ワルシャワフィルハーモニーホールにて、ショパンと彼のヨーロッパ Chopin i jego Europa 2010 に行って来た。今年はショパン生誕200周年ということで、盛り上がるポーランドである。通常、オーケストラは夏のバカンスシーズンで、どこもお休み中なのでいいものは聞けないと思っていたが、ちょうど8月いっぱいワルシャワにてフェスティバルを行っていた。
ワルシャワフィルハーモニホールは、5年に一度ショパンコンクールが行われる、ピアノ好きなら一度は訪れたいホールである。
これから夏休みをとる人にもおすすめである。日程が合えば、アルゲリッチの演奏も格安で聞くことができる。
気付いたのは、1週間前であったが、インターネットで見ると後ろの方に空席はあるが、チケットを郵送してもらわないと買えない仕組みである。ホテル止めと旅行代理店現地事務所止めを相談するがJTBに断られた。そこでポーランド入国後、前日ホテルに着きコンセルジュに頼んでみると、ホールのチケット売り場に自分で行かないと取れないと軽く答えられる。朝10時~夜7時の間しか空いていないというのは調べてくれた。それでは、ツアーの隙間をぬって現地でチケットを手に入れなければならない。まず最初の自由時間が14時にあったのでアタックしたが、留守番のおじさんによると「17:30~正面(といっても大通りとは逆の方向)のカッセにて売る」とのこと。一旦ツアーにもどり、17:30の自由時間に再び訪れると前から7列目のほぼ中央の席が4つとれた。ここが一番高い席であったが、1枚90ズロチ。日本円で3200円ほどという幸せな値段である。日本でこの手のコンサートを取ると1枚2万円位かかるが、なんという安さか。ヨーロッパ万歳!
ショパンのピアノコンチェルトなど奏者(代役:Magdalena Lisak)も指揮者(Giovanni Antonini)も良かった。さらにショパンの時代を思わせる古いピアノ(写真中央)の硬く美しい音色は大変思い出深いものとなった。
19:30開演で21:00終了であったが、日曜日であったため、駅前のKFCなどファーストフードを除きレストランはすべてしまっていた。事前に劇場近くの大通りにてスターバックスのサンドイッチをレンジで温めてもらったものを食べていったので助かった。