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楫取夫妻の銅像@防府天満宮

2015-09-30 23:59:44 | 大河ドラマ『花燃ゆ』と幕末長州
防府天満宮には楫取夫妻の銅像が建てられています。場所はちょうど明治天皇の第十皇女貞宮多喜子内親王の遥拝所の前です。

楫取素彦は明治天皇の第十皇女貞宮多喜子内親王の養育主任を務めました。
防府天満宮には遥拝(ようはい)所があるほか、貞宮の遺品も納められています。

ちょっと小さいと感じるのは、この遥拝所を見上げる形となっているからだそうです。





 銅像の除幕式等の様子はこちら (防府天満宮公式HP)


涙袖帖~文久三年四月二十五日

2015-09-29 23:59:36 | 大河ドラマ『花燃ゆ』と幕末長州
ほうふ花燃ゆ大河ドラマ館 文の防府日和。では、9月9日から『涙袖帖』の展示が始まりました。
6通の手紙を3週間ごとに1通ずつ公開予定となっています。

前回は、「文久三年二月二十五日 京都から萩へ 久坂が文に将軍上洛直前の京都情勢を報告」した手紙でした。

今日から公開されているのは、「文久三年(1863年)四月二十五日 富海から萩へ 久坂が文に萩へは帰れないと詫び」の手紙です。

文久二年(1862年)十二月には久坂・高杉・伊藤・井上多聞らがイギリス公使館を焼き討ち。
そして文久三年(1863年)五月には下関攘夷決行です。

前回の手紙と今回の手紙はちょうどその間のものですね。


*画像は防府市公式HP観光より引用いたしました

そして、今回の文久三年四月二十五日の手紙の最後はこのように書かれていました。

  しら雲のたなびくくまはあしがきの
  ふりぬるさとのやどのあたりぞ
  ふるさとの花さへ見ずに豊浦の
  にひさきもりと吾は来にけり
  真木の立あら山中のやまかつも
  とがま手なぎり夷きだめな
  立ち磯によせ来る浪の巌にふれ
  ちぢに砕くわがおもひかな
  夕なぎにいたくななきそはま千鳥
  なが声きけば都しおもほゆ
  おん笑とすいもじいたくまいらせ候
  お文どのへ

次回、展示が変わるのは10月20日(水)
最も有名な、「文久三年(1863年)八月二十九日 久坂が文に、八月十八日政変の悔しさを吐露」が公開予定です。


『熊野町物語~親父からのラブレター~』

2015-09-24 23:59:23 | 佐々部清監督
『熊野町物語~親父からのラブレター~』オールアップされたとのこと。

熊野町役場の公式HP「町長日記」によると、この映画は国の地方創生型交付金を活用した、町のPRビデオだと。
制作委託先は(株)NHKプラネット中国支社。そして製作が佐々部清監督とのことです。

>ナレーションは熊野町の筆文化大使の石坂浩二さんが担当される予定・・  えっ、本当!?すごい!!

それにしても石坂浩二さん、筆文化大使なんてものをされていたんですね。
絵を描かれるからかしら?  あ、でも熊野町の筆は化粧筆ですよね。(???)
なでしこJAPANへの副賞としても選ばれていましたよね。






お墓参りの帰りに

2015-09-22 19:10:42 | 大河ドラマ『花燃ゆ』と幕末長州
お彼岸のお墓参りに行きました。
帰りにお寺さんに寄るのに、防府天満宮の境内の裏手を通らせていただきます。
ちょうど『花燃ゆ』で取り上げられた野村望東尼さんの銅像があります。



長州で俗論党が藩政を席巻していたころ、高杉晋作を福岡の平尾山荘にてかくまっていた尼さんです。
高杉晋作の滞在は10日間ほどでしたが、その事実により、乙丑の変という福岡藩の攘夷派弾圧政策のため、玄界灘の端の孤島、姫島に流刑にされてしまいます。(高齢であったのに1年あまりも)
死を覚悟した望東尼でしたが、高杉晋作が恩義を貫き、救出に向かいます。(高杉の腹心の奇兵隊兵6名が姫島に上陸し救出)
そのまま望東尼は長州に迎えられ、尊王攘夷の豪商白石正一郎宅にかくまわれます。
(ドラマではこの豪商を下関出身の歌手・山本譲二さんが演じていましたね!こってこての長州弁がさすがじょうずでしたw)

銅像の横には、
「おもしろき なき世を おもしろく」という高杉晋作の辞世の句と、その下の句として望東尼がつけた「すみなすものは 心なりけり」の句碑があります。
解説を読んで、ふむふむといったところでしょうか。





最後、望東尼さんは三田尻(現在の山口県防府市)でその生涯を閉じますが、楫取素彦さんの尽力により明治26年に防府市桑の山にお墓が立てられました。
遠く、福岡の方向が見えるように立てられているそうです。(ちょっとうろ覚え) 
*お墓の写真は2014年9月8日の記事を参照してください

ところで、大河ドラマ『花燃ゆ』では、真行寺君江さんが望東尼を演じていました。あまりにもぴったりでびっくりでしたが、ほんの数カットだけで。
この望東尼さんしかり、高杉の最後を看取った芸子のおうのさんしかり、長州は正妻だけでなく、高杉に関係した女性をきちんと扱っているところがすごいと思うのですが、大河ドラマでもそこのところをもっときちんと描いて欲しいと思います。
だって、幕末動乱の世で活躍する男たちを支えた女性を描くのが、今回の『花燃ゆ』だからだと思うからです。