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ちさとの風WEB

千里山まちづくり協議会の情報発信ブログです。定例会通信や各種イベント・講座のお知らせなど幅広い情報をお伝えしていきます。

「千里山ウォーク」雨天決行

2010-10-30 17:11:36 | 千里山を知る


 日本列島直撃かと想われた台風14号が南海上を沿って動いてくれたお陰で、まちづくり協議会主催の「千里山ウォーク」が雨天決行(正確には曇天)できる状態となり参加してきました。
 全員で30名に近い参加者はあやふやなお天気を考えると上々でしたが、やはりその分参加された人達は我がまち千里山のことについて、案内ガイドの話すことに皆さん熱心に耳を傾けて下さる方ばかりでした。途中、まちづくり協議会の松岡・中野さんや自治会の藤木・川崎さん達の解説が面白く、午前9時半から3時間のウォークの行程が意外に短くも感じられました。
 集合場所の第1噴水で千里山開発史を簡単にお復習いしたあと、2班に分かれて出発しました。住宅街の中では開発当初の面影を残した住宅が幾つか見られ、何本かの街路樹と共に往年の千里山の佇まいが彷彿とされました。
 千里山神社では普段は鍵が掛かっていて入れない三角点(約70M)の置かれた場所に入り、大阪市内や生駒の山並みなども曇天を押して望むことができました。
 最後は関西大学の構内に入り、千里山在住の著名な日本画家村居正之さんの幽玄な『アクロポリスの月』を尚文館内で鑑賞したり、博物館前に設置された高松塚古墳のリアルな再現陶板レプリカを見学しました。
 お昼過ぎのウォーク解散後は、希望者が学内のバイキング・レストラン「紫紺」で食事をとりながら談笑を楽しみました。

※ 村居正之さんの日本画作品は他に、千里山・佐井寺図書館で『デルフィの星』が、またレストラン「紫紺」のある関大100周年記念ホールB1Fにも秀作が見られます。

まちづくりフォーラム告知

2010-03-04 08:48:09 | 千里山を知る


 千里山まちづくり協議会主催(3月13日・土曜・午後2時~4時・千里山会館)の、まちづくりフォーラム『千里山の暮しと住まい』の告知チラシが自治会掲示板に張り出されています。
 千里山まちづくり協議会では地域の住まいの在り方に関して、まちづくり作法集として『千里山の暮しと住まい』をまとめ刊行してきました。またマンションに重点を置いた第2弾を吹田市の助成(景観まちづくり支援事業)を一部受けながら計画しています。
 既刊分を中心となりまとめた協議会会員でもある建築家中島祐三さんと、第2弾の中心となって企画進行中の同じく高津章雄さん、そして特別参加として吹田市の景観アドバイザーでもある大阪大学準教授の若本和仁さんがパネラーとなり、フォーラム&ディスカッションを行うことになりました。
 千里山の住民だけでなく広く市民の皆さんの参加をお待ちしています。

告知チラシ(拡大) ・千里山会館の地図

「千里山こだわり展 」PART-2

2009-04-04 17:44:51 | 千里山を知る


 一昨年の秋に第一回が開催されて好評を博した『千里山こだわり展』のPART-2が、3日(金)から5日(日)まで千里山・佐井寺(通称ちさと)図書館で行われました。
 写真やアルバム・文献などを始めとして、書・絵画そして住民それぞれの想い出と思い入れの籠もった品々が、木造小学校を模した復元教室で所狭しと並べられ、多くの人達が桜並木の中を訪れて下さいました。
地図

