直感派踊り人ブログ

競馬予想が中心のブログです。当たらない予想をどうぞ。

データ派~"勝ち組"に負けない"素人"の買い方

2007-03-06 01:17:50 | 競馬
申し訳ございません。本記事は昨日の深夜にアップしましたが、内容に重大な誤りがありました。すでに修正した記事になっています。修正は広範囲におよびタイトルも変更することになりました。そのかわりデータを1種類追加しましたので、それで許してください。本当にご迷惑をお掛けしました。

(以下、修正済みの記事になります。)
いつもなら昨日の競馬を回顧するところですが、昨日はちょっと踊り人をしていましたので、レースをよく見ていません。特に弥生賞はパトロール映像をチェックしたいので、明日のグリーンチャンネルを見てから回顧することにします。(JRAのページのだと解像度が低くてわかりません。解像度の問題でないかもしれないけど。)

今日は使えるデータというわけではないですが、とても重要で基本的な話をしたいと思います。まず質問です。ふだん馬券を買うときに、いったいどのくらい戻ってくるものと思っていますか?・・・「そんなの運、不運があるだろう。」・・・正解です。ですがここでは、運はだれもが平等に与えられているとして話を進めます。さてどうでしょう?・・・「上手い人はいっぱいで、下手な人はあんまし。」・・・たぶん正解です。では上手い人って何でしょう?結果的に勝った人ってのはダメですよ。・・・「勝つ可能性の最も高い馬を推理した人。」・・・不正解です。例えば、本当に勝つ可能性50%の馬がいたとして、単勝オッズが3.0倍だったとします。この場合、単勝馬券の回収期待値は、50% x 3.0 = 150% となります。これなら儲かりそうですが、そう思ってこの単勝馬券を1億円購入してみます。単勝オッズが1.2倍になってしまいました。単勝馬券の回収期待値は、50% x 1.2 = 60% に下がったことになります。大損が予想されます。つまり、ある馬の勝つ可能性を正しく推理できたとしても、オッズと見比べて期待値の高い馬券を購入しなくてはダメということです。では、期待値の高い馬券を購入し続けてプラス収支の人たちがいるとします。この人たちを"勝ち組"と呼ぶことにします。もし"勝ち組"が世の中にはびこっていたらどうですか?・・・「"素人"は馬券を買うだけ損をします。」・・・正解とはしません。馬券購入金額の25%は、賞金、税金、JRAの運営費等で持って行かれます。残りの75%が配当金額となります。上手い、下手がなければ、馬券の回収期待値は約75%です。単勝と複勝は上乗せルールがあって約80%です。ですが"勝ち組"が存在すれば、残りの人たちの回収期待値はその分下がることになります。・・・「じゃあやっぱり正解ではないか。」・・・今回は"素人"っぽい買い方がこれだけ通用するというデータを紹介しようと思います。

≪データその1・誕生日買い≫
全出走馬の単勝馬券を同額ずつ購入したらどうなるでしょうか?つまり、オッズや予想の印などを見ずに、例えば気に入った馬名や好きな数字などで馬券を買う場合のシミュレーションです。この買い方を"誕生日買い"と呼ぶことにします。

2007年全レース ..... 74.8%
2007年オープン戦のみ ..... 87.3%
2006年オープン戦のみ ..... 94.4%
2007年新馬戦のみ ..... 40.3%
2006年新馬戦のみ ..... 71.1%

2006年全レースは数が多いのでさぼりました。。何か全然バラバラな数値が出てしまいました。どうしてでしょう?"誕生日買い"では、"勝ち組"の存在に関係なく、単純に波乱が続くほど回収期待値が高くなります。データからは、"オープン戦は波乱傾向、新馬戦は本命傾向"ということがわかります。つまり、オープン戦は"誕生日買い"をして良いということです。

≪データその2・オッズ買い≫
"誕生日買い"と並んで、"勝ち組"の影響を受けにくい買い方があります。人気の馬ほど買う額を大きくします。計算式は、(購入額) = (100 ÷ オッズ) です。例えば、単勝オッズが2.0倍の馬は"50"、10.0倍の馬は"10"、100倍より大きい馬は"0"(購入しない)となります。この買い方を"オッズ買い"と呼ぶことにします。

2007年全レース ..... 80.0%
2007年オープン戦のみ ..... 80.3%
2006年オープン戦のみ ..... 78.0%
2007年新馬戦のみ ..... 82.1%
2006年新馬戦のみ ..... 81.6%

80%に近い数値が得られました。つまり、人気がある馬ほど馬券になる確率が高いと思って買うだけで、標準の回収率が得られます。実はこれは当たり前のことでした。(この辺が重大な誤りがあったところです。)ですから、"オッズ買い"をすれば、"勝ち組"の影響を受けることなく競馬を楽しむことができます。・・・実はちょっとウソです。最終オッズを知っていれば確かにそうかもしれませんが、誰も馬券購入時点で最終オッズを知ることはできません。"勝ち組"の影響があるとするなら、"オッズ買い"はなるべく締め切り直前のオッズを見る必要があります。

≪データ3・指数買い≫
本当は新聞の予想オッズや印から"オッズ買い"のようにしてみたかったのですが、都合によりある指数から買い方を決めます。各レースごとに指数の良い方から順位を付けます。計算式は、(購入額) = (10 - 順位) です。順位が10位より下の場合は購入しません。この買い方を"指数買い"と呼ぶことにします。

2007年全レース ..... 84.7%
2007年オープン戦のみ ..... 96.5%
2006年オープン戦のみ ..... 122.1%

"指数買い"は当然使う指数によります。"誕生日買い"や"オッズ買い"と違い、"勝ち組"の影響を受けやすい買い方です。ですが、この指数で今回の買い方ですと、軽く標準の回収期待値を上回っています。良い指数なのは間違いなさそうですが、"素人"でもできる買い方です。これは私の直感でしかないのですが、"勝ち組"よりも"負け組"の方がはびこっていそうですね。。。"負け組"の方々には素人買いをおすすめします。(私もか!)