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しーさるの鉄日記

武蔵野線と幕張豊砂

今日は、仕事を終えてから、武蔵野線の越谷レイクタウン、吉川美南、新三郷を経由し、幕張豊砂へ向かった。

越谷レイクタウン着12時49分、越谷レイクタウンは数回乗降したことがあるものの、駅降りとして写真をあまり撮影してないので、今回撮影目的で降りることにした。土曜日昼とあって、利用者が多く、エスカレーターの人が捌けるには数分かかった。駅とレイクタウンの間にもエスカレーターがあるから、ホームからのエスカレーターが調整弁になっていると思うけど。府中本町行が発着した数分後に、西船橋方面が発着するダイヤだが、京葉線でトラブって、府中本町行が遅れれば、両方向の客が一気に集中することになる。レイクタウン最寄り駅のため定期外の利用客は13000人、高校2つがあるなどして定期の利用客も同じくらいとなっている。定期外客は多いが、川口駅の半分ほどだ。それでもマイカー利用の多いレイクタウンだけで、これだけの集客はすごい。レイクタウンのある北口ロータリーには、越谷駅やレイクタウンmoriへのアクセスバスが乗り入れる。アクセスバスは朝15分間隔、昼間20分間隔が基本だが、日曜祝日は14時台以降の設定がない。レイクタウンの逆側の南口は、駅開業の4年後の2012年に共有開始、あとから共有開始となったとはいえ10年以上経過しており、上屋付きの駅前ロータリーを囲むように、飲食店などが入居する中低層ビルが建っており、他の武蔵野線の駅と変わらない感じがした。レイクタウンとマンションだけの北口よりは建物が多い。

レイクタウンで昼食を済ませた後、14時28分の東京行に乗車、吉川を飛ばして吉川美南で下車する。吉川美南は2012年に開業した武蔵野線で一番新しい駅、越谷レイクタウン駅の4年後に開業したことになる。内側府中本町方面が島式の2面3線構造で、基本的に外側2線から発着、中線は一部列車が使うことになる。駅舎のコンセプトは、『自然と人と共に生きる駅』、階段の降りる側面のサッシは木の葉の形状をモチーフにしている。また、コンコースは高く採光性はいい。次に降りる新三郷駅と同じく、西口は武蔵野操車場跡地の再開発地域に面しており、イオンやケース電気といった郊外型商業施設が立地している。駅前広場は広く、駅を出て左側には同じくらいの大きさの公園が整備されている。公園と逆側にはマンションが建っている。イオンとケース電気の間の道路に並行して、武蔵野線の旧線があったはずだが、再開発ですっかりわからなくなっている。東口は、駅前広場が整備され、バスが乗り入れるようになったものの、建物は建つことはなかった。開業から10年手つかずだったが、2026年度の完成を目指して工事が始まった。そのため、駅前広場もほとんどが立ち入り禁止となった。

吉川美南発14時54分の東京行で新三郷へ向かった。新三郷駅は1985年の開業当時は武蔵野操車場(翌年廃止)を挟んで離れていたが、1999年に府中本町方面の線路が西船橋方面線路に寄り添う形で統合した。ホーム別だった駅舎は統合することで橋上駅舎となった。2008年に初めて降りたときは西口は工事中で立ち入ることもできなかったが、同年10月に駅前広場が、11月にペデストリアンデッキが供用開始となった。そのあと、新三郷を通ることはあっても、完成した西口は降りることはなかった。ペデストリアンデッキ完成の2週間後には駅を出て左側にIKEAがオープン、続いて、翌年2009年7月には右側から少し離れてコストコがオープン、その2か月後には駅とコストコの間にららぽーと新三郷がオープンしている。そのため、12000人ほどだった利用客は、2009年を境に定期9000人、定期外7000人の計16000人に増やしている。ただ、越谷レイクタウンの26000人には及ばない。昔からの動かなかった東口は特に変化はなく、小さいロータリーがあるだけだ。

新三郷発15時06分の南船橋行に乗って、終点の南船橋で京葉線に乗り換えることに。南船橋着15時35分、20分サイクルの武蔵野線と15分サイクルの京葉線では愛称が悪く、南船橋では13分も待つことになった。幸い、改札内コンコースに100円ショップを発見、充電コードを購入した。昼食の時に充電しようとしたが、うまく充電されなかったからだ。100円ショップは今年3月にオープンしたばかり、無人店舗のため現金は使えない。あとで調べたら、2022年8月に南口が開設になったとのことで、改札の外に出ればよかったなと。15時44分の快速は、編成の端でも立ち客の出る混雑、次の目的地の幕張豊砂は快速は通過するので、15時48分の普通で幕張豊砂へ向かった。

下り線だけ高架から降りて、幕張豊砂には15時53分に到着した。幕張豊砂は去年3月に開業した京葉線で最も新しい駅、蘇我方面が下、東京方面が上の上下2層式となっているが、上下ホームともに進行方向右側にホームがある。つまり、ドアの開く方向としては島式と同じだ。JRのもう一つの二層式構造の駅である東鷲宮は上下ホームともに、青森方向に向かって左側にある。ホームの高さが違って、進行方向右側にホームという意味では土合駅に近い。といっても土合駅はホームの高さが違いすぎているわけだが。地下だったら、有楽町線の銀座一丁目や麹町がこの構造に該当する。二層式になったのは、下り線がこの付近で地平に降りるため、計画していた鷺沼貨物駅から上り線への高架線を下り線と干渉しないように、下り線を地平に下ろすことにした。東鷲宮駅も、下り線から新幹線の保線基地へ向かう貨物線に対し上り線が高架で交差しているところに駅を設置したため、二層式になっている。

