しーさるの鉄日記

昼特きっぷ10月に見直し


JR西日本では、京阪神エリアに導入している『昼特きっぷ』を、10月1日をもって12枚綴りから6枚綴りに変更、発売額を見直し1枚あたりの金額を値上げする。
また、吹田、岸辺、向日町、桂川、灘~大阪や北新地発着の一部など14区間は、発売を終了する。

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このたび、綴り枚数などが見直されることになった『昼特きっぷ』、設定されたのは117系が新快速に充当されていた1983年からだから歴史は意外と深い。でも、30年前と今では、JR及び並行私鉄を取り巻く環境は大幅に変わっている。私鉄の優等列車は、途中停車駅が増えたことでこの頃より所要時間増、新快速との時間差は広がっている。このような状況下で、『昼特きっぷ』は私鉄との競合対策という意味合いが薄れ、非定期客が金券屋で買うのが当たり前になった。

京阪間は317円だったのが350円に値上げ。それでも560円の普通運賃に比較してだいぶ安い。阪急の梅田~京都河原町間は普通運賃が400円で、時差回数券が333円。つまり、今回の値上げで『昼特きっぷ』が阪急の時差回数券を上回ってしまった。そんなに差がないから、JRの客が阪急へ逃げるということはないと思うのだけどね。

値上げはしたといえ、6枚綴りになったので3人グループで往復すればその日のうちに使いきることが可能になった。でも、3人グループ以外だと現状通り金券屋を使うことになるのではないかと。

JR京都線では快速通過駅の一部での『昼特きっぷ』の販売見直し。この場合、近くの販売駅で『昼特きっぷ』を買うことになる。桂川の『昼特きっぷ』販売中止は、阪急の洛西口の利用客数に影響するのだろうか。

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