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しーさるの鉄日記

JR西日本金沢地区、IRいしかわ、あいの風とやま鉄道2022春ダイヤ改正

JR西日本の2022年ダイヤ改正、北陸地方の改正概要は以下の通り

●以下の『かがやき』を毎日運転の臨時とする。
★東京発16時24分、19時24分 ★金沢発7時49分、9時47分

●サンダーバード3往復、しらさぎ1往復を金土日祝などに増発する。また、9両以上の場合、7号車を自由席から指定席に変更する。

●金沢発20時10分、和倉温泉発17時30分の『能登かがり火』を廃止する。

●七尾線において普通列車2往復を廃止する。また、午前中の七尾発着2往復(土休日1往復)を部分廃止してい高松発着に変更する。

●七尾線の最終列車の時刻を繰り上げる。また、夜間の金沢発時刻、七尾発時刻をそろえる。

★あいの風とやま鉄道

●富山と東富山の間に新富山口駅を新設する。それに伴い、朝夕の一部列車を3両から4両に増結する。

●朝夜の糸魚川発着列車1往復を泊発着に短縮変更させ、泊で日本海ひすいラインの列車に接続させる。

●ワンマン列車を拡大する。


北陸地方のダイヤ改正、まず北陸新幹線から見てみる。

『かがやき』は、東京発16時24分、19時24分と、金沢発7時49分、9時47分を臨時に格下げする。これらの列車は改正直後は、GW辺りは下りは金日、上りは土曜しか運転されてなかったが、東京発16時24分と金沢発9時47分については、6月は金土日運転となり7月からは毎日運転に、東京発19時24分、金沢発7時49分は10月中旬当たりから毎日運転となっている。

『サンダーバード』は、大阪発10時12分、15時12分、19時12分、金沢発6時07分、14時57分、19時08分を、金土日を中心に増発する。金土日以外の直近の運転計画は今でもマチマチで、大阪発10時12分と19時12分は7月21日以降毎日運転、15時12分は8月だけ毎日運転で9月は平日の一部は運休となっている。来春の北陸新幹線延伸時は3往復とも定期格上げにするのだろうか。潜在需要もあるからな。『しらさぎ』も、名古屋発13時55分、金沢発10時48分を金土日などに増発する。直近の金土日以外の運転日は8月4日~20日だけになっている。北陸新幹線の敦賀延伸後は定期化して、名古屋~福井方面毎時1本にする可能性もある。

七尾線では、夜に特急『能登かがり火』1往復、朝の普通1往復(うち1本高松行)、深夜の普通1往復を廃止する。また、午前中に高松~七尾間で一部列車の設定を見直し、90分以上に運転間隔を拡げる。
早朝下りは、金沢発6時07分の高松行が廃止になる。この列車は高松発金沢行への送り込みを兼ねているから、客扱いを止めて、回送化するということになる。この朝の高松行の廃止で5時31分から6時30分まで1時間近く開くことになる。部活の朝練需要がありそうだが、20分繰下げても支障がないということなのだろうか。朝上りは七尾発5時24分の金沢行を廃止する。このことで七尾発5時00分は5時11分に繰下げ、5時56分発は5時42分に繰上げとなる。始発は11分繰下げとなるため、先行の高松発との間隔は34分だったのが45分に拡大する。金沢着は6時23分だったのが、6時34分に繰下げ、45分の『サンダーバート』、48分の『しらさぎ』への接続時間を短縮させる。一方、津幡では6時14分発の富山行への接続がなくなる。

七尾発5時56分は5時42分に繰り上げる。七尾場面では先行との間隔は30分だが、津幡到着時は38分に拡大、金沢着7時24分は7時13分に繰り上がる。このことで、15分の大阪方面『サンダーバード』にホーム上接続、26分の北陸新幹線『はくたか』東京行きに新たに接続する。時刻を10分以上繰り上げたため、後続との間隔は高松までで36分、高松から先は23分に拡大する。20分開いた分を受けるのは高松始発だからいいのだけど。津幡での金沢行時刻を見ると、改正前は6時10、16、35、7時11、17となっていたのが、改正後は16、21、7時00、14となり、40分近いタイムラグが繰り上げられた。

金沢発8時38分の七尾行を、平日のみ高松行に変更する。このことで、高松から先へは8時12分から9時53分まで100分以上も開くことになる。但し、課金すれば8時56分発の特急『能登かがり火』がある。観光需要の見込まる土休日は七尾まで延長運転となるが、七尾には先述の『能登かがり火』が先着する。9時53分発の次の金沢発10時31分も七尾行だったのを高松行に変更、次の七尾行までは90以上も開くことになる。課金すれば11時21分の『能登かがり火』があるが、次の普通七尾行はその10分後となっている。七尾着12時02分という時間帯のためか、土日の延長もない。高松行への短縮変更以外に、金沢発12時30分の高松着が4分、七尾着が7分繰下げの13時57分となっている。その影響か七尾発13時09分が13時14分に繰下げとなる。
上りも七尾発8時42分を平日のみ高松発9時46分に変更、このことで平日の七尾発は8時13分から9時49分まで開く。こちらもブランクの間に七尾発9時08分の『能登かがり火』があり、土日運転の七尾発8時42分の列車を高松で追い抜く。また、七尾発10時36分の金沢行も高松発11時29分に短縮変更、七尾発11時35分を11時21分に繰り上げるが、運転間隔は90分以上拡がる。但し、その間に10時20分発の『サンダーバード』があり、9時49分の普通を津幡で追い抜く。七尾発11時21分と10分以上時刻を繰り上げたため、高松から先は61分、41分といった間隔は50分前後に平準化、金沢着13時08分だったのが12時56分に繰り上がり、金沢発13時00分の小松行に接続するようになった。

