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心のたねを言の葉として

ⅭⅩⅩⅩⅤ「限りなき追跡」1953を見る聴く、   『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2024/5/13

2024-05-13 04:34:25 | 映画

ⅭⅩⅩⅩⅤ「限りなき追跡」1953を見る聴く、   『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2024/5/13

 

 南北戦争の後、馬車で西部に向かう娘、南部から西部に、破れた南から、西部に、連れの二人のガンマンが馬車に乗り合わせて、やはり一人は南部出身の元兵士、美貌の娘に惹かれて、今や、西部は、荒れた土地、南北戦争の生き残りの元兵士や、当てもなく彷徨う者達が、ギャングと成って、町を荒らしている、娘は目的地に待つ婚約者の許に向かっている、その地で結婚して、新たなる出発の夢の中、だが、横恋慕の元南軍の兵士、彼こそが、今を時めくギャングのボス、相棒は、娘をボスから逃がしたいが、傲慢なボスは許さない、未だ二人がギャングの一味と知らないままに、娘は、かくて街に、ボスの誘いを拒む娘、だが、一人部屋に、明日を待ちわびて、が、そこに、予定より早く婚約者が現われて、笑みで抱き合う二人、主人公は娘を抱き上げて、一緒に部屋に入った夫人の驚き、感動、二人はともにレストランに、そこには馬車の連れの二人も来ていて、今度は婚約者がいるのだから、ともに招かれるままに、テーブルに、そして、ダンスに誘うボスの元兵士、次には相棒が、なんとか、ボスから放そうと、そして、最後には婚約者が、ダンス、笑みの二人、見つめる嫉妬のボス、翌朝、旅立ち、二人は目的地に向かって、やはり乗り合わせた二人、その馬車に、兵士らが駆けつけて、止まった馬車、が、兵士に拠って御者が撃たれてしまう、驚きの主人公、乗り合わせた今一人の客は銃を手にして、止める主人公、二人が銃を構えて、我々こそが、噂のギャングだと、駆けつけた兵士も彼らの仲間、駅馬車から、全てを奪って、馬車に乗り、走らせる主人公、だが、一味に追われて、撃たれてしまう、主人公は死したか、娘は一味に連れ去られて、一味の仲間たちは、女などにかまわずに、さっさとメキシコに、まずは金が欲しいのだが、ボスは娘のことばかりに関り切って、相棒の男は娘を諦めろと、だが、執拗なボスは、相棒を縛り上げ、ハゲタカの餌にしようと、そのままに放置して立ち去るのだ、こうしてやってきたメキシコ女の住まうアジト、嫉妬のメキシコ女、新たな娘を連れてきたのだから、彼女もまた、ボスの女、メキシコにも共に行くとばかり想っていたメキシコ娘、だが、ボスはきっとメキシコに誘うからと、この度は娘ばかりを連れていくのだと、メキシコ娘を置いて出かける様子に、私も付いていくとばかり、拒まれて、悲しみの怒りのメキシコ娘、さて、撃たれたはずの主人公だが、生きて伸びていて、娘を追う、縛られた相棒も助けて、二人で、追うことに、町々で、仲間を募るが、保安官からして、全く一味には逆らう気のない者たち、結局二人で追うしかない、この二人の様子を知り、やはり、ボスに対して、一味に対して復讐を誓ったか、先住民の男が一人、付き従う、いよいよメキシコ国境付近、娘をメキシコ娘達の中に、着替えさせ、ボスは部屋に、他の娘達を追い出し、娘に詰め寄るボス、怯え、見上げるばかりの娘、覆い被さるボス、果たして、何が、娘はボスに弄ばれてしまったか、いや、間違いなく、遊ばれた、だが、映画は、そのシーンから離れて、追手の3人が、あくまで、