスプレスは会津高原尾瀬口まで停車しないので、途中の会津荒海などへは6時台から12時台まで6時間も開くことになる。11時43分の普通下今市行も廃止に、代わりに12時40分リレー号を運転して、23分後の『リバティ会津』に接続させる。データイムの野岩鉄道は『リバティ会津』しか走らないので、野岩鉄道に接続する普通は必要なく、会津荒海などの小駅への需要しかない。13時49分の普通東武日光行、14時16分のAIZUマウントエクスプレス東武日光行も続けて廃止になり、15時00分の『リバティ会津』まで2時間近く開く。
15時45分と16時38分の普通下今市行も廃止に、16時16分に会津高原尾瀬口行を新設するが、野岩鉄道への接続はない。野岩鉄道側も会津高原尾瀬口発16時00分に接続する会津鉄道はない。会津田島発17時48分発上り最終リバティの会津高原尾瀬口まで各駅に停車していたのをノンストップに変更する。それに伴い18時02分の普通会津高原尾瀬口行を新設する。会津田島発20時34分の東武日光行最終は野岩鉄道線内を廃止して、20時56分の会津高原尾瀬口行へと時刻を繰り下げる。このことで栃木県内への最終は19時19分の会津高原尾瀬口行へ繰り上がり、東京方面へ帰るのと同じ時刻になる。
会津若松~会津田島間では快速1往復を廃止する。このことで2往復あった快速が9時台の1往復だけとなる。
会津田島発12時32分のリレー号は、リバティの時刻繰り下げで12時56分発に変更、快速運転を行なっていたのを普通に格下げする。それに伴い13時23分の普通は廃止する。会津若松発は13時54分の快速リレー号を廃止する。代わりに、13時34分のお座敷展望をリバティに接続させるが、運転日は土休日に限られている。
夜間時間帯については、会津田島発18時38分のAIZUマウントエクスプレスが廃止になった代わりに、19時22分発の普通を会津高原尾瀬口から運転する。これは先述した通り、野岩鉄道からの接続はない。AIZUマウントエクスプレスは西若松で対面の只見線に5分で接続していたが、改正後はそれがなくなる。会津田島発20時36分の会津若松行最終は21時05分発に繰り下げる。会津若松で接続していた、野沢行最終は時刻も繰り上げるため、接続しなくなる。
会津若松発19時07分の会津田島行は。19時48分の会津高原尾瀬口行として繰り下げて、延長する。このことで先行とは1時間40分開くことになる。改正前の19時07分の会津田島行は、終点の会津田島で東武日光行の野岩鉄道最終に接続していたが、先述した通り廃止になったので、18時07分の会津高原尾瀬口行が栃木方面への最終となり、1時間繰り上がる。男鹿高原への最終も、長津田への最終も同じ列車というのはすごいけど、東北から関東へ向かうと考えれば。
会津田島行最終は、21時12分発だったのを21時25分に繰り下げる。
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