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しーさるの鉄日記

JR四国2022春改正(予讃線)

JR四国の2022年春のダイヤ改正、予讃線関係は以下の通り。

●岡山発22時00分の『しおかぜ』と、それに連結する高松発22時20分の『いしづち』を松山行だったのを伊予西条行に短縮変更する。
●松山発21時41分の『いしづち』を高松行から新居浜行に短縮変更する。
●伊予西条発6時43分の『モーニングEXP高松』、新居浜発5時54分の『モーニングEXP松山』を日曜休日も運転とする。

●高松発16時55分の琴平行を多度津発に短縮変更して、予讃線での運転を取りやめる。
●高松発17時56分の観音寺行、観音寺発19時23分の高松行を土休日運休とする。
●深夜時間帯の『マリンライナー』1往復を廃止に、1往復を鬼無・国分通過とする。
●高松での岡山方面、宇和島での予土線において、最終列車の見直しを行う。

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JR四国のダイヤ改正、予讃線では前回に続いて、特急の最終繰り上げなどの見直しを行うことになった。

下り『しおかぜ』『いしづち』については、前回の2021年改正では高松~伊予西条間の最終を50分以上繰り上げたが、今回の改正ではその先の松山までの最終を松山行から伊予西条行に短縮変更することで、80分ほど繰り上げる。伊予西条から先は、岡山発20時39分の『しおかぜ』、高松発20時59分の『いしづち』が最終となり、1時間20分ほどの繰り上げとなった。1988年の瀬戸大橋開通時点では岡山発20時01分が最終だったが、1993年に伊予市までの電化に伴い8000系が投入され、岡山発21時54分が最終となった。伊予西条から先は、それ以来初めての最終繰り上げに、岡山発21時39分の『南風』より1時間早くなった。

岡山22時00分の『しおかぜ』は、新大阪発21時02分の『のぞみ』から接続していたが、岡山発20時39分への繰り上げで、新大阪発19時40分の『のぞみ』からの接続になった。このことで伊丹発20時15分の松山行最終ANA便と最終の時間が変わらなくなった。新神戸発も19時54分となり、三ノ宮駅発19時50分の今治行高速バスと変わらなくなる。といっても、新居浜時点で1時間、今治着は1時間50分遅くなるわけだが。今治へは福山から『しまなみライナー』を使った方が10分早くなるだけでなく、1000円安くつく。

下りだけでなく、上り最終の松山発21時41分の『いしづち』も高松行だったのを新居浜行に変更する。このことで新居浜から先の最終は松山発20時36分の『いしづち』となり、伊予西条から先、川之江、高松方面への最終は松山発20時36分となり、65分繰り上がる。こちらも前回の改正では23時06分の『ミッドナイトExp松山』を廃止することで、新居浜までの最終を繰り上げたが、今回の改正では新居浜から先を繰り上げている。1993年の伊予市電化時は松山発21時15分が最終だったが、2003年改正時に時刻を繰り下げ、改正前の時刻となっていた。新居浜から先が廃止になることで、最終『マリンライナー』への接続もなくなった。それ以前にその最終『マリンライナー』もなくなったわけだが。高松行『いしづち』の松山発は21時41分だったが、改正後の新居浜行『いしづち』の松山発は9分繰り下げの21時50分となる。それでも前回改正以前よりは76分の繰り上げだ。

深夜の特急を短縮した分、休日運休だった朝の『モーニングEXP高松』『モーニングEXP松山』は毎日運転となっている。部分廃止による車両の滞泊の兼ね合いで、毎日運転にせざるを得なかったのだろう。『モーニングEXP高松』は伊予西条で6時03分から7時12分まで空いているとことに6時43分発で設定、伊予西条で今治発普通から、詫間で観音寺発普通から接続して、多度津で『南風』に、高松で『うずしお』に接続する。『モーニングEXP松山』の乗ると、松山着7時58分が7時09分に繰り上がり、今治以東からの各駅からだと一番早く松山に着く。

高松発は夕方以降に変更がある。まず、高松発16時55分の琴平行を廃止する。3分前に発車する観音寺行があるから利用率が悪かったのだろう。鴨川で『サンポート南風リレー』から接続するものの、乗り換える客は八十場利用者だけだし。リリースでは高松~多度津間を区間廃止して、多度津~琴平間を残す言い回しに見えるが、実際は次の高松発17時24分の多度津行を琴平行に延長させる形だ。

