西尾市消防署の清水さん、浅井さんから、応急救護法を教えていただきました。
頭部や腕への三角巾の巻き方は難しく、なかなかうまくできません。どうやら練習が必要です。
毛布と竹を使っての簡易担架の作り方は、とても簡単で、「すごい!」と驚きの声が。大人が乗っても大丈夫です。
震災時は、物が不足し、今あるもので対処しなければいけません。三角巾の代わりに風呂敷、添え木の代わりに雑誌、竹の代わりに物干し竿など、他のものでもできることを知りました。
西尾市消防署の服部さんから、東日本大震災後、救急隊員として現地で活動された話を聞かせていただきました。実際の生の声から、その場の緊張が伝わり、子どもたちはじっと聞き入っていました。
震災にまつわる目頭が熱くなる話も教えていただきました。一部紹介します。
避難所でおじいさんが、「これからどうなるんだろう。」と漏らしたとき、横にいた高校生ぐらいの男の子が、「大丈夫、大人になったらぼくらが絶対元に戻します。」って背中さすって言ってた。大丈夫、未来あるよ。
国連からのコメント 「日本は今まで世界中に援助してきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」
停電すると、それを直す人がいて、断水すると、それを直す人がいて、原発で事故が起きると、それを直しに行く人がいる。勝手に復旧してるわけじゃない。俺らが室内でまだかなーとか言っている間 寒い中死ぬ気がんばってくれている人がいる。
会場は、涙でつつまれました。
西尾市消防署の方々、ありがとうございました。
保護者の皆様も、本日は多数のご参加ありがとうございました。
PS
夕方、用事があり学校にきたAくんに「今日の総学はどうだった?」とたずねました。
「(服部さんのお話)感動して、ずっとぞくぞくしていました。」と答えてくれました。
この東海地方にも大地震が近い将来やってくると言われています。
この子たちが、私たちの地域をひっぱっていってくれる大人になってくれることを確信しています。