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しーさるの鉄日記

JRの夏臨時(西日本編)


JRグループの夏の臨時列車、西日本エリアから目立った列車を山陰地方を中心に何本か。

●寝台特急『サンライズ出雲93号』:285系7両編成(9/21運転)
京都2214→出雲市920 停車駅:京都、大阪、三ノ宮、姫路、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道、出雲市

初の関西発サンライズ、関西地方と山陰地方を結ぶ夜行は、2004年に急行『だいせん』が廃止となって以来、14年ぶりの復活となる。ルート的には『ムーンライト八重垣』なのだが、これも『だいせん』が消える2ヶ月前に臨時の設定を取りやめた。

京都から出雲市までの所要時間は11時間強、8時間半の急行『だいせん』、8時間20分の『ムーンライト八重垣』より時間がかかっている。姫路から米子間の乗車でも『サンライズ』に長く乗れるようにするためだ。JR神戸線内が新快速に続行するため姫路着は2348、ここで54分の時間調整を行う。そのため、京都を35分後に出る新快速でも十分追いつくことができる。

姫路を042に出た後は米子に747に着くまで客扱いなし。岡山に2時前に着いて、5時過ぎまで3時間の時間調整を行うというところか。新見以北では、足立で『やくも2号』、黒坂で『やくも4号』と普通列車、岸本で『やくも6号』と交換すると予想してみる。米子着は747、ここで30分の長時間停車となるので、吾左衛門鮓などで朝食の調達が可能だ。30分停車の間に『スーパーまつかぜ1号』を先行させる。
玉造温泉では『やくも10号』と交換するもののすぐに発車、宍道では普通列車と『スーパーまつかぜ6号』と交換するので9分停車する。宍道では『奥出雲おろち号』に接続する普通に12分で接続する。出雲市着は920、38分後には東京からの定期『サンライズ出雲』、50分後には朝一番の『みずほ』から接続を受けた『やくも1号』が到着する。浜田方面へは快速アクアライナーが25分接続、一畑電車へは36分接続となる。

久々に近畿圏から山陰方面への夜行列車が復活したわけだが、今回の状況によっては117系改造の長距離列車も同じスジで走らせるかもしれない。そう考えると、臨時サンライズを広島・山口方面へ設定してもおかしくないのだけど。10年前までは下関発着の『サンライズゆめ』があったのだけどね。


●特急『大山』:キハ189系3両編成(7月~9月の土日祝運転、但し8/11、12は除く)
鳥取1242→米子1411 米子1020→鳥取1155 米子1746→鳥取1906 停車駅:鳥取、倉吉、米子

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山陰DCに合わせた鳥取から米子間の臨時特急『大山』、鳥取行は午前中と夜の2本設定されるが、米子行は午後の1本だけの設定となる。よって鳥取から米子までの回送が設定されることになる。所要時間は1号が89分、2号が95分、4号が80分、臨時とあって1時間強の定期特急よりはだいぶ遅い。1号と2号は夜の快速よりも遅い。運転頻度が高いからそれなりの時刻変更はあるだろうけど、それでも単線で限界のダイヤだからな。

1号は、鳥取発1215の快速と1337の特急の間に設定、臨時なので鳥取で接続を受ける列車はないが、砂丘から来るバスから20分で接続する。米子では7分で特急『やくも』に、20分で境港線に接続する。後続の『スーパーおき』からと境港線に接続しない。

2号は、米子発950の特急と1049の快速の間に設定される。米子では出雲市発839の普通から15分接続、境港発925の普通から9分接続を受ける。鳥取までに特急2本、快速1本、普通4本と交換するため、3本の中で一番時間がかかる。鳥取では城崎温泉行に24分、津山方面接続智頭行に3分で接続する。

4号は、米子発1711の特急と1800の快速の間に設定される。米子では出雲市発1547の普通から17分接続を受ける。『大山』の中で一番早いものの、後続の快速とは12分しか変わらない。『大山』が鳥取に着いてからすぐに上郡行最終が発車となるが、ホーム上接続でないと乗り換えはできない。接続をとるか気になるところだ。


●『城崎・天橋立ダイレクト』:『天空の城竹田城跡』号またはキハ40・41形1両編成(7/15~8/26の日祝運転)
城崎温泉952→天橋立1120 天橋立1500→城崎温泉1641 停車駅:城崎温泉、豊岡、天橋立(天橋立行は久美浜、夕日ヶ浦木津温泉にも停車)

『タンゴディスカバリー』が城崎温泉乗り入れを取りやめて以来、10年ぶりに城崎温泉と天橋立を直通する列車が設定されることに。豊岡スルー列車は、『くみはまライナー』が去年春まで運転されていたけど、名前の通り久美浜折り返しで、その先は行けなかったからな。

城崎温泉宿泊で天橋立を観光するというのは王道ルートだ。一昨年のシルバーウィークにクルマでこのルートを巡ったのだけど、峰山や与謝野の辺りで渋滞に巻き込まれて2時間くらいかかった記憶がある。それどころが、天橋立周辺の駐車場が満杯だった。宮津に駐車して、そこから船で天橋立へ行ったのだけど。それでも、鉄道という手段を考えなかったのは、運賃の高さと本数の少なさがあるからな。

天橋立行については、『くみはまライナー』のスジを踏襲、久美浜で3分の交換待ち停車をした後、網野でも交換待ちの運転停車を行なう。交換のタイミングがよく、久美浜、夕日ヶ浦木津温泉にしか停車しないので、定期列車との所要時間差はほとんどない。天橋立では40分で西舞鶴行『あかまつ』に接続する。一方、城崎温泉行は天橋立発1500、『あかまつ』からは9分のタッチ差で接続しない。与謝野と網野で交換による運転停車、網野での運転停車は13分と長いものになる。豊岡着は1622、豊岡発1616の上り定期普通があるけど、久美浜まで交換ができないから網野まで7分繰り下げるのではないかと、それと久美浜で交換する下り定期普通も7分繰下げと。城崎温泉では、浜坂行へ35分接続となる。
使用車両は『天空の城竹田城跡』号用のキハ40改造車、窓を向く展望シートは海側となり、座りながら海の景色を楽しむことができる。といっても海が見えるのは天橋立に着く前の数分ぐらいだが。キハ40改造車が『城崎・天橋立ダイレクト』に充当されるため、城崎温泉と寺前を結ぶ『天空の城竹田城跡』号については7月、8月の運転を取りやめ、9月の3連休などの運転となる。

なお、臨時ではないが、8/24、26には大阪~出雲市間で夜行列車『サロンカー大社』、9/29、30には大阪~鳥取間で客車列車『白兎』が団体貸切として運転される。余部橋梁は『白兎』を撮影する鉄道ファンで賑わいそうだ。

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