「掘ったら菓子!!」

こんにちは!ちづです!
ちょいホッタラカシ気味に(w)日々の日記などを綴っています。

390「ミズクラゲの飼育状況」

2012年11月27日 22時13分13秒 | アメフラシ研究・他 海洋生物・仕事関係
飼育を始めてから、約20日。

クラゲの受精卵は、まるで白玉のような微小なプラヌラ状態を経て、岩などに定着しポリプというお花のような形に変化します。

ポリプからストロビラへ変化して、まるで桜の花を何枚も重ねたようなかわいい形に。

その後、水温の低下などの刺激により、ストロビレーション(1枚づつはがれていくこと)を起こして離脱したストロビラは、エフィラという水の中に舞い踊るお花のようになっていきます。

私の家にやってきたときは、このエフィラ(虫メガネサイズ)の状態でした。

20日が過ぎ、以前ちいさなビンに入っていたのが、観察しやすいこんな形の入れ物に引越しさせました。



ナナメのガラス棒からは泡が間欠で出ています。

泡は、海水に酸素を送ると同時に弱い水流を起こしてクラゲたちをまわしていきます。

水流がないと、こんな感じ↓
沈んでます(w)

大きなもので、500円硬貨よりやや大きいくらいになりました。

足(4本)もちゃんと生えて・・


葉脈もはっきりしてきました・・


食事は・・エビの仲間のブラインシュリンプです。
クラゲはからだがほとんど透明なので、食後にはエビのオレンジ色が透けて見えています。

消化されたエビは、この葉脈を通って全身に送られます。

傘の上が4箇所オレンジになっているのがわかりますか?
消化器官です。

クラゲを飼うには、まず、このエサのブラインシュリンプをふ化させなければなりません。
ふ化後2日以降のブラインは大きくなりすぎエエビの殻が固くなったり、栄養構成が変わってしまったりして、えさとしては適さなくなりますので、ほぼ毎日このエサのエビをふ化させなくてはならないのです。

換水も大変です。
クラゲですから、もちろん海水を使います。私は職場の関係で、手軽に海水が手に入りますが、通常はアクアソルトを使って人口海水を作っていかねばなりません。

ミズクラゲの寿命は大体1年から1年半ですから、やがては30センチくらいまで大きくなってくれるでしょうか(w)






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イチゴ)
2012-11-28 20:26:01
餌の飼育からって、犬より大変じゃないの~
犬の餌は買ってくればいいけど
くらげの飼育と言うよりも、えびの飼育もしてるってことでですね
頑張ってくださいませ。
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Unknown (バンダナおやじ)
2012-11-28 22:06:38
なかなか手のかかるお子様たちですねぇ。
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Unknown (もも)
2012-11-29 13:37:33
大きくなったわね~
寿命までの間にあかちゃんってうまれるのかな?
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Unknown (ちづ)
2012-11-29 17:44:18
イチゴ様・・そうなんです。同時にエサのエビも飼育中。コレが「温度管理が悪いとなかなかふ化しない」など、結構大変です。

バンダナおやじ様・・いえいえ、人間に比べれば(w)
一生懸命大きくしても、ちっともいっしょに遊んではくれません(w)
K君と遊びたいなぁ・・★

もも様・・メスとオスがいれば、受精卵が出来る可能性は0パーセントではないですが・・。成体30センチくらいまで大きくなれば・・です(w)
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