『腸・美人』 通信

『頭とおなかの中』に地震と災害が一度にやってきた。そして、健康を創る自分に変化した。現在、おなかの「免疫力治癒力」育成。

国立故宮博物館

2012年05月22日 09時54分42秒 | Weblog
 
最初のスタートは三階からだ。中国大陸文明の石器時代…王朝国家の戦国時代…興隆する漢人王朝、秦・漢の時代…ああ、三階は時代で観賞できるようになっているのだ。元来は工具で武器の形態から儀式用の器と変化して、その器に書かれる模様(絵)の文化が…宗教も生まれたのだろうか?青銅器が製作され、その文化が本格的になる。秘宝中の秘宝である三足容器が生まれ、国権を象徴する礼器になり文字が刻まれ古代史を知る文献が生まれる。

文献から文物となり磁器の時代へと移るのだ。青銅器は古代中国では特殊な意味を持ち、祭祀器や礼器として扱われていたと書かれている。二階に降りると、唐の時代…宋・元の時代…明の時代…清の時代、と私たちが思い出される時代の流れが見えてくる。唐の時代から多様性と国際性を持った文化が生まれ、ふくよかな体つきに衣をまとった美人像が生まれ、靴を履いている。そして、宋時代から芸術に磨きがかかり、文化が重んじられる優雅な時代へとなびく。

 明の時代に入ると色彩が広い範囲に広がり、陶磁器や彩磁器など「青花」は永楽帝に使われ、技術の進歩を迎え、文化が成長してくる。清の時代に入ると、文化の豊かな時代になり、天然石を使って「玉」の製作、手工芸の発達、子孫繁栄の芸術、精密な彫刻へと進化していった。一番脳裏に焼きついたのは、至る所に架空の動物「龍」が彫られ、中国神話伝説のお話が聞けるのでは……と思った…しかし、掛け軸に書かれた「こちらを睨んでいる龍」について語り出した。‟中国人が最も貴重がられている「龍」”…‟怖い顔をしている「龍」”…日本語で説明されているおじさんは、時間がない、時間がないと言いながら「龍伝説」に気合いが入り、おじさんの顔も「龍」になった!

…龍は長寿、または、不死と結び付き、天高く飛翔することから「天地を行き来することができるただ一つのの動物(空想上の動物)と言われております」と前ぶれをして、楽しいおじさんにかわった。私は、中国思想(五行思想)の「朱雀を前におき、玄武を後ろに構え、青龍を左、白虎を右」と四神の守りから、「龍」のお話に入るのかと思ったのだが…そのおじさんは、手の指、足の指に書かれている金色の爪…三本は平民(日本的にいえば…)の龍、四本は貴族(日本的に言えば…)の龍、五本は天皇(帝王・黄帝)の龍だという。

そういえば…はて、はて、私は龍の指は四本だと信じていた。五本指は初めてであり、三本指は一本隠れているのだと理解していた。なるほど、なっとくさせられてしまった。開眼!!九星の「龍」は、冬は湖の底に沈み、春は水辺で新しい芽ぶきを待ち天に昇る。雨が必要な時は雨を降らせ、風が必要な時は風を起こし、秋が終わると地に降りて湖の底で眠る。そのような龍の動きで一年が過ぎてしまう。天地を行き来しながら自然界を支配する「龍」、ある時は「神獣」、ある時は「聖獣」、ある時は「守護神」となり、人々の心の支えになっているのかもしれない…!!


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