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しーさるの鉄日記

JR四国2022春改正(高徳線、鳴門線)

JR四国の2022年春のダイヤ改正、高徳線と鳴門線の改正概要は以下の通り。

●データイムの、高徳線の徳島~板野間と鳴門線にパターンダイヤを導入する。それに伴い、池谷~鳴門間の列車1往復を徳島まで乗り入れさせる。

●高松発10時02分の徳島行、徳島発10時02分と20時46分の高松行を板野~引田間で廃止する。また、高松発12時53分の徳島行、徳島発13時05分の高松行については、引田~徳島間で廃止する。

●徳島発21時18分の板野行を廃止する。


JR四国のダイヤ改正、高徳線では徳島口でデータイムのパターンダイヤ化をおこなうことになった。JR四国では、2019年3月改正で牟岐線の徳島~阿南間で4往復増発すると同時に30分ヘッド化、最大48分のタイムラグをなくした。その結果、前年比で1.4%だけだが増加した。2年後の2021年3月改正では徳島線の徳島~穴吹間をパターンダイヤに、そして今回の改正では高徳線の徳島~板野間及び鳴門線でパターンダイヤ化を図り、徳島周辺は完璧なパターンダイヤとなった。単線区間しかない徳島周辺はパターンダイヤにした方がメリットあるからな。

徳島発を見ると、10時30分発から15時30分発まで00分鳴門行、30分板野方面となっている。ただし13時台は板野方面への列車がなく、鳴門行が04分に繰り下げとなる。板野以南は40分前後の間隔が中心で、11時08分から12時17分まで最大69分のタイムラグが発生、改正後は13時04分から14時までの56分のタイムラグに縮小している。鳴門行も13時34分から14時57分まで83分あった最大間隔を64分に縮小したが、板野方面は13時05分が鳴門行に変わったため、12時30分から14時30分まで2時間開くことになった。そのため、鳴門と板野を結ぶバスに乗り換えた方が早く着くケースが出てくる。
阿南からの列車は11分、41分着なので徳島では19分接続、穴吹からの列車は佐古で10分接続となる。
『うずしお』の徳島発も24~28分、32分とばらけていたのが、8時代から15時代まで23分発で統一されることになる。半数が牟岐発を占める11分着の牟岐線は、12分で『うずしお』に接続することになる。鳴門線は池谷で交換して22分発、高松発『うずしお』から14~15分ほどで接続して、高松行『うずしお』に10~12分で接続することになる。

一方、鳴門発は、改正前は03分~16分とばらけているだけでなく、14時16分から15時55分まで1時間40分のタイムラグがあった。改正後は10時台から17時台まで、毎時03分発(13時台のみ01分発)で揃い、タイムラグは解消する。板野でもばらけていた普通の発車時刻を毎時26分で揃えることに、ただし10時台、14時台の設定がないから、最大2時間のタイムラグができる。2時間のタイムラグは改正前より大きい。池谷での徳島方面を見ると、鳴門線22分、高徳線40分で揃っているが、高徳線は10時台、14時台の設定がないので1時間開くことがある。鳴門線は勝瑞で『うずしお』と交換待ちをするために7分停車、後を走る高徳線との間隔は11分前後となり、運転間隔は偏る。11時台を除いて、鳴門線は佐古で徳島線にすぐに接続する。また、高徳線は阿南方面に6分ほどで接続する。

徳島口でパターン化している影響か、引田~板野間の県境区間の普通はデータイムを中心に運転本数を減らす。引田発徳島方面を見ると、改正前は704、820、1150、1419、1825、2002、2103、2232の8本あったのが、改正後は704、819、1300、1825、2010、2105、2233の7本に、午後にある4時間ほどのタイムラグは5時間25分に広がる。

板野発高松方面も614、631、725、1054、1346、1636、1907、2125の8本あったのが、618、631、725、1318、1635、1907の6本に、10時54分発がなくなることで午前中は6時間開くことになり、最終も2時間以上繰り上がる。ただし、21時台の徳島行に乗れば、池谷で高松行『うずしお』に乗り継ぐことはできる。13時46分発は、30分近く繰り上げたので、『うずしお』待避駅を板野から引田に変更、阿波大宮、讃岐相生からも『うずしお』に乗り継げるようになった。

本数は6.5往復になったとはいえ、4往復しかない予土線の窪川口や、5往復しかない大歩危~土佐山田間に比べれば、まだ多い方だ。引田からは鳴門方面への路線バスがあり、鳴門線に37分で接続しているし。

板野方面は、夜間時間帯も減便しており、徳島発21時18分の板野行を廃止する。池谷までは21時31分の鳴門行がフォローするが、板野方面へは20時51分から22時17分の最終まで開くことになる。

高徳線の徳島口でのパターン化は、高徳線の高松口でも影響が出てきて、データイムを中心に時刻を変更している。高松発を見ると、改正前は916が出ると、1002、1110、1158と出て、次が1253となっていたのが、改正後は1031、1121、1210となった。つまり、10時台が30分近い繰り下げ、以降も10分以上の繰り下げとなっている。10時台から11時台にかけての68分のタイムラグは解消したが、その前の時間に75分のタイムラグが発生した。10時台は、高松場面では29分繰り下げとなっているが、屋島での『うずしお』待避による9分停車などを解消し、八栗口では17分繰り下げに、讃岐津田での7分停車などを見直し、引田着は7分繰り下げる。高松から引田まで93分かかっていたのを71分に短縮させる。11時21分発の徳島行は時刻を繰り下げたため、岡山発速達『うずしお』と三本松で接続するようになり、本州方面から、三本松以南の各駅への利便性が向上した。12時10分の三本松行は、12時05分の岡山発速達『うずしお』と入れ替えることで栗林での待避を解消、屋島から先はオレンジタウン~鶴羽まで5分繰り下げになる以外は改正前と変わらない。

上りは下りのような30分も時刻を変える列車はなく、せいぜい10分くらいの時刻変更となっている。その時刻変更も、全区間ではなく部分的なものになっている。平日運転のオレンジタウン発8時58分は、屋島での8分停車を17分停車に拡大、高松着9時40分を9時49分に繰り下げる。このことで『マリンライナー』への接続時間は3分に縮小する。それ以外にも高松着10時57分を11時03分に繰り下げる。

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