高松発17時56分の快速『サンポート』は土休日運休となる。多度津までは17時58分の普通琴平行がフォローするが、その先は1時間開くことになる。この『サンポート』は終点の観音寺で松山行最終に乗り換えられるが、土休日はそれができなくなり、『四国再発見早トクきっぷ』での移動が微妙に不便になる。高松からだと17時13分の快速『サンポート』で乗るだけで十分だけど、高知からだとどこかで課金して特急を使わなければならない。折り返しの観音寺発19時23分も土休日運休に、観音寺~多度津間や坂出から先の快速通過駅では1時間以上開き、19時07分着の伊予西条発で観音寺に着いた場合、40分以上待たせれることになる。

次に、19時57分の普通観音寺行を20時13分の『サンポート南風リレー』に変更して『南風』に接続させる。また、20時16分の普通は、端岡で追い抜いていた28分の『しまんと』が廃止になったため、20時22分発に繰り下げる。このことで、香西、鬼無、国分、讃岐府中、八十場では70分近いタイムラグができる。データイムの倍はあるタイムラグだが、20時くらいは快速通過駅の通勤需要はないという判断なのだろうか。讃岐府中は19時54分の『サンポート』に乗って鴨川を2分で返せば28分早く着くのだけど、2キロ程度だったら自転車で十分なのかなと。

高松発22時25分の『マリンライナー』は27分発に繰り下げ、鬼無、国分通過とする。08分と34分に普通があるから、こんな夜遅くに通過したところでそんなに不便にならない。予讃線の最終である23時29分の『マリンライナー』は廃止することに、23時13分の普通多度津行を23時32分に繰り下げ、その分をフォローする。本州方面への最終は、高松発23時29分から22時27分へと1時間以上繰り上がった一方、『マリンライナー』通過駅である香西、讃岐府中、八十場への最終は19分繰り下がった形となった。

坂出発24時26分の『マリンライナー』は24時32分に繰り下げ、高松行最終とする。国分、鬼無は通過するので、高松着24時47分は24時51分に繰り下がる。坂出発25時01分の『マリンライナー』は廃止になり、高松への最終は29分繰り上がる。また、国分、鬼無への最終は25時01分だったのが23時29分へと1時間30分以上繰り上がる。接続する『のぞみ』は、新大阪発23時02分から21時50分に繰り上がるが、それでも十分に遅い。

松山から宇和島方面については、松山発13時02分の伊予灘線経由伊予大洲行を八幡浜行として延長、代わりに、それに接続する伊予市発13時35分の内子経由八幡浜行を伊予大洲行に短縮変更して、伊予灘線を経由してきた八幡浜行に接続させる。つまり、松山発伊予灘線経由伊予大洲行を伊予市で降りて、内子経由で先回りすれば、伊予大洲で同じ列車に乗り換えることが可能となる。
松山発15時46分の伊予灘線経由八幡浜行は伊予市発16時12分に短縮変更、代わりにそれに接続していた伊予市発16時08分の内子経由伊予大洲行を松山発15時46分とした。下灘の夕日を見るには伊予市で乗り換えることになる。

松山発18時05分の伊予西条行は18時10分に繰り下げ、三津浜で10分停車して15分繰り下げとする。伊予北条では22分繰り下げ、浅海で27分繰り下げとなるが、伊予亀岡での17分停車、今治での11分停車を見直し、その先の時刻は改正前と変わらない。今治行最終は、松山発22時06分だったのを22時20分に繰り下げる。伊予北条での6分停車を見直し9分繰り下げに、今治まで72分かかったのを68分に短縮する。

予土線では最終列車を20分ほど繰り上げる。宇和島発21時21分の近永行最終は21時00分発に繰り上げる。20時58分着の『宇和海』からの接続に余裕がなくなるけど、対面接続でもさせるのだろうか。
江川崎発20時51分の最終も20時28分に繰り上げ、宇和島着も22時00分だったのが21時36分に繰り上がる。このことで北宇和島において八幡浜行最終に対面接続するようになる。宇和島行最終の繰り上げに伴い、伊予宮野下で交換していた江川崎行最終との交換は近永に変更、江川崎行最終は近永から先で4分繰り下げる。

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