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まちびと来たる

まちづくりを楽しむ人、まちづくりで汗をかく人、まちづくり研究者、を対象としたまちづくり情報・交流のためのブログ。

みちづくりのワークショップ

2011-06-30 03:33:04 | すいたのまちびと
 7月10日(日)に千里山佐井寺線ワークショップ(第3回)を以下の日時、場所で行う予定です。
 街路樹やちょっとした休憩スポット等、周りの施設や風景を考えながら、「みちのイメージ」を皆で話し合って市に提案してみませんか。
 ■日時:2011年7月10日(日)14:00〜
 ■場所:千里山佐井寺図書館、多目的ホール
 ■主催:千里山みどりプロジェクト
 緑で癒されたい方、まちづくりやコミュニティづくりに興味のある方、子育て中のママさんパパさん、大歓迎。

緑を救うプロジェクト

2010-09-20 11:28:57 | 実践まちづくり
 以前、私は、精神的に疲れた時期がありましたが、庭に植えられていた草花に助けられたことがあります。草花は、水をやり、肥料をあたえ、枯れた花を積むと、美しく咲いてくれます。「草花は裏切らない」そう信じて毎日毎日世話をし続けました。

 そのうち、花は庭いっぱいに咲き乱れ、庭の前を通る歩行者からは、「きれいな花ですね」と褒めていただくことが多くなりました。私の精神は、回復し、充実した日々を過ごすようになりました。

 そんな私は、今年6月と7月に団地の建て替えで掘り出され捨てられるであろうアガパンザスや木苺、ハマユウ、アジサイなどの草木、草花をマーキーングし、掘り出し、団地居住者や周辺の住民に無償で提供するというプロジェクトに参加しました。市役所、UR、市民が手をとりあって、こうしたプロジェクトを実践できたわけです。

 草花に助けられた私が、草花を救うプロジェクトに参加できたことは、とても喜ばしいことだと思っています。

 


自治体にモノ申す!

2010-09-02 10:43:06 | 実践まちづくり
 過去から現在に渡って、わが国の市町村は、各部局ごとに地域で住民組織を立ち上げてきました。何のためにそうしたのか。地域のきめ細かいニーズを把握するため?住民参加の既成事実を作りあげるため?新しいものを市民と行政がつくり出すため?行政の仕事を市民と分かち合うため?

 そのこと自体は決して悪いことではありません。しかし、地域では、10や20の住民組織が、それぞれのミッションのために活発に活動しています。ただ、活動の担い手は、案外同じ顔触れだったりします。

 そのことを抜きにして、住民同士の仲の悪さを指摘するのではなく、それぞれの団体があるいは個人が手をつなぎ、ともにまちづくりを進めていくための「場」を工夫をしながら用意する必要があるのではないでしょうか。それが、今はもう使い古されている「協働」の真の目的ではないでしょうか。

 何のために協働するのか、協働する必要があるのは、地域の住民組織同士以上に、各自治体の部局ごとの体制でしょう。

 「そんなこと言ったって、嫌いな人とは協働できない」という声も聞こえてきそうです。確かに、性格の合わない人と仕事をするほど嫌なものはありません。ただ、もう少し、なんのために協働するのかに立ち返って、ミッションを再度見直し、嫌いな人ともお付き合いができるそんな関係づくりを考えてみましょう。

 
 

ブログを復活しました。

2010-09-01 11:42:16 | 実践まちづくり
 しばらくご無沙汰しておりましたが、本日より復活いたします。今後もまちづくりに関するローカルな情報を、わかりやすく、タイムリーに情報提供いたします。

コミュニティの法則

2008-02-23 00:38:49 | お気に入りの本
 先日I市の懇話会でご一緒した地方自治を専門にされているN教授が、『「サザエさん」的コミュニティの法則』という早稲田大学教授の鳥越皓之氏の本を見せてくださいました。早速、アマゾンで購入し読みました。これがまた、おもしろい。人と人との関係性をわかりやすく読み解いています。著者は、サザエさんの三世代同居の家族形態や、それぞれの登場人物を出して、コミュニティや地域社会を語っています。例えば、カツオが良い子に育ったわけを、「家庭的な子である」「異世代交流の名人」としてあげています。また、樋口恵子さんの著書を引用し、カツオの生活の中で「遊び」「お手伝いなどの労働」「勉強」の三つがバランスよく重なり合って存在していて、このバランスのよい生活こそが、「他人に対する優しさ」や「コミュニティメンバーへの信頼関係」を生み出すと指摘しています。気軽に読める本ですので、お勧めします!!

