日曜日は千里山まちづくり協議会で企画した佐井寺コース散策会&「小松左京写真展」見学に参加しました。
午前10時に千里山駅東改札口に集合し、愛宕神社や伊座那岐神社また佐井寺や周辺の菜の花畑・茅葺き民家などを見学した後、阪神高速道路の吹田サービスエリア内の中華レストランで昼食会でした。
そして午後からはちょうど吹田市立博物館で開催中の「小松左京写真展」(来週末まで開催)を見学し、また併催イベント「小松左京研究会による作家とファンの交流を語る会」を楽しく聴きました。始めは仲間内のオタク的な乗りで内容が良く分からなかったのですが、2時間ほど聴いている間に少しずつ「コマケン」の活気や雰囲気が伝わってきました。
7月には大阪サンケイホールで一周忌を兼ねて小松左京の思い入れの強いSF映画『さよならジュピター』の上映とシンポジューム「小松左京に出会う会」が開かれる予定のようです。30数年前の『スターウォーズ』や『未知との遭遇』が大ヒットしていた時代に、日本らしいSF映画を制作し世界に発信したいとの意欲を持って作られたという話を聞いて『さよならジュピター』を一度僕も視てみたくなりました。
千里山に戻って来る途中、大阪学院大学の桜並木と、学生達が伸びのびとトレーニングしている芝サッカー・グラウンドの開放的な風景に一日の疲れを癒しました。学生が休憩している僕たちに挨拶をしてくれるなどとても礼儀正しいのに感心しました。この季節に10日間ほど一般にも開放されて周辺の住民にも桜を楽しんで貰っているということでした。
※『さよならジュピター(予告編YouTube)』は制作費が当初予算の1/3程度に抑えられたり、予定していた映画監督の死去などの不運も重なり、映画そして興行的にも低い評価に留まったようですが、後で小松本人によりノベライズされた小説はSFファンの投票によって決定される星雲賞の日本長編部門賞を受賞しています。