しーさるの鉄日記

京王電鉄10/31ダイヤ改正(深夜以外)


冬の前の京王ダイヤ改正、朝夕の『京王ライナー』を拡充した一方、夜間時間帯の列車本数を見直している。コロナ禍で遅くまで飲む人が減少したためだと思われる。最初に夜間時間帯以外をチェックしてみる。

『京王ライナー』は、緊急事態宣言終了後の6月から暫定的に、京王八王子発5時47分、8時56分と橋本発9時22分を設定、新宿発24時台2本の運行を取りやめてきたが、今回の改正で朝の橋本発を除いて正式なものになった。
去年まで早朝に京王八王子を出発する『京王ライナー』は6時04分発だけだったが、2月の改正で6時27分発を設定、そして6月からは一気に3本体制となった。ちなみにJRの特急『はちおうじ』は、八王子発6時16分と48分の2本が設定されている。

朝の本線上りについては『京王ライナー』の定期化以外に、京王八王子発5時02分の特急を、高幡不動までの化け特に格下げして、4時58分発に繰り上げている。今年2月改正で高尾発高幡不動行各停の新設に伴い、長沼、平山城址公園、南平通過となっていたが、8か月ほどで元に戻っている。高尾線の始発も新設から8か月で北野行に短縮変更している。また、京王八王子8時51分の特急新宿行を準特急に格下げして、高幡不動まで2分繰り上げている。笹塚では本八幡行にすぐに続して、都営線方面への利便性を向上させる。
下りについては、まず新宿5時50分の特急京王八王子行を46分の急行に格下げして、42分の区急橋本行を吸収している。6時00分の区間急行橋本行も廃止、急行は30分以上のタイムラグとなる。新宿8時41分の特急橋本行は多摩センター行に短縮変更、多摩センターで区間急行に接続させる。新線新宿を発車する区急は多摩センター行を橋本行に変更する。9時16分の特急京王八王子行は高尾山口行に変更することで、9時台の高尾山口直通を3本にする。9時49分の急行橋本行は急行高幡不動行に変更、高幡不動で多摩動物公園行に6分で接続させる。10時09分の桜上水行については運行をとりやめる。

早朝の相模原線については、まず初電の橋本発区急新宿行を快速本八幡行に変更する。各停新宿行からは八幡山の通過待ちだったのが笹塚での接続となる。芦花公園、八幡山、上北沢から都営線方面への利便性は向上するが、新宿着は改正前と変わらない。多摩センター発6時14分の区急新宿行も橋本発本八幡行に変更することで都営線方面への利便性を向上させる。新宿駅での1分間隔発車を見ると、都営直通をもう少し増やしても良さそうだけど、7000と8000が乗り入れできないからな。

ラッシュピークの後の上りは先述した通り、6月から暫定運転してきた橋本発9時22分の『京王ライナー』の運転を取りやめる。このことでピーク後の相模原線の『京王ライナー』は8時26分と49分だけになる。橋本発9時56分、10時15分の各停新宿行(多摩センターから準特急)は、多摩境、京王堀之内通過にして準特急新宿行に変更して時刻繰り下げ、それに伴い10時台の区急本八幡行3本を、多摩センター始発から橋本発に変更している。下りについても調布発9時台の区急3本と10時台の各停1本を多摩センター行から橋本行に延長変更させている。それ以外に、多摩センター発8時39分の区急本八幡行は若葉台始発に短縮変更、橋本発若葉台行の時刻を繰り上げたうえ、接続させてフォローしている。

データイムは本線での動きはほとんどなかったが、相模原線は準特急が多摩センター~橋本間各駅停車になる時間帯を11~13時台だったのを11~15時台に拡大した。今年2月改正で設定されたデータイム相模原線の化け特急だけど、8か月でさらに拡大されることとなった。この時間帯は通学客も見込まれるのだけどね。

新宿発平日18時台、19時台については、前後時間帯のパターンダイヤを踏襲したうえで、『京王ライナー』橋本行2本と京王八王子行1本を新設する。2月改正では新しいパターンを16時台、17時台に投入したが、今回の改正で拡大して、21時台までこのダイヤパターンとなる。パターンダイヤ見直しで、京王八王子行の一部が準特急、橋本行は特急だったのが、橋本行は準特急に、京王八王子行は殆どが特急となる。特急の半数は調布で準特急に接続する。橋本行は準特急へ格下げになるだけでなく、相模原線内での所要時間も数分増えているので、新宿からまで特急39分だったのが46分になった。だたし、後続の特急京王八王子行から調布で乗り換えれば43分だ。一方、京王八王子までは特急40~41分、準特急45~47分だったのが、特急43~44分となっている。調布で京王ライナー退避していた頃に比べればマシなわけだが。

改正前は新宿発18時台、19時台の特急、準特急は6~8分間隔だったが、3~9分間隔となる。準特急橋本行も京王ライナーも先行しない41分の特急京王八王子行が一番混雑すると思われる。一部の準特急は、新宿発をX6分発をX9分発と3分繰り下げている。桜上水まで3分前の各停後追いだったのを、八幡山での後続特急のまとめ抜きとし、千歳烏山まで2分短縮している。各停は八幡山から先のスジを変えてないので、新宿から仙川、つつじが丘も2分短縮だ。また、待避駅を桜上水から八幡山に変更しているので、新宿から上北沢、八幡山も2分短縮となっている。

夕方上りは、京王八王子発17時10分の特急を準特急に格下げ、代わりに32分の北野で準特急接続を特急にしている。相模原線からの特急4本については、下り同様全て準特急に格下げ、その代わり、京王八王子発18時台、19時台の準特急3本を特急に格上げ、18時03分から19時23分までは18時53分の準特急以外全て特急になっている。

相模原線からの17時台~19時台までの快速本八幡行は、すべて区急に格上げ、八幡山と下高井戸は通過となる。改正前の調布発18時09分は笹塚まで29分もかかっていたからな。18時代の仙川での運転間隔を平準化させるにはいいのではないかと。改正前の快速本八幡行は若葉台で急行や準特急に追い抜かれていたが、改正後の区急本八幡行は多摩センターでの緩急結合になっている。上りの若葉台退避は20時台までなくなっている。快速つつじヶ丘行については改正後も変わりない。

都営線からの区急高尾山口行は橋本行や多摩センター行に変更、代わりに新宿発各停橋本行を高尾山口行にしている。改正前の各停は17時台橋2高4、18時台橋6、19時台橋3高3、合計橋11高7だったが、今回の改正では17時台橋1高5、18時台橋2高4、19時台橋2高4の合計橋5、高13となっている。高尾山口行きが足りない18時台、19時台は調布発12分、54分の各停を設定している。調布での接続パターンを見ると、特八-急橋、準八→特橋-区高となっていたのが、特八-準橋か急橋になっている。


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