音訳ボランティア サークル声

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点訳講習 数字とアルファベット表現

2018-02-11 16:00:00 | 旧ブログ記事

20180211

北陸や東北などは大雪に見舞われているニュースですが、静岡はお陰で雪がないので天気が続いてさえいれば田起こしができます。1月に1回目、2月に2回目、3月に3回目の田起こしを行い、代掻きを経て5月には田植えを行います。2月10日の天気予報で雨がしたので、7・8・9日を中心に田起こしを行いました。音訳のブログは久し振りの更新ですm(__)m。

2月6日(火)は田起こしの調整があり、点訳講習会始まる直前に図書館に滑り込みました。この日は2回目でしたが、前回より少し人数が増えていたような印象です。そして今回は数字とアルファベットの表現を6つの点でどう表現するのかがテーマでした。

かな表現も同じ6つの点で行うので、具体的にはかな表現とどう区別するかでした。

数字表現では”数符(③④⑤⑥の逆L)”をつけ、「ここから数字表現ですよ」というサインをつけておく。

アルファベット表現では”外字符(⑤⑥)”で、数字同様に「ここからはアルファベットです」というサインを付けます。

数符+アで「1」を表します。つまりかな表現のア(①)を数字表現の「1」と読むことになります。6点だけの表現なのでかな表現でも同じ6点を使うことから数字表現の際は同じ表現を使うことになります。

数符の後に、ア(①)で「1」、イ(①②)で「2」、ウ(①④)で「3」、ル(①④⑤)で「4」、ラ(①⑤)で「5」、エ(①②④)で「6」、レ(①②④⑤)で「7」、リ(①②⑤)で「8」、オ(②④)で「9」、ロ(②④⑤)で「0」を表現するそうです。

数詞の後に「アイウルラ、エレリオロ」と覚えるしかないかな。

数詞自体は濁音・半濁音などのマーク(⑤)(⑥)を前に付けますが、そのマークの代わりに数詞符(③④⑤⑥)を付けることで普通のかなと区別しています。

PCのキーボード入力の際、「Shift」キーを押して入力する場合と、押さないで入力する場合で、違う文字入力をするような感覚でしょうか。

アイウルラ、エレリオロ。アイウルラ、エレリオロ。藍売るら、選れリオ路。「藍を売るだろう、選べ リオへの道」我流の覚え方ですが・・・。

数字表現ではかなと数字の入り混じった表現がたくさんあるので、その表現についてルールがあり、例外がありとここにも盛り沢山の覚えることがあります。とりあえず「漢字音と和語読みがあること」を覚えておきます。具体的な点字表現に向かい合った時にテキストプリントを読み返すことと致しましょう。

アルファベット表現も同じでした。偶然ではないでしょうが、abcdefghijklmn・・・・。aからjまでのアルファベット10文字は、数字表現の1から0までの「藍売るら、選れリオ路」と同じ表現を使い、その前に外字符(⑤⑥)をつけることのようです。アルファベット26文字がかな表現のいろいろな点字で置き換える、読み換える事でアルファベット表現に変えているようです。

ここにも大文字表現やTPPやOECDのような略字全大文字表現のルールを覚えておきましょう。

ここまで来ると、点字名刺を作ることができます。

名前、住所、電話番号 を点字で表現できます。見出し画像は参加者がマスクをして点字名刺を点字器で黙々と作成している場面です。私も初めて点字の名刺を作成しました。下がその画像。個人情報でもあるので一部塗りつぶし処理をしています。



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