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映画「チルソクの夏」は永遠です♪

佐々部監督講演会(平成27年度第2回美祢市民大学講座)

2016-02-20 23:51:52 | 佐々部清監督
美祢市にて、佐々部監督の講演会がありました。
演題は「豊かに生きる ~映画作りは人づくり~」です。



受講券は事前に購入しなければなりません。が、販売しているところは美祢市内のみ。
とにかく主催者に問い合わせをと、美祢市教育委員会に電話してみると「当日券もありますよ」とのこと。
「予約していなくても大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ」 (まあ、そんなの、もし満員になったら入れてもらえないじゃない!という心の声は黙っておきましたが、予約は受け付けて欲しかったです。だってとても心配でしたから)

受講券も買えて、開場と同時に入ることができました。これでほっと一安心。
見ると、壇上の下に、パソコンとプロジェクターが用意してありました。
何かの映像が流れるのかしら?



講演前に、監督が山口県で撮影された4作品の予告編が約15分間紹介されるとのこと。
『チルソクの夏』『カーテンコール』『四日間の奇蹟』『出口のない海』・・なんだか、全部が全部、本当によくて、わずか15分間観ただけで涙がうわ~ってなってしまいました。帰ったら、とりあえずは『出口のない海』からもう一回観ようって思いましたね。

監督は昨日、萩で次回作『八重子のハミング』の萩製作支援委員会の設立の立会いと、またロケハンのあと、今朝美祢入りされたそうです。

監督はとにかく『映画』にこだわっていらっしゃるというのが強く感じられました。
長い助監督時代にも、さまざまなテレビドラマや、Vシネマなどから監督としての声がかかったけれども、ぶれることなく『映画監督』を目指したとのことでした。

そして、現在の監督からはまさかと思うのですが、映画小僧だったころは、かっこいいマトリックスみたいな映画が撮りたかったんですって。
それが、『北の国から』のチーフ助監督をやったときに、事件も何も起こらない、普通の日常の、なんでもない家族の話がこんなにも素敵で感動するのかと、自分の作りたいものが見えてきたとのこと。
それまでは、生活のためもあって、2時間ドラマサスペンスもやったけれども、そうじゃないと自分のお仕事を選ぶようになったそうです。

現場でこだわる専門性をもってお仕事をされるスタッフさんのお話や、また高倉健さんとの思い出など、話は尽きません。
今日は高倉さんのことも話そうと思って、これ、高倉さんにもらったジャンパーですと衣装の紹介もしてくださいました。

次回作『八重子のハミング』も、60歳の夫婦が主役で、派手なところも何もないが、高倉さんがいつか言われた「映画は何を撮るかじゃない、何のために撮るのか?だ」という言葉から、自分が何のためにこの作品を撮るのかということを伝えたいと言われていました。
現代のそしてこれからの日本にとって、みんなで考えたい、問題提起をたくさんもった作品になるのではないかと思います。

開場からの質問は、拓郎ファンの監督はカラオケでは何を歌われますか?
昨夜も「人生語らず」を歌いました。他にはヒデキが好きでよく歌うとのことです。
拓郎は、映画の中の音楽を全部拓郎で撮った『結婚しようよ』という作品があるので、ぜひ観てくださいと紹介も。

監督のこだわり、映画は全部作り物。全部「嘘」です。でもその大きな嘘を作るのには「小さな真実」を重ねていかなくてはならない。
吹き替えや、ワイヤーアクションなど監督の作品には決して出てこないでしょう。そこには等身大の「ひと」の姿が映し出されていると思います。
美祢市には映画館がないそうですが、『八重子のハミング』が完成したとき、またこの美祢市民会館でぜひ上映会と講演会が開催されるとどんなによいかと思いました。
教育長さん、よろしくお願いいたします!







佐々部清監督講演会@美祢市

2016-02-03 11:55:53 | 佐々部清監督
美祢市で開催される「第2回市民大学講座」において、佐々部清監督の講演あります。

演題は「豊に生きる~映画作りは人づくり~」

◆平成28年2月20日(土) 14時から15時30分
◆美祢市民館 大ホール
◆受講券 500円(高校生以下無料)

◆美祢市内の美祢市関係施設(市役所・公民館等)でチケットの発売があるようです

詳細はこちら 美祢市