ブログ担当 O(おお)です 3月23日(木)の練習
隣の庭にある実がなる梅のツボミが膨らみかけ函館もすっかり春らしくなりました。今日はI先生がお休みのためH先生が練習前半と後半を通して担当します。
発声練習の後、新しい曲の譜読みです。千原英喜作曲 谷川俊太郎詩による「そのかみのかぜ」より「あのひとが来て」作曲にあたり、ひとつひとつのフレーズに気持ちを込めて。夢見るように。カラフルな音楽づくりを目指して。
あのひとの手に触れて
あのひとの頬に触れて
あのひとの目をのぞきこんで
あのひとの胸に手を置いた
ジーンとくる詩にピッタリの曲想、気持ちを込めて練習に励みましょう‼
「イランカラプテ」表紙にアイヌ文様のロゴマークが描かれている楽譜。作詞 秋辺デポ・新井 満 作曲 新井 満 「イランカラプテ」とは本来フォーマルな場面で用いられる丁寧な挨拶の言葉です。分解すると「イ」=それ(あなた)「ラム」=心 「カラプテ」=触れる 「テ」=~させる 直訳すると「あなたの心にふれさせてね」となるそうです。(諸説あります) ピアノ譜を観ると前奏に割り算の ÷ を斜めにしたようなマークがあるのです。simile(シミレ)イタリア語で「同様に」を意味し前の小節や直前の奏法と同様に演奏するよう指示する記号です。7回繰り返しです。雄大な北の大地を思い浮かべながら歌いだしに集中しましょう。
「かさなる声に」 今日は無伴奏なので自分のパートを歌いながら他のパートを聴くという簡単そうで難しいのです。なかなかうまくいかないのは自分のパートを完全にマスターしていないせいかな。他のパートの声を聴く余裕がないため声がずれてしまいバラバラの「かさなる声に」なってしまいます。指揮者H先生のお話し「かさなる」とは数十枚の紙が同じ位置にピッタリ「かさなる」ものとバランス良く少しずつずれて「かさなる」ものとがあるんだよと。音楽的に「かさなる」とは後者かな?
来週はコールフロイデ最年少 S さんが残念ながら退団します。良く気が付く他人のことを大切に想う心の持ち主です。本人の希望で「ハナミズキ」を送別の歌としますので楽譜をお忘れなく。
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