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「近代産業遺産」選定へ…経産省

2007-02-06 23:57:37 | 新聞記事の気になるトピック
 産業遺産の保存・活用が重要との持論について、更なる自信を持った記事である。足尾・足利等にある、貴重な遺産が選定されることを期待したい。


(2007年2月6日 読売新聞)
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「近代産業遺産」選定へ…経産省
 製鉄、製糸など広域で
 経済産業省は今年10月に、「近代産業遺産」を選定することを決めた。

 近年、日本の近代化に大きな役割を果たした炭鉱や製鉄、造船、製糸などの工場や関連施設の価値について、国民の理解が深まりつつあるのを背景に、地域の歴史遺産を経済や教育の活性化につなげようと企画した。

 いわゆる近代化遺産(産業・交通・土木)については、これまで文化庁が49件の重要文化財を指定している。しかし、対象の建築的、芸術的価値を重視した単体の指定であることから、経産省は地域の産業史を一つのストーリーとして構築し、広い範囲に点在する関連施設を一体として選定することにした。産業資料館や企業博物館なども加えて検討、十数件が選定される見通しだ。

 例えば、「幕末から明治にかけ、九州や山口県で積極的な西欧技術の導入、改良が行われ、世界史的にも類をみないスピードで飛躍的な近代化を成し遂げた」とのストーリーで、北九州市の八幡製鉄所や長崎市のグラバー邸、鹿児島市の尚古集成館などを一連の「遺産」として選定することなどが考えられる。

 研究者や作家、マスコミ関係者ら有識者による「近代産業遺産委員会」を来月にも発足させ、選定を進めていく方針だ。

(2007年2月6日 読売新聞)

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