弥生賞、中京記念予想

土曜は新人騎手たちのデビュー戦となり、藤岡康太騎手と田中健騎手が初勝利を挙げました。おめでとうございます。藤岡康太騎手は若干待ってから追い出すタイプのようです。新人騎手の性格を早めに掴んでおいしい馬券を当てましょう。中京競馬は減量騎手とベテラン騎手が入り乱れ、小回りで直線が短いということもあり、道中から目が離せない面白いレースが続いています。土曜はわりと人気馬が上位に入線しており、人気馬からどこに流す？という買い方で十分楽しめると思います。おすすめです。


さて弥生賞です。人気両馬は後方からの競馬が予想されますので、道中のペースが鍵になりそうです。

≪能力比較≫
シンザン記念のアドマイヤオーラを10Pとします。あとは重賞の対戦比較（1P=1馬身）と斤量補正（1kg=2馬身）からポイントを算出します。出走馬の半数はすんなり出せましたが、どうやっても出さない馬もいました。中でも有力と思われる馬をポイント不明の馬として挙げておきます。

10P..... アドマイヤオーラ
6P..... ドリームジャーニー
4P..... メイショウレガーロ、サムライタイガース
2P..... 多数
不明..... タスカータソルテ、ココナッツパンチ、モチ

チューリップ賞と似たような感じですね。今回は不明の馬が多く、これ以上のポイント補正はしません。

≪展開≫
過去の傾向とかを普通に考えればスローの上がり勝負となりますが、今回は人気両馬が後方からの競馬となります。さらに有力各馬は騎手が乗り替わっているので、騎手の心理を考える必要があります。ちょっとデータ派です。各騎手ごとに、芝2000m以上のレースで４コーナー先頭だった場合の成績を調べてみました。

（2006年以降を集計）
川田騎手 6-3-2-0 単回収 739% （今回はモチに騎乗）
岩田騎手 5-4-2-8 単回収 238% （タスカータソルテ）
後藤騎手 2-3-1-6 単回収 45% （サムライタイガース）

（参考）
後藤騎手（1800m以下） 14-6-6-20 単回収 201%
武豊騎手 6-2-1-0 単回収 116%
安藤勝己騎手 6-1-0-4 単回収 180%
横山典弘騎手 3-1-1-5 単回収 141%
熊沢騎手 0-0-0-7 （中京記念でコンゴウリキシオーに騎乗）

川田騎手と岩田騎手が好成績を上げています。後藤騎手の先行策は短い距離の方が良いようです。おそらくタスカータソルテは先行しないので、モチの粘りに期待したいところです。ただ、モチの前走若駒Sは超スローの競馬でしたので、そうなると後方からでもアドマイヤオーラとドリームジャーニーの斬れ脚が勝るように思います。

【弥生賞・穴予想は無理予想】 的中！ 133% 回収！
◎ アドマイヤオーラ 1着
○ ドリームジャーニー 3着
▲ モチ 10着
△ メイショウレガーロ 4着
△ タスカータソルテ 7着
△ ココナッツパンチ 2着

[買い目]
3連単 ◎→○→▲,△,△,△ 4点 x 10% = 40%
3連単 ○→◎→▲,△,△,△ 4点 x 4% = 16%
3連単 ◎→(○,▲,△,△,△) 20点 x 2% = 40% → 2% X 66.5 = 133%
3連単 ▲→◎→○,△,△,△ 4点 x 1% = 4%


中京記念、ハンデ戦です。人気の1頭コンゴウリキシオーの逃げが予想されますが、58.5kgのトップハンデですし、弥生賞のところで挙げた熊沢騎手のデータが気になります。ハンデ戦なので意味があるかはわかりませんが、いつも通り対戦比較をします。

≪能力比較≫
小倉大賞典の勝ち馬アサカディフィートが今回57.5kgで出走と仮定したときを10Pとします。あとはコンゴウリキシオーとタイガーカフェが安定して走っていることを期待して、両馬との比較からポイントを算出します。トウショウパワーズとチャクラがうまく比較できないのですが、チャクラは距離適性が合わないので今回は消しで、トウショウパワーズは前走の京都2400mの勝ち時計からなんとなくポイントをつけてみました。かなり曖昧です。

