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しーさるの鉄日記

郡山の鉄道ジオラマと磐越西線

郡山着10時31分、次の列車への接続時間が40分以上あったので、西口の仙台寄りの高層ビル『ビッグアイ』ふれあい科学館にあるNゲージジオラマへ向かった。Nゲージジオラマは入場無料の22階展望ロビーにあり、地上96mという日本一高い場所にある展示用の鉄道模型ジオラマだと思われる。また、展望ロビーからは下を通過する模型のような新幹線を望むことができる。新幹線が近くを走っていても、大宮のてっぱくや糸魚川駅高架下のジオパルではこの感覚を味わうことはできない。

ジオラマの広さは40平方メートルで糸魚川駅のジオパルにあるものとほぼ同じである。一番左が明治時代の秋をイメージ、1887年から1900年までの初代駅舎の前に、1891年から1914年まで営業していた三春馬車鉄道、1882年に運用開始となった安積疏水がある。真ん中が長く昭和時代の冬をイメージ、1913年から1951年までの洋風木造の三代目駅舎の近くに仙台鉄道局郡山工場、1930年に建てられた県合同庁舎がある。一番右が、現在の春をイメージ、1980年に改築された現在の駅舎の近くにビッグアイがあり、奥の方には1990年に野外音楽堂が建てられた開成山総合運動場や開成山大神宮がある。ジオラマの裏には、ジオラマ内のSL車両を運転台で操作できる運転シミュレーターがある。1回5分で200円かかる。その隣には郡山に関係する鉄道の歴史を解説するウォールミュージアムがあり、郡山を通った歴代の鉄道車両と全国の特急車両のNゲージも展示している。新幹線の地図は九州新幹線が新八代から鹿児島中央まで開業していて、東北新幹線が八戸までだから、2004年頃、つまりオープンの3年後のものだと思われる。11時から鉄道ジオラマショーがあったが、それを見ていたら磐越西線に座れないどころが乗り遅れてしまうので、10時50分にエレベーターに乗って駅へ向かった。

ふれあい科学館から5分でホームに到着、2両運用だったが発車の20分前の10時55分にボックスを1人で確保できた。ところ、東京からの『やまびこ』盛岡行が58分に着いたためか、11時15分に席が全て埋まる状況に、11時05分到着の臨時『やまびこ』からの乗り継ぎ客は座れなかった。ちなみにバスは11時10分発で、列車の5分前に出発して、鶴ヶ城まで直通する。ホームでは子供の構内アナウンス経験をやっていたようだが、流暢で気付かなかった。

郡山発11時15分、通路まで人で埋まるくらいの利用率だ。喜久田で外国人の団体が降りて、通路付近が空いた。喜久田では上り普通が遅延したため、発車が2分遅れた。磐梯熱海着11時33分、自分の乗った先頭車で4人降りた。磐梯熱海の手前の安子ヶ島は277mと郡山との標高差は50mだが、磐梯熱海では313mまで昇ってくる。1997年までスイッチバック駅の標高は423m、5.4キロで110mも上ってきた。さらに500m近くまで昇って、延長935mの沼上トンネルを23.8‰の上り勾配で通過して猪苗代市に入る。トンネルを出ると、すぐに沼上信号所がある。中山宿も上戸も棒線なので、朝時間帯にこの信号所で普通列車の交換が行われる。標高518mの上戸を出ると、猪苗代湖北側の盆地を走るようになる。天気はよく、残雪残る磐梯山がよく見えた。

猪苗代には11時58分到着、数人降りたが、立ち客は多かった。猪苗代では快速と交換した。逆に下り快速は上り普通と交換する。標高530mの翁島を出ると磐梯町に入り、S字カーブを降りていく。そのS字カーブの真ん中に更科信号所がある。翁島も更科信号所も定期列車同士の交換はない。磐梯町の標高は396mと10キロで130m降りてきた。さらにS字カーブが連続、次の東長原の標高は275mと安子ヶ島と変わらない。6キロで120m降りたから平均20‰ということになる。東長原を出ると、左にカーブして、会津盆地を南下、標高220mの広田で上り普通と交換した。会津若松着12時31分、標高は213mと郡山より少し低い。翁島からは300m以上降りてきてことになる。2分遅れはいつの間にか回復していた。

会津若松駅からはバスで鶴ヶ城の桜を見に行くことにした。駅の中を少し見てから12時50分から並んだのだけど、13時00分の『ハイカラさん』バスは中々来なかった。バスが来たのは13時15分、長蛇の列だったが、ギリギリで座ることができた。待ちながら、バスロケーションシステムを見て位置を確認しておくべきだった。バスは、七日町駅前や野口英世青春館前を遠回り、20分以上乗っても鶴ヶ城は遠かった。このまま鶴ヶ城まで乗ったら、予定の14時33分の列車に間に合わないと、13時45分に会津若松市役所前バス停で降りた。鶴ヶ城まであと1キロでダイヤ通りなら数分で着くのだけど、市役所前まで17分のところを30分近くかかり、この先も渋滞していたので鶴ヶ城に行くのを諦めた。バスを待たずに40分近く歩けば13時30分には鶴ヶ城に着いたようだけど、往復1時間半歩いても桜を見る時間を短くなりそうだ。

せっかくなので、1927年に建てられた市役所庁舎へ、古い庁舎の裏には新しい庁舎が建てられ、GW明けから供用を開始する。会津若松駅へ向かう途中、興徳寺に寄り道して桜を見ることに。たまたま立ち寄ったお寺だが、伊達政宗が会津支配の仮政庁をおいたり、豊臣秀吉が奥羽仕置の御座所とした有名な寺だった。昔は大きかったが戊辰戦争で建物が消失した。郵便局前から運よく14時03分の『あかべぇ』に乗ることができ、14時08分に会津若松駅に戻ってきた。列車まで時間があったので立ち食いそば屋で喜多方ラーメン風の、チャーシューとメンマの入ったソバを食べた。

14時28分、SATONOの回送が会津若松駅の1番線に入線してきた。てっきり喜多方駅の3番線に留置すると思ったが、跨線橋を使わないように喜多方駅の1番線で発着、そのまま留置すると交換ができなくなるので、わざわざ会津若松の留置線に回送しているのだ。SATONOは喜多方で撮影する予定だったが、この回送を撮影したことで、会津若松でその目的を達成することができた。当初は乗るつもりでいたが、1週間前では指定席の確保はできなかった。「リゾートあすなろ」時代に大湊線の駅巡りの時に乗ったのだから、乗れなくても構わなかったけど。SATONOの回送は14時49分に会津若松を出て喜多方着15時05分頃、15時32分に営業列車として折り返す。


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