しーさるの鉄日記

関東鉄道常総線10/31ダイヤ改正


関東鉄道常総線では10月31日にダイヤ改正を行なった。改正概要は以下の通り。

●データイムに快速5本を新設する。これに伴い朝夕の快速5本の設定を見直す。

●利用の少ないデータイムと夜間の運行本数を削減する。

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関東鉄道常総線のダイヤ改正は、データイムの速達化と列車の見直しがメインとなった。

新設となる快速は下館発11時05分、13時05分、守谷発11時07分、12時07分、13時07分、上りは守谷まで43分だが、下りは停車時間が長い為か45分かかる。上下快速は石下で交換するものの、タイムロスは大したことがない。守谷での常総線快速とTX快速の接続時間を見ると、下り5分、上り6分となっている。また、下館での真岡鉄道との接続時間を見ると、下り9~10分(除く13時台)、上り15~16分となっており、真岡鉄道沿線からも利用しやすいダイヤになっている。

データイムの快速を使うことで下館から秋葉原まで110分かかっていたのを81分に短縮する。下館発11時05分の快速に乗った場合、東京着は12時42分、新御徒町経由で新宿西口着は12時51分になる。対して、下館発11時03分の両毛線に乗った場合、小山から新幹線を使った場合は東京着12時16分、新宿着12時41分、在来線を使った場合は東京着12時56分、新宿着12時58分となる。

東京駅までの運賃を見ると、TX経由は2,278円に対し、JR線の小山経由は在来線1,690円、新幹線3,770円となる。快速運転で、JR宇都宮線よりも東京着が10分以上早くなるものの、600円以上の運賃差と、秋葉原での乗換労力を考えると、その差は埋められない感じがする。

データイムの快速は全て取手発着だが、守谷での停車時間は下りが3分に対し、上りが14分も停車する。先行の普通列車に10分差まで追いつくから、後続の水海道始発との運転間隔を調整するためだ。守谷発12時02分の取手行に至っては、後続の水海道発守谷行に追いつかれる始末だ。快速が取手に着く20分頃には、守谷で接続したTXの快速は南千住を出発している。

なお、データイムの快速5本は純増でなく普通からの格上げという形だ。そのため、快速通過駅では30分台の運転間隔だったのが、1時間以上空きということになった。データイムの快速通過駅の利用者がそれだけ少ないということなのだろう。朝夕の快速については、守谷発8時26分、17時11分、20時28分、下館発7時33分が運転を取り止めている。こちらは普通への格下げでなく純減となっている。このことで、朝夕の快速は、下り下妻発554、守谷発943、1845、1938、上り下館発620、647の取手行、841、1733の守谷行の4往復となる。

朝夕の快速だけでなく、普通列車も運転本数を見直し、平日17往復、土休日13往復の運転を取り止めている。その中で目立って減ったのはデータイムの取手~守谷間で、毎時4本運転していたのを毎時3本に削減している。

改正前は取手発01、16、31、46、守谷発03、18、33、48の15分ヘッドだったのが、今回の改正では取手発03、27、46、守谷発02、19、38となり最大24分開く。取手発を見ると、16分発が廃止となり、01分発が03分に繰下げ、31分発が27分に繰上げとなる。守谷発を見ると、48分発を廃止して、03が1分繰上げ、18が1分繰下げ、33が5分繰下げとなる。

常磐線下り13分着の土浦行からの接続時間は改正前3分だったのが、16分発廃止で14分接続となる。守谷でのTX秋葉原行への接続は快速5分、区快4分だったのが、区快4分、快速3分と9分といった具合になっている。一方、守谷での下りTXから常総線取手行への接続時間を見ると、改正前は快速16分、区快14分となっていたのが、快速が6分と17分、区快が13分となる。本数は減ったが、快速の半数の接続時間は短縮される。取手着は06、21、36、51だったのが、20、37、56となっている。24分の特別快速品川行への接続時間は3分から4分に拡大した一方、42分の上野行への接続時間は6分だったのが5分になった。改正前の51分着は55分の品川行への4分接続だったが、56分着への繰下げで、03分の始発上野行の7分接続に、廃止となった06着は16分の上野行に接続していたが、これは北千住で特別快速に追い抜かれるので、日暮里から先への利便性は改正前と変わらない。

リリースには触れてないが朝時間帯にも見直しがあった。水海道発6時47分取手着7時15分の運転を取り止めている。この影響で一歩前の列車は数分繰下げ、取手での始発常磐線への接続時間が6分から3分に短縮している。また、取手発7時18分の水海道行も運転を取り止める。

夕方以降も毎時1~2本ずつ廃止している。まず、取手発18時09分の水海道行を廃止に、18時00分の下館行を18時02分に繰り下げて水海道行に短縮変更、17時33分の下館行と47分の水海道行を入れ替えて、運転間隔を40分台に調整している。取手発18時20分は18時03分、08分、13分の3本の常磐線の接続を受けて混雑するのではないかと。

以降、取手発19時06分、20時02分、34分、21時01分、58分、22時53分、0時04の7本が廃止、1時間当たりの運転本数は、19時台は6→5、20時台と21時台は6→4、22時台は4→3、24時台は2→1となっている。上野を毎時17分に発車する快速に接続する列車はなくなるが、一本前の常総線は56分に繰り下げるので、品川発の中電から接続するようになる。

水海道以北についても、水海道発18時31分、20時15分、23時14分の運転を取りやめ、先行列車を10分程繰り下げて調整している。そのため、取手発22時26分の列車は水海道での接続時間が10分となっている。

下館行最終に接続するれっすあは取手発21時47分だったのが21時52分に繰り下がる。このことで取手着21時49分の品川発中電から新たに接続する。下妻行に最終するの列車は23時07分だったのが23時00分に繰り上がる。このことで取手着23時04分の品川発快速からの接続がなくなる。但し、北千住からつくばエクスプレスを使えば、約20分前の品川発快速から下妻行最終への乗り継ぎは可能だ。
23時台後半以降は、14~16分間隔だったのが、改正では23~25分間隔に拡大、上野発取手行からの接続が、その間の品川発勝田行の接続に変わる。

土休日は20時39分、21時39分、23時07分、23時35分、24時03分を廃止、23時以降は本数が半減して約30分の運転間隔となる。


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