進藤龍也牧師の真面目な方のブログ

元ヤクザの牧師の真面目なブログ
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シリアのクリスチャンを覚えて(BFPより)

2012年09月05日 | 日記
内戦が激化の一途をたどっているシリア。8月の死者数は過去最悪であったと報道されています。さらにシリア内戦の終結を覚えてお祈りください。この混乱の中、シリアのクリスチャンはどうなっているのでしょうか。

シリアはパウロが回心したダマスコがあるとおり、初代教会時代からのキリスト教伝統があります。しかし現在は国民の90%がイスラム教徒で、クリスチャンは約6.8%と言われています。国法はイスラム法に従っており、イスラム教徒でなければ大統領になれません。しかしそのようなイスラム教国でありながらも、これまでキリスト教徒は「イスラム教徒に伝道しない限り」安全にキリスト教を守ることができていました。シリアのクリスチャンは、アサド政権が倒れ、もっと厳しいイスラム組織が国を掌握することになれば、自分たちの信仰の自由もなくなると心配しています。

2005年頃の統計によれば、シリアではアレッポやホムス、ダマスカスのような比較的都市部にキリスト教共同体が集中していました。それらの地域は、今毎日のように激戦地としてニュースに登場しています。すでにクリスチャンの村が丸ごと消滅したという場所もあるなど、それらの地域に住んでいたクリスチャンのほとんどは今や国外に逃亡しているようです。ホムスの近くのクサイルという町では、毎日モスクからこの地域を離れるように繰り返しの放送があり、およそ1万のクリスチャンが国外脱出しました。また、オランダのあるグループの調べによれば、ホムスに住んでいた約9割のクリスチャンが家を追われ、国外に脱出しているようです。(Voice of the Martyrs「殉教者の声」より一部抜粋)

<祈り>
1.「民主化運動」と言われながら、民主化はかなわずイスラム教化している中東諸国のクリスチャンが守られるように。
2.流血に終止符がうたれ、シリア国内の争いが終結するように。
3.逃げ延びたクリスチャンたちが、安全に住める場所、日々の糧や将来の生活が守られるように。
4.ダマスコの近くでパウロが天からの光を受けたように、シリアの人々に主が啓示の光を照らしてくださるように。
5.シリアのため継続して祈っていく力が与えられるように。

しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。」
(使徒9:15)

B.F.P.Japan

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