追いかける姿が、馬を買い換え、乗り継いで、ついに、追いついてきた、知ったボスは、主人公に、連絡を取る、メモ、ボスは取引に、追ってきた主人公とボス、二人の語らい、娘と相棒の交換、信じられないが、まずは、相棒に聞いてから、それに従うばかり、相棒は、ボスはいつも、裏切ると知っていて、あえて、交換に臨むことに、かくて、高い岩場の中、高台の向こうとこっち、向こうから、ボスの元から、ボスと娘が佇む、娘が交換に降り立ってくる、こちらからはボスの相棒が、主人公と共に佇んでいた相棒が降り立って行く、谷あいですれ違い、娘は走る走る、主人公もまた、走り出す、見つめ合う主人公と娘、飛びつき、抱き合い、が、歩き去った相棒の方角で、銃声が、撃たれてしまった相棒、ボスは、交換の時に知れば知るほどいい女だと、語った、殴りつけた主人公、これは既に犯してしまったから、だから、交換に応じた、しかし、とにかくに、主人公は娘を取り返したい、相棒を始末して、逃げた一味、娘は全ては終わった、このまま平和にと、だが、主人公は、許せない、これでは、ボスにいいように、してやられたばかりではないか、覚悟して追う主人公、追いかける主人公と娘と先住民の男、隠れ家の小屋の中に逃れた、追いかけてきたメキシコ娘とともに、娘を帰せば、それで主人公らは、もはや追ってこないと踏んだか、今度はやはりメキシコ娘を連れての遁走、しかし、主人公らは、あくまで、追ってきた、これは相棒に対する復讐なのだろうか、娘が犯された復讐なのだろうか、撃たれて死した己の復讐なのか、全ては主人公が撃たれての、死していく最中での、幻なのだ、あるいは、縛られて、死した相棒の死していく最中の夢か、犯された娘の、苦痛の中での思いか、小屋の前に、3人は隠れて、手前と裏に、裏には馬が、そこに先住民の男が、待ち構える、慌てて、逃れる二人が、次々に撃たれて、残りは、ボスとメキシコ娘と子分、メキシコ娘を先に出入り口から追いだして、盾にして、だが直ぐに、逃れ走る娘、ボスに撃たれて、倒れて、かくて盾を失った子分、主人公の銃撃で倒れる、残されたのはボスばかり、馬で逃れるボス、追う主人公、崖前で、馬を下り待ち構えるボス、主人公が追って、現れた主人公、銃撃、倒れ落ちる主人公、だが、またしても生きている、既に死しているのだから、かくて崖での殴り合い、こうしてボスが殴られ倒れ転がり、落ち込んだところに銃が、落ちている、手にするボス、笑みのボス、だが、そこに先住民のナイフが突き刺さる、背中に、倒れ落ちるボス、死するボス、走る走る主人公と娘、抱き合う二人、さてしかし、主人公は撃たれて、先に殺されていたはず、そして、相棒も、縛られて、おそらくはハゲタカに、食い物にされて、そして、娘は部屋の中、ボスが娘に覆いかぶさるように、迫られ、弄ばれた、だから、そのあとは、弄ばれる苦痛の中、娘が見た幻想でもあるのだ、主人公の、相棒の、娘の幻想、先住民の男もまた、亡霊ではなかったか、過去に殺された、こうして夢の中、主人公は生きている、相棒も生きている、そして、二人は追いかけて、先住民の正義感の男もまた、娘の、いや死していった者たちの夢の中に、悪人は撃たれなくてはならない、だが、死した者と犯された娘が、抱き合っても、先住民が、ボスは殺しても、痛みは消えない、痛みとともに、だから苦い勝利、あまりに、苦い、苦い、抱擁、これがアメリカ西部、西部劇、大きな岩、山、谷間の、最中に、私たちもまた、この谷間に招かれて、ラストの先住民と抱擁の二人と共に、あまりに痛ましい涙の抱擁、あの始まりのホテルでの抱擁から、遠く離れて、

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