14P..... シルクネクサス、スターイレブン
11P..... スズノマーチ
10P..... ワンモアチャッター、タイガーカフェ、フサイチアウステル
9P..... コンゴウリキシオー
8P..... ローゼンクロイツ、トリリオンカット、サザンツイスター
7P..... フォルテベリーニ、テイエムプリキュア
6P..... トウショウパワーズ、サンバレンティン、マチカネオーラ

ハンデ戦だけに、ホントかよ？という順番になりました。

≪調子≫
冬場だけに仕上げが思うようにいかないと思います。長期休養明けのサザンツイスターと、前走不振のローゼンクロイツ、ワンモアチャッター、スズノマーチ、トリリオンカットを-2Pします。

≪中京コース適正≫
中京コースの成績で、2-0-0-1のトウショウパワーズ、3-1-0-3のワンモアチャッター、2-1-0-0のコンゴウリキシオーを+2Pします。その他、+1P,-1P,-2Pの補正をします。

≪ポイント集計≫
14P..... シルクネクサス
12P..... スターイレブン
11P..... コンゴウリキシオー、フサイチアウステル
10P..... ワンモアチャッター
9P..... スズノマーチ、タイガーカフェ
8P..... トウショウパワーズ

おそらく、コンゴウリキシオーとトウショウパワーズが人気だと思いますので、それ以外に印をつけたいと思います。買い目はワイドで押さえます。

【中京記念・人気まるで無視予想】 ハズレ
◎ シルクネクサス 2着
○ スターイレブン 15着
△ フサイチアウステル 10着
△ ワンモアチャッター 4着
△ スズノマーチ 14着
△ タイガーカフェ 11着

[買い目]
単勝 ◎ 20%
馬連 (◎,○,△,△,△,△) 15点 x 2% = 30%
ワイド ◎～○,△,△,△,△ 5点 x 4% = 20%
ワイド ○～◎,△,△,△,△ 5点 x 2% = 10%
3連単 ◎→(○,△,△,△,△) 20点 x 1% = 20%

チューリップ賞、オーシャンS回顧

ごめんなさい。予想はずれました。惜しかったです。。仕方ない。。

【チューリップ賞・結果】
1着 ◎ ウオッカ （1人気）
2着 ○ ダイワスカーレット （2人気）
3着 無 レインダンス （5人気）

レースは安藤勝己騎手騎乗のダイワスカーレット が逃げる展開となりました。タガノグラマラスが2番手追走、スローな流れでウオッカは後方で脚を溜めていました。４コーナーで馬群が固まると直線は人気両馬の一騎打ちとなりましたが、追いついたウオッカの方が有利なのは明白で、早めにかわしてそのままクビ差のゴールとなりました。2頭の6馬身後方では、し烈な権利争いが繰り広げられましたが、最後はレインダンスがハナ差で桜花賞への優先出走権を手中にしました。
ウオッカはいつもより溜めたら、いつもよりも弾けました。マイルでは牡馬とでもいい勝負をしそうです。ダイワスカーレットの安藤勝己騎手は、前走のシンザン記念同様ウオッカが来るのを待っていました。並ばれたら負けとは思わないのでしょうか？この馬は切れ味勝負では分が悪いと思うのですが。。


【オーシャンS・結果】
1着 ◎ アイルラヴァゲイン （1人気）
2着 無 サチノスイーティー （10人気）
3着 無 シルヴァーゼット （11人気）

レースは激しいハナ争いになりかけましたが、途中から落ち着き、先行馬にとっては打ってつけの展開となりました。途中でコパノフウジンが躓いて下がっていったのも好都合で、直線は先行各馬の追い比べとなり、自力に勝るアイルラヴァゲインが抜け出して重賞初勝利となりました。2着争いは、吉田隼人騎手騎乗のサチノスイーティーが、逃げた津村騎手騎乗のシルヴァーゼットをなんとか捕えました。両騎手ともに若手の成長株です。吉田隼人騎手は差しの方が得意、津村騎手は積極的なのはいいけど折り合い付かない、というイメージが強かったので意外でした。人気で敗れたアンバージャックですが、馬体重12kg増で明らかに調整遅れでした。これを調教時計とかから見分けるのは難しいです。。高松宮記念へのステップとして参考になるというレース内容ではありませんでしたが、これでアイルラヴァゲインがそこそこ人気になるでしょう。。本番での予想が悩ましくなったってところです。