音訳ボランティア サークル声

音訳ボランティアについて活動内容の紹介や課題などについて紹介してまいります。

「音訳」・「点訳」等

2016-06-10 06:00:00 | 旧ブログ記事

20160609

私達は、視覚障がいを持つ方々を意識して音訳をしていますが、そもそも音訳とは何かという話です。

先日のブログには、「日本盲人会連合」のHPからの引用として

視覚障がいの方に、活字(広報誌・書籍・新聞等)を音声にして伝えること。聞き手(視覚障がい者など)が情報を得るために利用するものなので、書いてあることを書いてある通りに読むことが求められる。ボランティアの人は障がい者の目の代わりに情報を声で伝えることが大切だという。

同様の活動に「朗読」があるが、音読と朗読は目的が違う。朗読は読み手が自分の解釈で感情をこめて読んだり、内容を読み替えたりすることもある。読み手の(仕上げた)作品を聞き手が鑑賞するもの。

視覚障がい者が情報を得やすいように音声にすることなので、自分の解釈・感情を込めて音訳してはいけないということらしい。

図書館情報学用語辞典があり、そこに「音訳サービス」等の項目がある。

「音訳サービス」 ;視覚障がいやその他の理由で図書館資料をそのままでは利用できない人々に対して図書館の行うサービスの一つで,書かれたものを音に変えるサービス.広く「朗読サービス」が用いられているが,「朗読」には読み手が表現者であるという意味が含まれるとして,代わって「音訳サービス」が用いられるようになりつつある。点訳サービスに対する用語。

 

「障がい者サービス」 ;視覚障がい,聴覚障がい,肢体障がい,永続する内部(内蔵機能)障がい,それに学習障がいなどその他の心身障害を持つ人々に対して,図書館が提供するサービス。具体的には,点字資料、録音資料、拡大資料、拡大写本、字幕付きビデオテープ、手話付きビデオテープの収集と提供、対面朗読、点訳、音訳、墨字訳,家庭配本などが含まれる.広義には,障がい者を図書館利用に障がいを持つ人々とみなし,民族的、言語的、文化的少数者(マイノリティ住民)、高齢者、病院など施設にいる人々を含める.

「点訳サービス」 ;主として点字図書館でボランティア活動として行われる。視覚障がい者の読書用に、活字書の中から選択して、正確な点字資料に訳すサービス。個々の視覚障がい者の要求に応じて行う場合や,視覚に障害を持つ学生のテキストを製作・提供する場合もある.点訳の方法は、従来の点字タイプライターの使用から,パーソナルコンピュータを用いた点訳へと移行している。

「墨字訳サービス」 ;視覚障がい者のために図書館が行うサービスの一つで、点字資料を墨字に直すこと、点字を読むことができない人が点字の手紙をもらった場合などに,このサービスが必要となる。



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