美しさの相乗効果。キリスト教会がイスラム教国の中に調和されている。今までは内部の撮影NGであったが、今回特別に撮影をさせて貰えた。ドームの造り方は伝統的なペルシャ様式である四角形が八角形と徐々に丸くなる特徴を持ち、装飾タイルも同様に美しいペルシャ様式である。それに加え当然十字架と壁面には聖書を図解した絵がバベルの塔の崩壊から最後の晩餐まで美しく描かれている。
イランとイスラエル(米国)の対立構造から、イスラム教とキリスト教の対立構造が現代の新聞に書かれないことがない。毎日小さい囲み記事にでも、そのように書かれている。しかし、この教会は大切に守られているし、内装も本当に美しいままである。入った瞬間に「ハッ」と息をのむ 美しさ。イタリアの大聖堂も壮大で華美ではあるが、マスでなくローカルな対比がここにはあった。