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常勤医師不在の危機 佐野市民病院 最後の3医師態度保留

2007-02-08 14:02:03 | 新聞記事の気になるトピック
 常勤医師不在の危機
 佐野市民病院 最後の3医師態度保留

 医師不足で経営危機に陥っている佐野市民病院(二百五十八床)で、四月以降も勤続するとみられた常勤医三人が、態度を保留していることが七日、明らかになった。

 同病院は八人の常勤医のうち、すでに五人が三月末に病院を去る可能性があるため、四月以降は常勤医が不在になる可能性さえ出てきた。

 同市はこの日の市議会全員協議会で、病院の情勢について報告。態度を保留した常勤医三人は三十-四十歳代で、いずれも医局に属していない。背景には、病院運営に対する不安や不満があるとみられる。

 病院側の報告によると、本年度の経営状況は二億円の赤字。同市は二月補正予算で対応するため、本年度の一般会計からの拠出は過去最高の総計十億円となる。

 こうした状況を踏まえて、同市側は今後の病院運営について、運営のみを民間に委ねる指定管理者制度を導入する方針を表明。四月一日までに新院長を招へいし、入院や外来、一次救急などに対応できるだけの医師確保に努力する考えを強調した。

 これに対し議会サイドからは、「指定管理者制度では、市民のニーズに合った運営が困難」などとして慎重論が出た。 (梅村武史)

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