【追記】地域情報サイト「千里山.NET」の「想い出写真館」からのリンク・リストに本展のページを作成しました。

【追記】吹田ケーブルTVの「日刊すいた情報局」で放送されました。

『千里山大正ロマン』電脳博物館

2008-06-05 23:24:32 | 千里山を知る


 昨秋、関西大学博物館で学生により研究発表されて話題となった『吹田を知る』の中で、展示されたコーナー『千里山大正ロマン』のコンテンツがブログ『千里山大正ロマン』電脳博物館となりいよいよ開館されました。先日、千里山まちづくり協議会の会報『ちさとの風』No.9に掲載するため、昨秋の展示会の紹介記事でご協力頂いたrena*さんからご連絡を受け、早速できたての電脳博物館を見学させて頂きました。
 主要なコンテンツは、展示会に出展されていた写真や調査成果を、WEBで閲覧しやすく再整理されたものですが、展示ブースの背景になっていた大きなパネルや当日配布されたパンフレットも拡大して見られるようにと工夫され、千里山の歴史や生活文化がまとまって学べる“博物館”として新たな場が作られています。
 「‥‥新たな調査結果が出次第、更新予定☆」とタイトル説明に添えられており、千里山という一つの個性的である意味象徴的なエリアを題材にして、近代から今日に至る日本の生活史や女性の風俗・意識など、多くの興味深い調査が続けられると期待されます。またこの展示会やWEB化をきっかけに、千里山住民サイドとのコラボレーションも考えられるのではないかと楽しみにしています。

※「千里山.NET」へのリンク有り難うございます! 早速「千里山の歴史・文化」の方でも電脳博物館を紹介させて頂きました。

佐井寺の散策会

2008-05-06 19:26:57 | 千里山を知る
 最後の連休日は朝早くから初夏の陽気になりましたが、吹田市博物館で開催中の『西村公朝~たどり来し道』の見学を兼ねて、佐井寺の旧い街並を通り抜けるウォーキングの集まりに参加してきました。千里山まちづくり協議会の人達と住民の20人近い一団で、午前中の2時間ほどをかけて博物館まで8,000歩ほどの距離を歩きます。
 途中のマーケットで購入したそれぞれのお弁当を、博物館の屋上庭園のベンチに腰掛けて頂きました。よもやま話などを楽しみながら青空の下で食べると、何でも無いスーパーのマーボ丼でもとても美味しく感じられます。食べ終わる頃にちょうど博物館のコーヒーを奨めに来られたので、ホットコーヒーを頼みしばしゆっくりした午後の一時を過ごしました。
 西村公朝さんは現代彫刻家で仏師としても大きな文化貢献をされた方で、晩年には吹田市博物館の初代館長を引き受けられました。高槻の富田町に生まれ、東京美術学校彫刻科を出られた後に美術院に勤められ、全国の仏像文化財の修理や独自の作風を持つ創作活動を続けてこられました。その学生時代の習作から、自らの得度後に住職として入り復興させた古寺に安置された仏像まで、多くの作品が手紙や創作ノートなどの資料とともに見られます。
 特に学生時代の少女立像の習作の中に、後の仏像作品を想わせる雰囲気を漂わせたものがあり、現代彫刻と伝統的な仏像彫刻の新しい融合の芽生えが感じられるものが印象的でした。6月22日(日)まで行われますので見学をお薦め致します。
【記 : 小畠功】

 

 

散策会のご案内

2008-05-03 21:08:40 | 千里山を知る


 千里山まちづくり協議会の企画する散策会がGW連休最後の6日(火)に行われますのでご案内します。佐井寺の旧い街並みを通り抜けて、吹田市立博物館で開催中の「西村公朝」展を見学する、ウォーキング&カルチャーの興味深い内容となっています。
 
佐井寺散策と吹田市立博物館「西村公朝~たどり来し道~
・日 時:5月6日(火・振休)小雨決行
・集 合:千里山駅東改札前 10時
■ 博物館までの往路は佐井寺の古いまちなみを散策します
・ 散策コース:千里山駅~河田新池~尾根道~萱葺きの民家~愛宕神社~佐井の清水跡~伊射奈岐神社~佐井寺~立派な長屋門の民家~くりぬき水路跡~佐井寺東公園~リオちゃん(岡本太郎の元カーニバルプラザ看板)~トンネルアート~博物館
■ 博物館では「西村公朝展」だけでなく、楽しいイベントもあります
・アート教室~岡本太郎に挑戦~リオちゃん、こたろう(太陽の塔の子ども)を作って遊ぼう
・市民フォーラム「明日の吹田市立博物館を語る」(14時から)
・西村公朝(1915~2003)は仏像修理の第一人者、三十三間堂の千一体千手観音像をはじめ、1300体余りの国宝・重要文化財の仏像修理を手がける。京都の愛宕念仏寺の住職も拝命、同寺の復興に尽力。1992~2003年、吹田市立博物館館長。仏像彫刻にかけた生涯の珠玉の作品が展示されます。
◇◇◇ 参加費:無料 申し込み:不要 ◇◇◇

