今日は東京都庭園美術館内の旧朝香宮邸が期間限定で室内公開しているということで行ってみました。
ここは日本におけるアールデコ様式の精華ともいえる建築だそうです。
なぜそういうことになったかというと、朝香宮がフランスで交通事故に会い、その治療で2年間滞在中にアールデコ様式に出会い、それに魅せられ、帰国後関東大震災で損壊していた屋敷を再建するにあたりアールデコ様式を採用したという経緯があります。
またフランス語に堪能だった允子(のぶこ)妃もフランスから届く設計書や文書類の翻訳に力を尽くしたそうです。写真の水彩画は允子妃の作ですがなかなか見事な出来のように感じました。
建築にあたりアンリ・ラパンたフランス人芸術家やデザイナーの協力を得て、内装部材はフランスから輸入したそうです。和の精神を取り込んだ部分もあり、戦後の一時期は首相公邸や白金迎賓館として使用されました。
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