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しーさるの鉄日記

京急乗りまくり(後編)

金沢八景から普通車に2駅だけ乗って、京急田浦で下車した。京急田浦は駅降りした直後の2009年に大規模改良工事が完了したので、改めて寄ることにした。前に寄ったときはホームの上屋がなかったが、改良工事後は国産の間伐材による柱を使って上屋を整備した。駅舎は採光性のある2階建てに、2階の奥の方には拡幅した下りホームとエレベーターを設置、階段はエレベーターを囲むようにホームに平行方向から垂直方向に曲がって、改札に降りている。駅舎は新しいが、駅前の16号沿いは古いアーケード街と昔からの建物が並んでいる。

京急田浦発11時39分の浦賀行に乗車、堀ノ内で快特から接続して、12時00分に浦賀に着いた。予定ではすぐに折り返すことになっていたが、接近メロディーのゴジラの曲を聴くために、1本落とすことにした。駅構内の一角には京急カラーで仕切られた自販機コーナーが新設された板。駅前の交差点付近を散策し、急いでホームに戻ると、ゴジラの接近メロディーとともに電車が入線してきた。その折り返し、12時13分の普通品川行に乗車、堀ノ内には12時18分に到着した。階段は品川寄りで、浦賀駅の駅舎とは逆方向、乗り換え客は思ったより多かった。今回、乗り換えた堀ノ内、そして三浦海岸も、駅降りしたあとに、改修されたということが翌日発覚した。これは調査不足だ。再度、訪れやすいとはいえ、今後の関東大手私鉄の再乗り潰しのときには、もう少し丹念に調べたいところだ。

堀ノ内から乗った12時24分発特急三崎口行には青600が充当されていた。2100系の方が良かったが、乗車時間は20分ほどだからロングシートでも構わない。京急久里浜で4分停車して時間調整、三浦海岸を出ると線路沿いに河津桜が見えるようになる。三崎口には12時45分に到着した。三崎口駅の駅舎は2011年に駅舎に改修、駅前の上屋を拡幅し、隣接する観光案内所や土産物屋の入居する建物は2階建てとなった。相対式で、休日ダイヤの今日は1番線を快特、2番線が特急が発着していた。駅前はバスターミナルが広く確保されている。浦賀駅にしろ、逗子・葉山駅にしろ、京急の終着駅の特徴だ。

駅近くの三浦の磯焼き屋というお店で昼食、マグロの漬け丼定食は思ったより早く出てきた。店を出る頃には長蛇の列、いいタイミングで店に入ることができた。店は5年ほど前にオープンした。この辺は電車とバスの乗り継ぎ客が多いのに、飲食店が少ない。充実させたら、城ケ島などへ向かう客が減るからだろうか。駅隣接の土産物屋『まぐろ店山石』で買い物、三浦半島1DAYきっぷの特典で50円ほど割引になった。

昼食のタイムロスが少なかったため、予定通り三崎口発13時28分の泉岳寺行に乗車、オールクロスの2100系運用だ。三崎口発車時点でガラガラだった車内も、三浦海岸でマラソン客が乗り込んできて、座席の6割くらいが埋まった。行きにすれ違った列車は立ち客が出ていたからピークは過ぎたのだろう。横須賀中央でもそれなりの乗車、金沢八景を出るころには席がほとんと埋まり、立ち客も発生した。横浜を出ると、少し空いてくる。京浜間はJRに利用が多いのだろう。

京急川崎着14時31分、5分接続の大師線に乗り換える。大師線は600系の4両で席がほとんど埋まる利用率、編成の中ほどに乗ったが、川崎大師や東門前までの利用者が多かった。大師橋着14時44分、大師橋駅は産業道路駅時代の2019年3月に地下化、地上部分はしばらくの間は仮設通路だったが、去年12月23日に新駅舎を供用するようになった。仮設通路からの階段、エスカレーター、エレベーターは新駅舎の中に入り、京急川崎寄りにも階段が追加新設となった。新駅舎の中は、天井がむき出しになって、照明が少ないためか、殺風景な感じがした。ただ、改札内コンコースが広く確保されている。防災の避難用なのだろうか。駅舎の外観は梨の花をイメージした白、川崎から梨のイメージはしないけど、長十郎梨が発見された梨園がこの辺にあったそうだ。発見されたのは1893年、大師電気鉄道開業の6年前のことだった。駅舎周辺は仮囲いに囲まれ、その姿は産業道路の歩道橋からしか見えない。仮囲いで駅舎からは産業道路のある東側にしか出られないが、完成後のイメージ図によると南側にも大きい出口を確保、それに隣接してバスも乗り入れる駅前広場が来春を目標に整備されている。南側の出口が開けば、駅舎の中はもう少し明るくなると思う。
産業道路の歩道橋を越えて、線路沿いに10分ほど歩くと、小島新田駅に到着した。小島新田駅は1月27日に新駅舎を整備、駅事務室が北側の2階建ての仮設建物から、南側の3階の新設建物に移動、改札口も南にずれて、ホームの先に近づいた。トイレは新駅舎入り口付近の仮設のものだが、仮設駅舎が取り壊された後は、そこに多機能のものを設置すると思われる。

小島新田発15時08分発の普通に乗って、京急川崎着15時18分、2分で特急に乗り換えて、京急蒲田へ、さらに2分で北総車の特急に乗り換える。ところが、品川方面から来たこの特急はラッシュに近い混雑、そんなに急ぎでもないので、次の糀谷で1本落とすことにした。その次に通過したエアポート快特は、乗ってきた特急より空いているどころが、前の方は空席があった。蒲田から乗ってくる客や、空港線内の利用客が多いのだろうか。次に来た横浜方面からの急行は座ることができたが、ガラガラというわけでもなかった。

羽田空港には15時46分に到着した。出発点が品川でなく泉岳寺だったら、この時点で京急全線制覇となる。その場合で7時間かかったことになるが、南武支線、鶴見線、昼食ぬけば6時間、羽田線、空港線側を優先したら、5時間くらいになったのではないかと思われる。16時03分の快特青砥行で空港線内通過することも考えたが、次の目的地が雑色なので、京急蒲田で対面接続となる15時57分の急行横浜行に乗ることにした。京急蒲田着は数分しか変わらないから、どっちみち下り普通車に乗り換えられるのだけど。

雑色で銭湯に入浴、駅前のオーケーで買い物した後、雑色発18時26分の普通車に乗車、京急蒲田で快特を待つことにした。ところが、羽田からの優等は京急蒲田を通過すすエアポート快特だったので、それの通過を待ってから、普通車が5分後に発車、その数分後に快特が到着した。結果、京急蒲田に着いてから出るまで9分待つことになった。そのうえ、快特泉岳寺行は1000形のロングシート運用だった。泉岳寺で京成直通の快速に乗り換え、押上で東上線から転属となった50000系に乗り換えて帰宅した。

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