見出し画像

しーさるの鉄日記

JR四国2022ダイヤ改正(特急うずしお)

JR四国の2022年春のダイヤ改正、特急『うずしお』については、16.5往復のうち、6往復は停車駅を見直すことになった。在来線特急の停車駅見直しは、ここ最近では『ひたち』や『あずさ』で行なったけど、首都圏以外では珍しくなっている。


まず、駅視点で見てみる。屋島は上りで10~13時台まで停車列車がなかったのが2本とも停車して、通過するのは1往復だけとなった。ほとんどが停車するのに、午前上りだけ2本続けて通過という謎ダイヤだったからな。オレンジタウンは6時台下りが停車する代わりに、15時台下り、11時台上りが通過となっている。このことで8時台~18時台に停車する『うずしお』は消滅した。引田は13時台下り、11時台上り、14時台上りが新たに停車、このことで通過するのは、12時台の下り速達、8時台の上り、17時台の上り速達の3本だけとなり、屋島に次いで停車列車が多くなる。なお、速達『うずしお』2本には三本松で普通を介することで乗り継ぐことができる。

池谷には、鳴門線接続の兼ね合いなのか、下りは15時台、17時台、上りは10時台、13時台、16時台を新たに停車させている。このことで、通過するのは下りは7時台、13時近くの速達型、19時台、23時台、上りは19時台、20時台に連続通過となった。下り19時台は池谷以外の『うずしお』停車駅に停車するイレギュラーなタイプだ。
勝瑞は22時台に上下1本が新たに停車する一方、下り15時台、上り10時台が通過となった。このことで下りは10時台から16時台まですべての『うずしお』が通過、上りも9時台から18時台まで停車するのは13時台だけになった。ただ、先述したように、通過となるデータイム時間帯においては、鳴門線直通が池谷において12分で接続するようになったので、乗り換えが必要なものの改正前よりは便利になっている。最終高松行『うずしお』が停車するようになったため、高松への最終は1時間近く繰り下がる。

次に列車視点で見てみる。なお、ここでの『うずしお』の標準停車駅は高松、栗林、屋島、志度、三本松、引田、板野、池谷、徳島と定義する。この標準タイプは、改正前は4往復だったが、改正後は下り6本、上り5本に増やしている。それでも全体の1/3で、残りは屋島、引田、池谷(下りのみ)を通過する速達タイプ、朝夜を中心にあるオレンジタウン、讃岐津田、讃岐白鳥も停車するタイプ、池谷の代わりに勝瑞に停車するタイプ、池谷、勝瑞に停車するタイプがあり。特急停車駅全てに停車するのも下り2本、上り2本あり、池谷以外の特急停車駅に停車するのも夜下りに2本ある。

下りは17本中6本の停車駅を変更している。高松発6時12分は、6時10分に繰り上げ、オレンジタウン停車に、改正前は6時11分の普通からの三本松乗り継ぎだったが、改正後は33分の『うずしお』で直接徳島方面へ行ける。オレンジタウン停車で讃岐津田通過となるのはこの1本だけだ。高松発13時10分は引田に停車して標準停車駅となっている。引田から先は1分繰り下がる。

高松発14時10分は勝瑞通過、池谷停車で標準停車駅となった。勝瑞へは鳴門線からの列車に乗り換えることになる。15時10分はオレンジタウン通過で讃岐津田から先で3分前後繰り上げる。16時10分は勝瑞だけでなく池谷も停車するように。板野での停車時間も3分拡大したため、所要時間は4分増、徳島着を2分繰り下げる。高松発21時21分は、池谷だけでなく勝瑞も停車するように、池谷で普通まで30分待つ必要もなくなった。板野での停車時間を4分から6分に拡大、徳島着は4分繰り下がる。

上りは16本中6本の停車駅を変更している。徳島発10時23分はオレンジタウンに停車するのに屋島を通過する変わった停車パターンだったが、屋島だけでなく池谷も停車に、代わりにオレンジタウンだけでなく、勝瑞も通過して、標準停車駅に讃岐津田を加えたタイプとなった。

徳島発11時32分の速達型は、停車駅に引田、屋島を加えて、標準停車駅タイプに変更、特急の時刻もパターンダイヤとなってので、徳島発を11時23分に繰り上げる。このことで27分着の徳島線からは接続しなくなり、佐古~徳島間ですれ違うことになる。『うずしお』を佐古に特別停車させても良さそうだけど、需要はないのだろうか。時刻が変わったためか、讃岐相生で新たに4分の運転停車、さらに志度で速達下りと3分の交換待ちとなった。2駅増停車分も含めて所要時間は10分増、高松着は1分繰り下げとなった。

徳島発13時23分は、池谷に停車するように、標準停車駅に勝瑞を加えたパターンとなった。徳島発をパター化で1分繰り上げただけだが、下り『うずしお』との交換を讃岐相生での4分の運転停車を引田に変更したため、高松着は14時33分だったのが14時30分に繰り上げとなっている。徳島発14時27分もパターン化で23分に繰り上げ、停車駅に引田を加え、標準停車駅+讃岐津田という10時23分発と同じパターンになった。引田から先は数分の繰り上げ、高松着は1分だけの繰り上げとなった。
徳島発16時46分の速達型岡山行は、16時45分に繰り上げたため、池谷に停車するようになっても、その先のスジは改正前と変わらない。上り最終の徳島発22時02分は勝瑞停車によるタイムロスを讃岐津田までに回復させている。

停車駅を変更した『うずしお』以外にも、時刻変更を行った『うずしお』がある。特にデータイムの徳島発をパターン化や、引田、池谷の増停車による、県境区間の交換待ちの見直しは影響している。高松発11時05分は11時10分に繰り下げる。このことで07分着の予讃線普通から新たに接続させる。屋島での3分停車で引田までは6分の繰り下げとなるが、阿波大宮までの交換待ちを見直し、徳島着は1分繰り上げ、4分の時間短縮となる。それ以外にも交換の見直しなどで数分の時間短縮で、徳島着を3分前後繰り上げている列車がデータイムの一部『うずしお』にある。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事