まちづくり支援は子育てと同じ

2008-02-18 13:19:20 | 実践まちづくり
 今年から、子どもが小学校に入るということで、せめて子どもにひらがなぐらいは読ませたいと思い、ひらがな表をお風呂に貼り付けて、特訓をしようとしました。ところが、彼は、すらすらと読んでしまったのです。な・な・なんと。次に一年生で習う漢字の表をおふろに貼って、「まだ漢字は読めないだろう」と思い、のぼせつつ一つずつ漢字を読み上げました。その後に、彼は、また、期待を裏切って、これは「むし」、これは「もり」、これは「にっぽん」と指差して読むではありませんか。「え~なんで、熟語まで」「私が教えてもいないのに」。大学で学生を教えている私は、ちょっと調子が狂ってしまいました。構え過ぎていた自分に気づきました。彼は、本や図鑑が好きでいろんな本を読むうちに、勝手にひらがなや漢字を習得していたのです。「そうか、公文に行かせる必要もないな。環境をつくってやると、子どもは勝手に学習するんだ」と確信を得ました。まちづくり支援も同じです。市民の方に「場」を提供したり、「情報」を提供したりすることによって、勝手にまちづくりが市民の手でどんどん進んでいく。あとは、市民にとってタイムリーな環境づくりこそが大切なんだと。それから、もっと大切なのは、「奇跡を起こすかもしれない人の力を信じること」だと。

3R実践講座に参加して

2008-02-18 12:57:11 | 実践まちづくり
 去る2月16日の土曜日にT市の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の講座のファシリテーションをしてきました。最初、市の職員の方から、「市民の方は、WS(ワークショップ)は、初めての人が多い」と伺っていました。そのため、念入りにタイムスケジュールを考えていましたが、いざWSが始まると、3Rにかんする様々なアイデアが市民の口からたくさん出てきて、とても楽しい時間を共有することができました。発想が豊かな環境コーディネータのTさん、子育て真っ最中のNさん、環境問題では経験豊富なAさん…。T市の市民の底力を感じました。講座終了後も、継続して集まるということになりました。あなたのまちにも、こんな才能のある市民が必ずどこかにいらっしゃることでしょう。


短冊方式

2008-02-06 16:02:45 | 実践まちづくり
I市の自治基本条例を考える市民会議で、短冊方式で住民意見をまとめるという経験をしました。この市民会議では、会議の運営までを市民が担うという画期的な方法をとっています。例えば、前回の会議では、今まで出てきた市民意見を皆でまとめるために、グループごとに並べ、印刷し、それを一つ一つハサミで短冊状に切っていって、模造紙にグルーピングしながら貼り付けるという作業です。2班に分かれていましたが、1班は、似たものをグループごとに並べ、問題となっていること→その背景→解決法というわけ方をしていました。もう一方の班は、提言となること→その説明となるもの・現象→手段という分け方をしていました。同じものを素材にしているにもかかわらず、まったく異なった分類方法をとっているのはとても特徴的だと感じました。通常はコンサルタントが、市民意見をまとめることが多いのですが、この会議は、市民の皆さんで提言をまとめようというとても前向きな会議だと思います。

倉吉視察

2008-02-06 14:51:09 | 実践まちづくり

 1月下旬に、ある仕事で鳥取県倉吉市に視察に行ってきました。少し印象的なことをお話します。倉吉市は、旧関金町(人口約400人)と旧倉吉市(人口5万人)の1市1町が合併した市です。合併を契機に「倉吉市ブランド化計画」が策定されました。この計画の特徴は、関金の自然や倉吉の旧い町並みなどの地域資源をうまく活用して地域活性化を図るための「地域ブランド化プロデューサー」を置いているところです。プロデューサーは、倉吉出身で首都圏に在住しており、市の非常勤嘱託職員です。具体的な業務は、民間組織や専門家との連絡調整、情報収集、PR、企業訪問などです。合併後3年しか経っていないので、まだ成果や評価は難しいですが、今のところ、観光という点では、交通面で関金と倉吉市街地をつなぐネットワークが十分でないと感じられました。今後を期待したいと思います。


 私たちが向かったのは、倉吉レトロまちかど博物館です。倉吉の伝建地区が隣接しており、白壁土蔵と赤瓦などの建築的にも見ごたえのアルまちなみを見ることができました。

 また、まちかど博物館では、各お店の店先やショーウインドに、江戸期や明治期、大正期の使い古したレジスターや昭和初期から30年代ごろまでの家電製品、学生服、教科書等のお宝が展示されていました。

関西大学を探検

2008-01-21 00:11:03 | 実践まちづくり
 
 去る1月19日の「土曜チャレンジデー」わがまち探検隊講座で、千二小学校の子どもたち6名といけぶちさん、児童のお父さん1名とともに、関西大学に探検に行ってきました。当日は、センター試験もあり、出来るだけ騒がず静かに探検しました。初めは、1998年に市より認定された保護樹林の楠木を見て、そののち、水辺で少し遊び、凛風館の屋上庭園、風力発電、太陽光発電などを見学しました。

 風力発電のための風車は、大学のカラーを取り入れたとてもシンプルなデザインでしたし、太陽光パネルも軽量でコンパクトなものです。コージェネレーションも含めると全体で約800Wの電力が供給できるそうです。屋上から見える風景は格別なもので、梅田のビル群まで見渡せました。子どもたちは、広い構内をのびのびと走り回っていました。

 最後に南棟で大学構内の模型を見て、帰ってきました。