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しーさるの鉄日記

駅降り行動(只見線、本名~会津中川他)


只見線の駅巡り2日目、今日は残り3駅を攻めることにした。

只見発7時11分の会津若松行に乗車、昨日巡った5駅を飛ばして、本名には7時56分に到着した。本名は右片面、出口はホーム中程の待合室横になる。昨日巡った5駅は全てホーム端に出口があるが、この駅だけイレギュラーな構造だ。金山町の中心から数キロという距離か、駅周辺の民家は他の駅より多く、郵便局もある。本名からは会津川口まで歩くことに、その途中、12年前の水害で会津若松寄りのプレートガーダー桁が流出した第五只見川橋梁を望むことができた。只見線の線路より少し遠回りして、トンネルを抜けると、金山町の街の中に入る。

会津川口駅のホームに入ると、本名で見送った会津若松行が停車していた。会津川口で45分停車している間に徒歩でも追いつくことができたのだ。川口高校への通学を見込んだダイヤだと思われ、小出行との交換も兼ねている。隣の会津中川も本名から歩くのと同じくらいの距離だから、会津川口で降りて、会津中川で降りた列車を待つということも可能だ。会津川口は島式、右側の駅舎とは小出寄りの構内踏切で結ばれている。駅舎との間には側線が2本、駅舎側の方は小出側で本線や保守車両基地に繋がっているが、もう一方は他の線路と繋がっておらず、構内踏切も看板で塞がれている。1987年に建てられた2階建てのの駅舎は、只見線で一番大きいもの、左側に農協、右側は郵便局が入居する。また、待合室の隣接してお土産物などを販売する『観光情報センター』があり、電動自転車のレンタルもできる。駅窓口営業時間は6時40分から16時までだが、11時20分から12時まで、13時10分から14時00分まで閉じる。みどりの窓口ではないので、『只見線満喫号』など、指定券の発券はできない。駅前広場はラインで仕切られた駐車場、その前は国道が横切る。駅周辺はパン屋や食堂『ふるさと』があり、駅前の坂を上がると、町役場や商工会議所がある。会津若松から来た6往復のうち3往復は、会津川口で折り返す。このうち2往復は朝の会津若松行、夜の会津川口行で2本とも会津川口で滞泊となる。折返し列車は一旦本線の小出寄りに引き上げることになる。7月にポイントが電気転換式になるから、その辺の作業が楽になるといいのだけど。

会津川口発8時41分の列車に乗って、次の会津中川で下車する。会津中川は右側に片面ホームのある構造、駅舎は左側にあるので、小出寄りの構内踏切を渡ることになる。相対式の名残でこういう構造になっていると思ったが、対面は貨物専用のホームだった。駅舎は1956年の開業時からの木造駅舎、待合室は右のスペースでもやしもんなどの本が置いてあった。国道からは緩い上り坂でアクセスする。近くに道の駅奥会津かねやまがあり、会津川口駅と同じく電動自転車が借りられる。道の駅の建物に隣接して、沼沢から移設した江戸時代中期建築の『旧五十島家住宅』があり、部屋の道具などを通して、当時の生活を知ることができた。また、東北電力奥会津水力館〜みお里MIORI〜は近くにあったものの立ち寄らず、中川温泉福祉センターゆうゆう館も12時からの営業で12時34分の列車に乗るには忙しいので、予定にいれなかった。

会津中川で降りたことで只見線の駅巡りは終了、福島県の駅は全駅制覇となった。これでJR東日本管内で駅巡りしてないのは、五能線の岩舘~北金ヶ沢間、山田線の上盛岡、山岸、上米内、そして新駅の前潟、幕張豊砂だけとなった。これらは秋に片付ける予定だ。

