直感派踊り人ブログ

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vs四間飛車~最速の攻め筋

2007-03-01 05:37:58 | 将棋
今回も昇竜将棋オンラインでのモバイル対局の中から、最近印象に残った一局を紹介します。とは言っても最近ブログに夢中で対局していないので、1ヶ月ほど前の話になりますが。。

私が先手で当然居飛車、後手の方は四間飛車の出だしとなりました。私は居飛車穴熊はほとんどしません。何となく好みでないのです。駒が盤上で片寄るあたりとか。。お互い定跡っぽく進めて図の局面となりました。



▲5五歩です。四間飛車相手のときはこう指すことが多いです。後手が早めに△5四歩と位を解消しにくると、先手に面白い手がいろいろあったりします。ですが、この相手は早めというかいきなり△5四歩としてきました。その後、▲5六銀、△5五歩、▲同銀、△5四歩となり、どうやら後手は受け100%の作戦?の様子です。しかもその後、▲6六銀、△1二香ですから。。相手がその気ならと、多少の手順には気にせず陣形を整えて次の局面が今回のテーマ図です。ここでどう指しますか?



最初は▲6七金右ぐらいでなるようになるだろうと思っていましたが、この局面で一手で攻めの形をつくる好手が見つかりました。最善手かどうかは疑わしいですが。。金は引く手に好手あり!▲5九金です。次に▲6八飛と回れば、4六の角が相手の玉を睨んでいますので、6筋からの攻めが急所となります。

これでさすがに参っただろう。さてどう受ける?と思っていましたら、後手の次の手は△3二銀でした。。これにはさすがに拍子抜けでした。▲5九金をただの手待ちと思ったのかもしれません。この後、▲6五歩、△4二角、▲6八飛から一方的な将棋となりました。では△3二銀ではなく、△8三銀から銀冠を目指した場合を考えてみます。



図のような展開が予想されます。ここで△4五歩なら、▲同桂、△4四歩、▲5三桂成、△同金、▲6四銀と攻めが続きます。△4二角としても、▲6四銀、△同金、▲同角、△同角、▲同飛では一旦攻めが止まってしまいますが、▲6四銀ではなく、▲6四歩、△6二金引、▲7五歩と7筋を絡めていけば攻めが続きます。。ですから、▲5九金と引いた時点で、かなり勝ちに近づいたのではないかと思う次第です。