20160609
6月9日(木) 10時から、掛川市中央図書館にて音訳講習会が行われました。対象は掛川市南部の大東地区・大須賀地区の音訳ボランティアの皆さんと私達サークル声のメンバーでした。見出し画像は、中央図書館の録音室。
音訳1年生の自分も聞きかじりで恐縮ですが、この経緯についてご説明を。
大東・大須賀地区とは、2005年、旧掛川市と合併した町です。以前は行政区毎に音訳組織があり、それぞれ地区に合った活動をしていました。合併を機に音訳組織も合併をという動きもあったようですが、結局は地区の特性や活動の場(中央図書館)までの距離の問題などから別組織で活動を続けることになったようです。
話によると、南部地区では新掛川市で発行している、同じ「広報かけがわ」を音訳しています。サークル声と違うのは視覚障がい者へ提供する媒体がCDではなく録音テープ、提供の仕方が郵送ではなく手渡しというところでしょうか。合併前、各市町の「広報誌」をそれぞれ音訳している時には3団体に意味があったのですが、現状では昔からテープで聞いておられる会員さんだけの活動になっているようにも感じます。
今回は、同じ「広報かけがわ」を音訳している3団体が、DAISY(デイジー)でCDに音訳する、録音・編集について学びあう研修会でした。大東・大須賀地区の皆さんにはハードルが高く、特にパソコンに慣れていない方には、難しい研修だったとの反応もありました。
視覚障害の方も広報だけではなく、幅広い情報を、新しい・便利で簡単な方法で得ようとしています。特に若い方がいパソコンやスマホを使いこなしている方はDAISYさえも面倒だと感じている人もいるかもしれません。技術の進歩は驚くほど速いものです。何かいい方法で協力し合えるといいと思うのですが、いかがでしょう。
もちろんDAISYなど使えないという、年配の利用者がいることも承知しており、そういう方への対応も大切であるのはいうまでもありません。でも何か協力して効率化することでボランティアスタッフが楽になることがあるかもしれません。3団体が音訳している広報は、同じ「広報かけがわ」なのですから。
参加者の声から
(Kさん) 現在の自分の状態ではDAISYは難しい。録音も、更に編集作業の難しさにビックリです。
(匿名) 初心者なのに解りやすく教えてもらった。でもすぐ忘れてしまいそう。DAISYは難しいけどやり甲斐はある。利用者のことを考えると自分でも勉強しなくてはと思う。
(匿名) 録音は意外とスムーズでした。編集は訂正ができるのでテープより楽な感じもした。長い時間を割いてくれて感謝です。
(Hさん・サークル声) 利用者が使いやすいものをと活動。DAISYなど多くの人に知ってもらいたい。ボランティアをしていて、こういう表現は理解しにくいだろう、こうなら便利だろうと利用者の気持ちが判る時が多くあります。
※11日、研修に参加された杉谷さんから感想がFAXされてきましたのでブログに掲載しました。こちらご覧ください。
「何かを始めることは怖いことではない。怖いことは何も始めないことだ」
アメリカのNBAバスケット選手、マイケル・ジョーダンの言葉より
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2016/06/09 ブログUP
0611 大東・杉谷さんからの 「研修に参加して」の感想到着、ブログにリンク設定
10日12時現在 大東・大須賀の参加者中心に7名提出いただきました。今後の参考にさせていただきます。
ありがとうございました。