那須塩原市がコンビニの納税を拡大

　現在の納税方法は、納付書により銀行か郵便局での現金納付か口座引き落としの２種類である。コンビニ収納は、システム運用会社への手数料払がかさむが、収納率が向上すれば費用対効果としても良い結果となるかもしれない。

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那須塩原市がコンビニの納税を拡大
2007年01月29日　朝日新聞より抜粋
　那須塩原市は新年度、コンビニエンスストアで納められる税金を市民税、固定資産税、国民健康保険税にも拡大する。今年度始めた軽自動車税のコンビニ収納が好調なためで、上下水道料金の収納も同時に始める。同市によると、四つの税目のコンビニ収納は県内の市町で最も多いという。


　今年度の市の軽自動車税は当初納付書総数３万５９２３件（税額１億９９４６万円）。７月末時点のコンビニ店での納付は３８５９件（同２０８７万円）で、利用率は10・７％。全体の収納率をみると、87・65％で前年度比１・１％増。収納事務が円滑に進み、督促状の送付なども以前より順調に行えたという。この成果を踏まえ、対象税目を拡大することにした。



　コンビニ収納の利点は「納付窓口・時間の拡大により納税者の利便性向上」「納付したことが翌日にわかるため、督促状・催告書の行き違いが減少」「納められない言い訳が減少し、納税交渉や滞納処分が容易」など。結果として「収納率の向上につながる」と市。


　市は、07年度のコンビニ店の利用を軽自動車税４千件、市民税７千件、固定資産税１万８千件、国保税２万１千件と見込んでいる。コンビニ収納代行会社１社、コンビニ本社社に納付事務を委託。市は１件につき55円（税引き）の手数料などを支払う。