大宅壮一が見た「千里山」

2008-04-25 14:29:46 | 千里山を知る


 先日、千里山まちづくりニュース『ちさとの風』Vo.9の編集会議で集まった時、評論家の大宅壮一さんが以前に週刊朝日に書いた『千里山』という文章のことを、編集長の安藤さんが話されました。僕はあいにくそのことを知りませんでしたが、中野さんが東京の同窓親睦会「千里山会」の会誌に紹介されていたと言われて、ネット検索で探したのですが結局見つかりませんでした。写真はその後に安藤さんからFAXを頂いたものです。
 通読してみますと大正時代の千里山住宅地の開発当初の様子や、戦後成長期からの松が丘の戸立て住宅群開発や、モダンな千里山団地の新感覚の住環境、そして終着駅としての千里山駅の乗降客の混雑ぶりなど、大阪市の発展を支えたサラリーマン住宅地の詳しい描写がなされていました。初めは全く顧みられなかった新興住宅地が、ちょうど起こった関東大震災の影響でたくさんの人達が移り住んだことなども興味深いことでした。また住宅地としてはB級・C級という記述もあり、少し辛めの総合評価を頂いているようです。「千里山夫人」といった表現もあり、有閑マダム的な古き良き時代の香りも漂ってきます。
 今となっては余り特別のことは僕には感じられなかったのですが、当時幾つかの街シリーズの一つとして特集記事に千里山が採り上げられた意味と、大宅壮一という稀代の社会評論家の現実生活に密着した視点の確かさとは、とてもリアルなものとして強く印象に残りました。



 その後、原本ではないのですが昭和32年の掲載になるその文章のコピーを、千里山まちづくり協議会の安藤さんにお借りしましたので、4ページのPDFデータに組み直し住民の皆さんにご覧頂けるようにしました。
 「新・日本拝見」という特集シリーズで、戦後12年を経て新たな平和民主主義の価値観のなかで、人々の生活や社会風俗がどのような方向性をみせているのか、全国で特徴のある新興住宅地に焦点を当て探っていこうという企画だったようです。大正時代に開かれた千里山住宅地が、当初の困難な経営状況を抱えつつも、恣意的な住民誘致から徐々に中間サラリーマン層の住宅地として発展してきた様子が、辛口評論家の眼でもって等身大に描かれています。ややロマンティックに想像しがちな我がまちの冷静な評価がそこには感じられました。
 ところで大宅壮一さんは大阪府三島郡富田村(現高槻市)の醤油屋生まれだと安藤さんに教えて貰いました。三島郡といえば吹田や千里山も同じ郡内ですので、辛口の中にも何か愛情のようなものが感じ取れるのも不思議ではありません。
【記 : 小畠 功】

掲載記事の紹介

散策会のご案内

2008-04-22 15:29:48 | 千里山を知る
散策会のご案内

佐井寺散策と吹田市立博物館「西村公朝~たどり来し道~」 
・日 時:5月6日(火・振休)小雨決行
・集 合:千里山駅東改札前 10時
~博物館までの往路は佐井寺の古いまちなみを散策します~
・ 散策コース:千里山駅~河田新池~尾根道~萱葺きの民家~愛宕神社~佐井の清水跡~
(見所)  伊射奈岐神社~佐井寺~立派な長屋門の民家~くりぬき水路跡~佐井寺東公園~
リオちゃん(岡本太郎の元カーニバルプラザ看板)~トンネルアート~博物館
~博物館では「西村公朝展」だけでなく、楽しいイベントもあります~
 ・子どもたちのための「竹の遊具づくり」(千里竹の会 協力)や楽しい工作教室
・ 市民フォーラム「明日の吹田市立博物館を語る」(14時から)
・ 西村公朝(1915~2003)は仏像修理の第一人者、三十三間堂の千一体千手観音像をはじめ、1300体余りの国宝・重要文化財の仏像修理を手がける。京都の愛宕念仏寺の住職も拝命、同寺の復興に尽力。1992~2003年、吹田市立博物館館長。仏像彫刻にかけた生涯の珠玉の作品が展示されます。:
◇◇◇ 参加費:無料 申し込み:不要 ◇◇◇