下り線でホームと逆側のには京葉車両センターが広がっており、E233系、209系、E231系が留置してあった。車庫が隣接するのに折り返し列車の設定がないという珍しい状況だが、需要を考えると隣の海浜幕張で折り返した方がいいだろう。車両センターが近いためか、折り返しの電車で乗務員らしき人が乗り込む姿もあった。業務用の近道でもあるのだろうか。上りホームの線路と逆側は吹き抜けとなっており、下には下りホームが広がっている。コンコースは、1階ホームより低いレベルにあり、2階上りホームと上り線の真下、2階ホームとは改札付近の階段、エスカレーター及び、東京寄りの階段、エスカレーターで結ばれている。1階下りホームとは2階への階段、エスカレーターの間にある幅の広い7段の階段の他に、蘇我寄りのスロープで結ばれている。このスロープに隣接してエレベーターがあり、コンコースと1階下りホーム、2階上りホームを結ぶ。

駅舎のコンセプトは『ゆったりとした時間が流れる新しい駅』、駅舎自体は平屋だが、大きな膜屋根が高架ホームの高さで覆っているので、上部は広く感じて明るい。先日行った箕面船場阪大前も膜屋根が使われていたが、箕面船場阪大前の膜屋根が小さいのが重なっているのに対し、幕張豊砂駅の膜屋根は大きいのを折り曲げて覆う感じだ。ホーム側の上屋も2階上りホームの膜天井が途中で折れ曲がって、1階下りホームを覆っている。そのため、2階上りホームの線路と逆側は吹き抜けになっている。膜天井により光を取り入れることで照明の使用量を削減させる。内装はコンコースの壁面などに千葉県産木材のLVLを使用、ベンチは国際競技大会の宿泊施設に使われてきたLVLを再利用している。

駅前広場は駅舎目の前が歩行者のフリーゾーン、その左手がタクシーロータリー、その奥がバスロータリーになっており、津田沼方面や幕張本郷方面などへ行くバスが乗り入れる。バスロータリーのさらに奥の看板のあるあたりがイオンモール幕張新都心のエキマエコートの入り口になっている。エキマエコートの入り口は右側ホテルの裏の方にもある。駅を出て、歩道の右手には今年3月に広場がオープン、広場に面して奥の方には11階建てのホテルメッツが開業、駅手前には鉄道運転体験ハウス「とよすなトレイン P318」が開業した。鉄道運転体験ハウスはトレーラーハウスになっているため、移動可能で幕張豊砂駅以外でもイベントを開いてきた。鉄道運転体験ハウスの中には入らなかったが、プレスリリースを見ると10分間1000円の運転シミュレーターと、3分間300円で運転できるHOゲージのジオラマがあるとのとだ。運転シミュレーターはJR EAST Train Simulatorを使っているため、京葉線以外の首都圏各路線だけでなく、大糸線、八戸線の運転もできる。

幕張豊砂駅のイオンモールエキマエコートからグランドモールへはペットモール経由で300メートルほど、グランドモールの端っこまでは700メートル歩くことになる。ただ、海浜幕張駅から歩くと、浜田川に阻まれ遠回りすることになり、屋外を1キロ以上歩く羽目になる。快速を海浜幕張で降りた場合、グランドモールへは少し早く着くが、雨の日や暑い日は屋内の移動で済む幕張豊砂駅利用がいいのだろう。蘇我寄りでは車両基地の北へ抜ける自由通路の設置が計画されているが、50億円もかかる割には需要がないためか見送りになっている。着手しても7年かかるが、自由通路ができれば、免許センターまで歩いて20分かかるのが10分に短縮されて、海浜幕張から15分歩くより近くなる。とはいえ、海浜幕張だけでなく幕張本郷からバスも出ているから免許センターの需要も少ないのかもしれない。

幕張豊砂駅は、快速通過駅なのでデータイムは15分毎にしか電車が停車しない。ところが16時台以降になると、快速運転が取りやめになるたけでなく、武蔵野線が海浜幕張に停車するようになるので、4本だった停車本数は10本以上に増える。ただし、京葉線東京方面へ向かうのはこのうち6本程度だ。3分続行の後の16時10分発が空いていると思ったら、それなりに乗っていた。あとで調べたら、先行の16時07分発は海浜幕張始発で10分発は蘇我発だった。舞浜などでの需要を考えると、これが理想なのだろう。

幕張豊砂に降りてことで、JR東日本の全駅、本州の全駅の駅巡りは終了した。

新習志野でひと風呂浴びた後、西船橋へ、西船橋からは総武線で本八幡へ向かい、京成八幡から帰宅した。京成西船は西船橋からそんなに近くないし、東中山で通過追い抜きになると時間がかかる。

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