坂町側から攻めるために朝一番の『とき』で新潟へ向かった。
在来線の新潟駅は今年の4月15日からほとんどが高架ホームとなった。在来線の高架ホームは片面が島式を挟む3面4線、新幹線に乗り換え専用ホームが新設され、一番南側の5番線と改札を介して同レベルになっている。そのため、『いなほ』に接続する『とき』はまず11番線側のドア扱いを行い、しばらくしてから乗り換えホーム側のドア扱いをおこなう。関西民鉄さながらの両側ドア扱いは新幹線はもちろん初めて、JR東日本でもレアケースかもしれない。
改札は『いなほ』でいうと編成のほぼ両端、新幹線でいうと2号車と7号車、『いなほ』はグリーン車の前だが、新幹線のグリーン車からは少し離れる。『いなほ』は全列車5番線から発着、それに接続する『とき』は基本的に11番線から発着するが、『いなほ7号』と『いなほ10号』は接続相手が『MAXとき』の16両で12番線発着なので階段を介しての乗り換えとなる。これは、E4がE7に置き換われば、解消されるだろう。また、新潟着17時22分の白新線、19時26着のしらゆき7号は、11番線に停車中の『とき』に接続するようだが、乗り換えホームを使えるかどうかは定かでない。
米坂線へ直通する『べにばな』は2番線からの発車、2番線へは階段しかなく、1番線が工事中なのでホーム幅も狭い。夕ラッシュ時の越後線とか混乱しそうだし、2番線発車のしらゆき6号はサービスダウンになるだろう。
『べにばな』の乗車率は思ったより高く2両合わせて50人近くが乗車、坂町までに降りたのは20人行かないくらいで、手ノ子で降りる時の乗客数を数えたら30人ぐらいいた。新潟と山形の都市間需要があるのだろうか。『べにばな』は、坂町までは豊栄、新発田、中条と特急と同じ停車駅、交換待ちで停車することはあっても待たされることはなかった。最高速度は90キロを少し越えるくらいだけど、快速だからそんなものか。
10時45分に手ノ子に着いて、米坂線の駅降りを開始した。数字は坂町からの駅数。
9手ノ子ー6羽前松岡(歩) 7伊佐領ー5小国ー1越後大島(歩)2越後下関ー4越後金丸ー3越後片貝
坂町を出た米坂線は右カーブで羽越本線から分岐する。しばらく走ったところに花立駅があったが、1995年に廃止となった。
越後大島は米沢方面に向かって左片面、駅舎は2006年に建て替えられた黒くて小さいものだ。ホームと逆側にも線路があるものの、使われておらず雑草が生い茂っている。
越後下関は左側ホームに駅舎のある相対式、駅舎のある米沢方面ホームは坂町寄りにずれているので、跨線橋はその米沢寄りにある。また、米沢寄りでは荷下ろし場跡に向けて横取り線が分岐している。駅舎は新潟地区独特の平屋コンクリート、越後須原などと同じく出入り口にガラス壁がある。委託駅で営業時間は6時45分から18時20分、ただしワンマン列車は全てのドアを扱わず、運賃の受け取りは運転手が行う。駅周辺は関川村の中心地、村役場も近く、米沢街道沿いには古くからの家が何軒かある。また関川温泉の玄関口で、駅から歩いて10分くらいのところに道の駅や日帰り温泉がある、。米坂線は関川の町を中を抜けると、山の方へ入っていく。
越後片貝は左片面、ホームと逆側にも線路があるが、使われておらず草が生い茂っている。駅舎は大きく、丸が谷地区ふるさと会館という地域の施設が入居、その下は空洞になっているが、駐車場ではなさそうだった。国道が目の前を通り、民家もそこそこあった。
越後金丸も左片面、以前は相対式だったが、2年前に坂町方面線路が使われなくなった。跨線橋は最近撤去されたが、立て掛けの駅名標は使われなくなったホームに残っている。また線路も残っている。駅舎は2階建ての大きなものだが、使われているのはその一部だけのようだ。駅前は国道が通っているだけで、その向こうは川、周辺の民家はほとんどない。
越後金丸を出ると、新潟県から山形県に入る。その途中に玉川口駅があったが、平成7年に廃止された。
小国は右側が片面の2面3線、島式の米沢方面が坂町寄りにずれているので、跨線橋の位置もそちら側になる。駅舎側1番線は坂町方面、2番線は米沢方面で、錆取りのためか8時23分発の米沢行が3番線を使う。坂町寄りでは1番線から横取線が分岐、米沢寄りでは3番線から横取線が分岐して、その途中からさらに分岐している。有人駅で7時15分から19時まで窓口業務を行っているので、ワンマン列車でも全てのドアを扱う。また、熊の剥製も置いてある有熊駅だったりする。駅舎は開業当初からの赤い屋根の大きいもので、東北の駅百選にも指定された。
羽前松岡は右片面、ホーム中ほどに小さい待合室駅舎がある。昭和11年に作られたとのことだから、開業して間もない頃の駅舎だろう。小さい駅舎からは国道の方へ向け、狭くて緩い下り坂が続いている。
伊佐領は左片面、ほぼ米沢寄りに平成5年に建て替えられた山小屋風の駅舎がある。米沢寄りから横取線が分岐しているものの、使われておらず草が生い茂っていた。駅舎は集落側を向いており、国道はその逆側を通っている。
手ノ子については次のブログで。
米坂線の新潟県内の駅を全駅訪れたことで、新潟県内全駅の駅降りが終了した。
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