会津中川発9時38分の会津川口行に乗車、折り返しまで2時間40分も開いてしまった。11時32分の『只見線満喫号』に乗って新潟側に出れば、18時前に帰宅できるが、他の用があるので、さらに1時間ほど待つことに、駅近くのおふくろ食堂で昼食のカツカレーを食べる。カツカレーができるまでの間、12年前の豪雨による被害の写真集を見て、昨日から見てきた今の光景と照らし合わせた。
会津川口発12時29分の会津若松行に乗車、早戸からは霧幻峡の渡し舟を下船した団体客がどっと乗ってきて、昨日のツアー客ほどではないけど混雑した。観光需要を見込むなら、『只見線満喫号』の停車駅に早戸と会津中川を追加してもいいだろう。両駅とも日帰り温泉があり、停車駅より見どころがあるような気がする。団体客は会津柳津で下車した。

会津若松まで乗り通さずに、会津坂下に13時41分に下車した。この前の駅巡りの時は、駅周辺に10分もいなかったので、改めて街を散策するためだ。会津坂下町は、只見線沿線では会津美里町より人口が多く、猪苗代町も上回る。只見線は会津美里町の方を遠回りするだけでなく本数も少ないので、会津若松へはバスの方が便利だ。駅周辺は商店が少なく、民家と小学校があるだけだが、500m北上すると県道沿いに町役場と古くからの商店、さらに300m北上すると国道沿いにスーパーや飲食店といった郊外型の店舗が並んでいる。町役場近くの仲町から14時23分発の会津バスに乗車、道の駅あいづを経由して会津若松方面へ向かう。道の駅あいづでは、王子・新宿方面へ向かう夢街道会津号に乗り換えられる。七日町に入るまでは乗降はほとんどなかった。会津若松駅の一つ手前の大町二丁目で下車、スーパーで食料や水分を調達するためだ。

会津若松発15時30分の快速郡山行は2両運用、10分前に座れてもボックス共有状態、発車前には立ち客も出ていた。日曜午後だから、こんなものだけど、繁忙期はもっと混むのではないのかと。交換待ちもなく、郡山には16時35分に到着、すぐに福島行に乗り換えて、3駅目の本宮に16時53分に到着した。本宮駅は、2021年12月に橋上駅舎の供用を開始、『東西をつなげる利便性の向上と本宮の豊かな自然を感じる駅』をコンセプトとし、コンコースから中階へ降りる階段を含めて、ガラス張りとなった。改札は簡易Suica改札機1台のみ、その前にある窓口はみどりの窓口を兼ねている。自動券売機は1台だけだ。コンコースとホーム、駅の外を結ぶのは、エレベーターと階段だけでエスカレーターはない。東口の降り口付近の展望スペースは、ロッキングチェアとストリートピアノがある。これは地元出身の歌手、伊藤久雄が使っていたものだ。最近は、駅に限らず色々なところにストリートピアノが設置されているが、偉人が使っていたのは珍しい。旧駅舎のあった東口広場は10年以上前に整備されており、本宮市地域交流センター(モコステーション)が2019年に広場に面して建てられた。新たに出口ができた西口側の広場は今年3月に整備されたばかり、バス停も整備され、郡山方面へのバスも乗り入れる。

本宮駅を18分で折り返し、郡山着17時25分、フルーティアを撮影した後、17時49分の新白河行に乗り継いだ。新白河ではさらに黒磯行に乗り継いだ。常磐線ユーザーにとっては、E531系の東北本線幕は違和感ある。栃木県に入り、豊原には18時41分に到着した。豊原駅は2019年2月に新駅舎に建替えられた。新駅舎は木造、屋根が斜めになっており、待合室の方の天井が高くなっている。待合室はガラス張り、高くなっている部分の外壁は『リンドウ』をかたどった明かり取りになっている。待合室の柱や椅子は木で構成されており、夜間でも温かみを感じる。1時間ほど時間があったので、周辺を散策、民家は多いが、商店などは見当たらなかった。

19時36分の郡山行で福島県に戻って、新白河で下車、お土産を買って20時19分発の各駅停車『やまびこ』のE6部分に乗車した。那須塩原で微妙に遅れた『はやぶさ』を待避、上野には21時38分に到着した。

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