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旧西尾邸とアサヒビール見学
・日 時:6月7日(土) 雨天決行!
・集 合:千里山駅東改札前 12時30分
旧西尾邸(吹田市内本町2)は代々仙洞御料の庄屋を務めた旧家で、主屋、離れ、茶室、庭園など
近代和風建築として高い評価を受けているもので、歴史・伝統・格式を伝えるものです。
・参加申込:6月4日(水)まで 参加費:無料
   FAX 6384-8168  TEL 090-6974-1058
(お名前と電話番号 連絡下さい)

主催:千里山まちづくり協議会 散策会実行委員会
担当:松岡・中野(連絡先 松岡:090-6974-1058)



「秋季歴史文化講座」

2008-02-29 09:34:59 | 千里山を知る
吹田郷土史研究会例会「秋季歴史文化講座」の報告



 2007年10月21日、吹田郷土史研究会主催による「秋季歴史文化講座」がメイシアター・小ホールにて開かれました。
 講演内容は第1部「千里山の暮らしと住まい」とし本会中島祐三が、第2部「千里ニュータウンの誕生とまちづくり」として吹田市立博物館学芸員の藤井裕之氏が講演。北摂に隣り合う2つの開発について考えるものでした。
 大正末、民間開発の千里山に対し、昭和中ごろ、国・府開発の千里ニュータウン。時代背景や成り立ち、規模もまったく異なる2つの開発ですが、いづれもその時代のさきがけの開発であった事が注目されます。
 講演では年表と開発図を見ながらそれぞれの開発の背景が説明されましたが、それはイギリスの田園都市構想を理想とし2つの時代をまたいで展開する日本の郊外住宅地開発の歴史を駆け足でとおるようでもありました。また、講演ではそれぞれが持つ魅力と問題点が取り上げられましたが、開発のさきがけであった地域が現代の問題を解決する事例のさきがけとして期待されているとの指摘もありました。

 吹田郷土史研究会は歴史も古く、年間を通じて講座や歴史探訪ツアーの企画などとても活発な研究会です。この講演は19年度吹田市民文化祭参加行事でもあり講演の合間には市長も来場されました。郷土史会会員をはじめたくさんの方の参加を頂き、とても有意義な講演となりました。
【記:中島祐三】

千里山こだわり展

2008-01-11 22:58:25 | 千里山を知る

( 千里山住人の「こだわりの品」)

2007年11月17日(土)と18日(日)の2日間にわたって、会員それぞれが展示物を持ち寄って千里山・佐井寺図書館の復元教室で「千里山こだわり展」を開催しました。

一番人気は千里山の古い地図?昭和三年の梅干?

梅干は漬けてから80年経っているとは思えないほど、というか80年経っているからこその、なんとも言えない味わいでした。

最初、展示物が集まってくるまでは、どんな展示会になるか?、企画した会員たちも不安がいっぱいありましたが、集まってみると、写真、絵画だけでなく、賞状、小物、住宅模型、などなど、とってもバラエティに富んだ良い展示会になりました。

千里第二小学校出身の阪口市長や藤村衆議院議員、そして千里山に関係の深い市議会議員さんや市の職員さんたちも足を運んでくれました。

もちろん、千里山にお住まいのみなさんも来てくださって「ああ、こういうものだったらうちにもあるよ」と言ってもらえたので、「じゃあ、来年はぜひ出品してくださいね」ということで、また開催したいな、と考えています。

【記 : 池渕佐知子

【関連WEB紹介】 ・夢日記 ・未来にまっすぐ