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しーさるの鉄日記

緊急事態宣言ダイヤ(西鉄編)


西鉄では、4月18日から5月10日までの土日祝の12日間、全国の鉄道で中では最大の規模の減便を行い、データイムを中心に運転本数を通常の半分以下に削減していた。

★天神大牟田線

特急を全て急行に格下げ、元からあった急行は朝夕以外運休、普通も通常の半分以下に本数を減らしている。また、早朝、深夜の運転も取りやめている。

朝の上り初電は福岡着6時16分、通常ダイヤだと5時47分だから29分遅い。筑紫発急行の急行は通常より11分遅い。筑紫以南からの初電は福岡着7時16分の柳川からの急行、大牟田からだと福岡着7時50分の急行になる。福岡着は、通常ダイヤの特急より1時間21分遅くなる。上り7時台~9時台までは急行と普通が14~16分毎に交互に走るようになる。特急と急行を合わせた本数は通常より多いが、8時台で11本あった普通は4本に削減される。下りは、7時台急4普3、8時台急3普5、9時台急3、普4となっている。

福岡天神発で、10時台から17時台までは、00急行大牟田行、15普通筑紫行、30急行花畑行、47普通花畑行の毎時4本だけになる。通常ダイヤでは特急大牟田2、急行花畑2、急行※小郡2、普通大善寺2、普通筑紫2、普通二日市2の12本となっているから、運転本数は67%減ということになる。(※二日市から各停、午前中は太宰府行なので、太宰府からは普通小郡行を運転)特急は急行小郡行と統合、普通大善寺行を廃止して、さらに半減させたダイヤとなっており、普通は筑紫以北では通常の1/3の毎時2本、筑紫~小郡と花畑~大善寺では通常の1/4の毎時1本、小郡~花畑及び大善寺以南では急行花畑、急行大牟田、普通花畑、甘木~大牟田間が毎時1本走り、通常の1/2となっている。

普通は、二日市で急行に接続するため、筑後行は18分、花畑行は15分、花畑発は17分停車する。西鉄久留米発を見ると、06普通花畑行、22急行花畑行、29普通大牟田行、52急行大牟田行になっており、急行大牟田行は柳川で普通大牟田行を追い抜く。下りでは急行花畑行の後を甘木からの普通大牟田行を追っているが、上りでは大牟田発甘木行が西鉄久留米で花畑発急行を待避する。

急行格下げで所要時間も大幅に増大しており、平常時の特急では福岡天神から大牟田まで64分かかっているのが、暫定ダイヤでの急行では88分になっている。ちなみに、JRの博多から大牟田までの所要時間は、鳥栖で快速接続は68分、普通接続は83分だ。大牟田行急行は途中停車する15駅のうち、10駅で2分ずつ停車する。すぐに発車するのは、薬院、下大利、朝倉街道、三国が丘、新栄町といった信号のない駅だけだ。

16時台、17時台になると、筑紫行の普通は花畑行となり、小郡~宮の陣間は通常と変わらなくなる。18時台からは、急行大牟田、普通筑紫、急行花畑、普通花畑が毎時2本の8本に、通常時の2/3の運転本数となる。普通花畑行は西鉄小郡で10分停車して急行小郡行と緩急接続をする。甘木からの大牟田行は、西鉄久留米で15分停車して、急行大牟田行と緩急接続する。この30分サイクルは短く、20時台からは急行と普通毎時2本ずつの運転となる。急行の半数は花畑行でなく西鉄柳川行である。

最終列車は、西鉄柳川以南大牟田方面の急行通過駅が20時00分の急行大牟田行、新栄町、大牟田が21時00分の急行大牟田行、大善寺、西鉄柳川と筑紫以南の急行通過駅が21時30分の急行西鉄柳川行、筑紫以南の急行停車駅が22時00分の急行花畑行、そして22時21分の普通筑紫行で全ての列車の運転が終了する。通常ダイヤなら、急行大牟田行が23時00分、花畑行が23時30分、筑紫行が23時48分だから、1時間半から2時間早いことになる。

ちなみに、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」については、5月29日から運転を再開したものの、4人テーブルは2人利用、2人テーブルは1人利用、車掌の車内接客は中止となっている。

★太宰府線

5時台の2往復は運休、始発は西鉄二日市発6時10分となる。西鉄二日市発8時54分から通常ダイヤ半減の30分毎で運転することに、24分、54分発で、福岡天神の急行からは3分接続、久留米方面の急行からは5分接続となる。太宰府は11分、41分発で、急行福岡天神行に5分、久留米方面急行には7分で接続している。本線に合わせて17時台後半から15分前後の運転間隔になるが、19時台後半から再び30分間隔に、最終は西鉄二日市発21時54分、太宰府発22時11分で2時間ほど早い。太宰府と疫病といえば、天満宮に献燈をする八朔の千燈明だが、9月1日とだいぶ先なので無事に行われる可能性が高いだろう。

★甘木線

早朝は、大牟田行3本、甘木行、本郷行を1本ずつ運休、始発は花畑発5時45分、甘木発6時36分となる。通常ダイヤだと、花畑発では5時31分と大差ないが、甘木発は5時37分と59分繰り上がる。朝時間帯は通常と変わらない約30分毎での運転だが、甘木発の半数は花畑行でなく西鉄久留米行となる。甘木発10時49分、宮の陣発10時00分から毎時1本の運転となる。宮の陣発17時47分から20時16分、甘木発18時31分から20時31分が通常と変わらない30分毎の運転、最終は宮の陣発21時01分、甘木発21時49分、通常ダイヤは宮の陣発が甘木行23時14分、北野行23時39分、甘木発23時05分だから、甘木発でも1時間16分、北野までに至っては2時間38分も早いことになる。ただ、甘木へ行くのだったら、21時37分の西鉄二日市で西鉄小郡に行って、甘木鉄道に乗り換えるという手段もある。

★貝塚線

データイムから夜にかけては本数を半減させ、約30分毎での運転となっていたが、他路線と違って初電、終電の運休は行っていない。地下鉄と一体化しているせいだろうか。そう考えると、天神大牟田線を西鉄二日市行を23時くらいまで運転させても良かったかもしれない。

貝塚発10時17分、西鉄新宮発10時58分から運休して、22時台まで約30分毎の運転となっている。運休対象列車の最終は、貝塚発23時15分、西鉄新宮発23時20分で、40分のタイムラグが発生している。

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