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映画「チルソクの夏」は永遠です♪

『墜落遺体』~御巣鷹山の日航機123便

2007-03-07 15:08:23 | 最近読んだ本
Amazon.のユーズドで本体価格2円(プラス手数料は340円かかりましたが)で購入した本「墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便」。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
1985年8月12日、群馬県・御巣鷹山に日航機123便が墜落。なんの覚悟も準備もできないまま、一瞬にして520人の生命が奪われた。本書は、当時、遺体の身元確認の責任者として、最前線で捜査にあたった著者が、全遺体の身元が確認されるまでの127日間を、渾身の力で書きつくした、悲しみ、怒り、そして汗と涙にあふれた記録である。


「遺体」に対する日本人と外国人との考え方の違いがこうまであるのかと、驚きました。
外国人の方は、ほとんどが事故の悲惨さから、遺体を確認するまでもなく死亡は決定的だと解釈されていたそうです。そして、遺体と対面しても「こんなにきれいにしていただいてありがとうございます」とは言われても、「このまま墜落現場に埋めていただいてもいいですし、みなさんと荼毘に伏していただいてもいいですし、とにかく連れてはかえりません」という方がほとんどだったということです。

歯のひとつでも、指一本でも、もう一度肉親の手に渡して欲しいと思うのが日本人で。「亡くなってしまった」と分かっていても、抱きしめたいという・・。(いや、私もそう考えると思います)
中には、「生きている可能性はありませんか?」と、遺体を目の前にしてもまだ言われる方もいらっしゃったようです。(いや、きっと、信じられない気持ちでいっぱいでしょう)

だからこそ、何日も何十日もかかって、遺体を捜して、身元確認をして、少しでも綺麗に修復して。
それって、警察の方も、医療関係者の方々も、職務だから当たり前のこと?いえ、それだけだったらあんなにも過酷な中、とてもじゃないけど、できなかったと思います。
無念にも亡くなっていった多くの方々を、「遺族に帰してあげたい」。その思いが、みなさんをあそこまで動かしていたのだと思います。
読むのが苦しくて、そして、みなさんがあまりにも素晴らしくて、ぼろぼろ泣きました。


あの事故のあと、「沈まぬ太陽」は読んでいたのですが、なぜ、こういうノンフィクションものをすぐに読んでいなかったのかなぁ。2円で買って、本当にごめんなさい。

 







『眉山』

2007-02-21 23:04:19 | 最近読んだ本
去年、プレゼントにいただいた本なんですけど『眉山』、もう一度読み返しました。

映画化されて、5月12日より全国東宝系ロードショーが予定されています。映画の『眉山』(犬童一心監督の最新作)の公式HPはこちら

さだまさしさん原作で、大沢たかおさんが出演・・(『解夏』をちょっと思い出しますね)
その他の主な出演は松嶋菜々子さん、宮本信子さん。

どんな映画になるのかなぁ。原作好きなので、楽しみにしています。



本を買いました

2006-10-30 23:25:17 | 最近読んだ本
気になっていた映画の原作本を3冊買いました。
「地下鉄(メトロ)に乗って」「手紙」「虹の女神」です。読むのが楽しみ。

もう1冊映画化される「眉山」も、このあいだ読みました。「解夏」もでしたけど、大沢たかおさんがまたまた出演されるんですね。

大沢たかおさんといえば・・「地下鉄(メトロ)に乗って」の大沢さんは、ちょっといつものイメージとは違ってました。いつもはどの作品でも『大沢たかお』って感じなんですけど(あくまでも私の感じるイメージですよ)、メトロでは出征直前の若者から年取った父親まで、すっと、とても自然に気持ちよく感じられました。
「眉山」も楽しみにしています。