昔、それはそれは見目麗しく野性味溢れたアーガイル王子がおりました。
国中の礼儀正しく打たれ強い貴婦人たちは皆、アーガイル王子の虜でした。
さあ、今日はアーガイル王子の誕生日です。
残された時間、皆でお祝いいたしましょう!
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朱孝天の功績
仏教界を震撼させ大流行にまで導いたゆるふわ螺髪。 ←アーガイル王子既に終了
釈迦如来はもちろん、釈迦になるため日々修行している菩薩たちにも影響は及んだという。
今回はその菩薩界の頂点に君臨している観音菩薩に忙しいスケジュールの中少しばかり
話を伺うことができた。
「実は将来パンチ螺髪にするのに抵抗があったんだ。」
と、観音菩薩は苦笑した。
「だけどこのゆるふわ螺髪ならお洒落だし品性を保てるしで文句のつけどころがない。
読経会などかしこまった集まりにはちょっときつめに巻けば没問題だし。
如来様の脇侍をつとめている文殊も普賢も今じゃゆるふわなんだ。
その他の菩薩も然り。ただ地蔵だけはスキンヘッドなんで悔しがってるけどね。(笑)
-今回のゆるふわ螺髪は菩薩より位の低い天部からの発信ですが、
その辺りの抵抗などはなかったのでしょうか?-
確かに天部は僕より位は下だけど既に仏教界になくてはならない存在になっているよね。
彼らが巻き起こすウェーブは仏教界の新しい風としてどんどん取り入れていきたいと思ってるんだ。
特に朱孝天には注目している。
彼の己の身を削った説法は菩薩界でも一目おいているほどだよ。
最近彼の浮いた話が沈んだってきいたから
またその話を交えて酒~~じゃ、なくて、甘露でも飲みたいと思っているんだ。」
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インタビューの後観音菩薩はゆっくりと香(銘柄:伽羅プレステージ)をくゆらせながら、
「ホントは朱神の耳ピと鼻ピも羨ましいんだよ。
如来様なんてこの前本気で鼻ピ悩んでたからね。
なあ観音、これぐらいなら許されないだろうか?って。」
思った以上に朱孝天の影響力は大きいようだ。
ゆるふわ螺髪に加え
釈迦如来の鼻にキラリと光るものが見える日も遠い話ではないのかもしれない。
月刊パーラミター(波羅蜜多)
加工前の元画像はkenforeverさまからお借りいたしました。謝謝!
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