夕方上りは、和倉温泉発17時30分の『能登かがり火』を廃止、最終の『能登かがり火』を和倉温泉発15時19分とする。電化されてもしばらくは17時台に『スーパー雷鳥』→『サンダーバード』が設定されていたが、2011年3月に七尾線内のみ廃止されて、和倉温泉発15時40分が最終の『サンダーバード』になっていた。新幹線が金沢まで開業した2015年3月改正時に『能登かがり火』として復活したが、コロナ禍の利用低迷で廃止となった。廃止となった『能登かがり火』に宝達で追い抜かれていた普通は、七尾発17時11分発だったのを17時18分に繰下げ、宝達までの時刻を7分繰下げる。和倉温泉発17時30分の『能登かがり火』は金沢で『サンダーバード』に11分で接続していたが、七尾発17時18分の普通は6分のタッチ差で接続しないので、七尾発16時45分からの接続となる。のと鉄道からは17時18分の普通への接続になるので、穴水方面から関西へ帰るのは少し不便になった感じがする。『しらさぎ』『かがやき』は、廃止の『能登かがり火』からの接続が悪かったためか、17時18分の普通でも乗り継ぎ可能だ。

夜間下りは、金沢発20時10分の『能登かがり火』を廃止して、18時35分の『能登かがり火』を七尾線優等の最終とする。一時期は、『サンダーバード』として直通して、関西対七尾線沿線の帰宅需要に対応、直通を止めたあとも金沢着19時55分の『サンダーバード』から15分で接続していたが、今回の改正で廃止となり、長く続いた残り火を消すことになった。金沢発19時52分の普通は、本津幡から敷浪まで4分繰下げとなるが、敷浪での『能登かがり火』待避による9分停車がなくなるので、敷浪から七尾の手前の徳田までは4~5分の繰上げになる。もう少し発車を送らせて、金沢着19時55分の『サンダーバード』から接続させればいいのだけどね。そのあとの金沢発21時09分は21時19分に繰り下げる。このことで21時16分着の小松からの普通から3分でホーム上接続することになる。羽咋までは9~10分繰下げだが、羽咋での6分停車、良川での6分停車をなくし、七尾着は2分繰上げ、金沢から七尾まで95分かかっていたのを83分に短縮する。

金沢発23時06分の七尾行は廃止とする。このことで、高松以北の最終は金沢発22時19分へ47分の繰上げとなる。また、高松行最終も23時44分だったのを23時19分に繰り上げる。このことで、東京方面から七尾線最終への接続は金沢着23時32分の『かがやき』から、21時51分着の『かがやき』に、大阪方面から七尾線最終への接続が、23時29分着の『サンダーバード』から、22時56分着の『サンダーバード』に変わる。東京方面からは1時間40分も繰り上がるので、2024年の敦賀延伸時に白紙の見直しが必要ではないかと思う。

上りも、19時台以降に普通1本を廃止、18時54分、19時33分、20時34分、21時38分、22時20分だった七尾発時刻は、19時08分から22時08分の1時間ヘッドに変わる。ただし1時間ヘッドというのは七尾場面での話で、20時08分発は徳田、能登部での交換待ちでパターンを崩す。18時54分発は19時08分に繰り下げるが、横山での7分停車などを見直すため、金沢着20時33分と3分だけの繰下げとなる。そのため、20時47分の最終『サンダーバード』への接続は影響ない。津幡発金沢方面を見ると20時37分から21時18分、22時30分から23時16分までで新たに40分以上開くようになる。

のと鉄道はまず、七尾発21時13分の穴水行を21時24分発に繰り下げる。廃止となった七尾着21時06分の『能登かがり火』の代わりに、七尾着21時20分の普通から接続させるためだ。それ以外にも七尾着19時58分の普通が19時51分に繰り上がったため、七尾発20時03分の能登中島行を19時59分の穴水行へと時刻を繰り上げるだけでなく、延長変更させる。

上りについては、穴水発10時49分を10時36分に繰上げる。七尾発11時35分の普通が11時21分に繰り上がったためだ。穴水発18時09分の普通は18時15分に繰下げ、先述の七尾発19時08分に繰り下げた普通に接続させる。穴水発18時46分も19時06分に繰り下げて、七尾発20時08分の普通に接続させる。能登中島発20時32分は穴水発20時16分に延長変更、穴水着19時59分の輪島方面からのバスや、19時34分の珠洲、能登町方面からのバスから接続させる。また、七尾での金沢行への接続時間も46分だったのを12分に短縮する。下り21時台が時刻を繰り下げたため、上り最終も穴水発20時52分だったのを21時03分に繰り下げる。七尾着21時34分で金沢行4分接続だったのが、七尾着21時45分で金沢行最終23分接続へと変更となる。

あいの風とやま鉄道は、新富山口駅による時刻修正のほか、日本海ひすいラインへの直通の見直し、ラッシュ時の413系3両から521系4両への置き換えが主体になった。新富山口駅は1.5キロ西に地鉄の富山港線があるのにも関わらず、結構利用されている印象を受けた。日本海ひすいラインへの直通の見直しについては、前に触れたので今回は割愛する。

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