今日は18きっぷ最後の1枚を消化することに。この前の名古屋に行く時に使いきるつもりでいたのだが、根室本線で半日行動が取れなかった分、1枚余ってしまった。
上野発6時04分の常磐線で水戸へ。10両編成のためか、北千住で席の6割が埋まる利用率。新松戸までは100キロ程度だが南柏の手前で120キロ近くまで加速する。柏では高校生がどっと乗り込んできたが、取手で降りた。取手を過ぎるとボックス横のロングシートが空いてくる。
上野を出て60分、荒川沖でボックスを一人占めにできた。土浦を過ぎると、再び120キロ近くまで出すようになる。羽鳥から岩間や、内原から赤塚まではJRの普通列車としては最速の130キロで走行する。
水戸着8時丁度、上野を1時間後に出るひたち1号からは10数分差で逃げ切る。水戸ではホーム別の18分接続となるが、改札からは出ないで乗り継いだ。この列車を勝田まで延長すれば、先行の高萩行に追い付くが、水戸を15分で折り返すので、勝田まで運転する余裕はない。
水戸からはE501系10両の普通、ひたち1号の後の発車なので、乗り継ぎ客は数人ほど、そのうち1人は東海で降りた。10両のせいか、自分の乗った車両の利用客はずっと5人程度、途中の乗降は少なかったが、勿来を出ていわき市内に入ると乗ってくる客が増えてきた。
いわき着9時50分、次の草野駅は10時53分の列車を待たずに、10時30分のバスで向かうことにした。草野駅は木造駅舎だったが、去年取壊され、今春から新駅舎が供用開始となった。新しい駅舎は簡易的なもので、ホームから少し離れてスロープとともに設置、待合スペースとホーム側にベンチが設置されている。券売機はなく、乗車整理券発行機と簡易Suica改札機が設置されている。また、位置案内と時刻表を表示するディスプレイが設置されている。
10時58分の列車に乗って、次の四ツ倉駅で下車する。四ツ倉駅は、去年3月に海側の駅舎を改築、今年3月には山側の下りホームにも駅舎を新設して、駅舎は上下別々になった。その近くにエレベーター付きの上屋付き跨線橋が設置され、改札内の跨線橋は取り壊された。海側駅舎は竜宮造りの木造、アーチ状の入り口と白い漆喰壁が特徴、特徴的な上屋が駅舎の外まではみ出ている。委託駅で8時35分から16時55分まで職員が対応する。いわきから原ノ町間において、特急停車駅である広野、富岡、大野、双葉が無人駅で、特急通過駅の四ツ倉、竜田に職員がいるという妙な現象が発生していることになる。山側ホームの向こう側は電留線2本に雑草が生えている状態だったが、それらは撤去され、ほぼ岩沼寄りに新しい簡易駅舎が設置された。簡易駅舎は灰色の壁に入り口にガラス戸、乗車整理券発行機と簡易Suica改札機が設置されている。駅舎の新設に伴い、駅前広場を新設、タクシー乗り場と、一般車3台分の送迎スペースが整備された。広場周辺は新しめの住宅が建っている。
四ツ倉を34分で折り返し、11時36分に発車、いわきでは4分接続だがホーム別の乗り換えとなる。植田着12時09分、扇屋といううどん屋で昼食となる。会社の人に教えてもらった店だ。植田発13時17分のいわき行で折り返し、湯本駅へ向かう。湯本駅には、テレワーク用の有料個室オフィスが新設されたものの、2階席の奥の方が使いよさそうだった。
スパリゾートハワイアンズでひと風呂浴びた後、湯本発17時03分のE531系普通で山側のボックスシートを独占、暗くなっていく常陸路の車窓を眺める。何度も普通列車で行き来すると駅名も覚えてくる。東海で『ひたち』に追い抜かれ、水戸ではホーム別の6分接続、水郡線からの客が来る前にボックスを独り占めにする。
水戸発18時38分、土浦では併合しながら『ときわ』の待避、土浦からの客はガラ空きの増結編成に流れるが、荒川沖以降からの客は流れずに基本編成にも乗り込む。柏で一気に混雑し、松戸で二度目の『ひたち』待避、北千住には20時32分に着いた。湯本からは3時間30分、大阪や青森から帰ってくる感じなのだろう。