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珍友*ダイアリー

管理人・珍友の書(描)いた詩や日記、絵や小説をご紹介☆

クライマックス

2006-08-18 09:20:15 | 詩…*つれづれ日記系*
夏にとまどいを見せた
焦がされて 思うように動きとれない
この街で迎えた 久しぶりの暑さ
慣れてきた頃に クライマックス

蝉が はじかれたように鳴きだした
くもり空が2日ぶりに 機嫌直してくれたから
惜しむべく 過ぎ去る夏
最後の輝きを魅せる頃
あたしは故郷に帰る

明日 晴れたらいいな
準備はそろそろ大詰め
たくさんの人たちと力を合わせること
何年ぶりかの大仕事

この場所で ちゃんとやり遂げて
終わったら あなたに会いにゆく

Tomoky

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クレーター

2006-08-17 09:57:49 | 詩…*つれづれ日記系*
びっくりするほど 弱気な声で
どうして 人が こわくなった
「いや」とつぶやき 震える身を
必死に抱いてる 暗闇の中

理由は分からない
なんで 思い出したのか

心の陥没した場所が 乾かないように 
いつも 水を注いで忘れたふり
楽しそうなこと 見つけて 騒いで
凹んだまま 固まった心の奥を
冷たい風がさらうのを防いでる

注ぐ水がなくなった時 どうすればいい?
根本的な解決 どこを見渡しても 見つからない
浅い呼吸で 暗闇の中
今はただ これ以上 デジャヴに触れないよう
早く眠りにおちるのを待ってる
気を紛らわすための ラジオの音

Tomoky

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さよなら

2006-08-16 09:38:39 | 詩…*つれづれ日記系*
さよなら さよなら
その言葉言う時
笑顔で 泣き顔で 怒った顔で

哀しい言葉だと思ってた
そこは出来事の終わりの場所で
始まることなどないと思い込んでいた

だけど 別れた後にも
生きている限り
この世の道は続く

新しい『始まり』の扉を開けるための
言葉でもあるんだ
泣き笑い
困った笑顔で
何かを振り切るための さよなら

空には 泣き顔 見せてもいいかな
器用なふりして 上を向いた

Tomoky

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Song of Life

2006-08-12 09:18:27 | 詩…*つれづれ日記系*
反り返った歌なら いらない
いじけてそっぽ向いたような
すねて黙り込むなら おいていくよ

一度は投げ出した楽器と
もう一度友達になりたいと思ったんだ
今度もケンカばかりかもしれないけど
少しは一緒に笑えたらな

僕の残り時間は どのくらいあるのかな
あの月が研ぎすまされて また丸く満たされるのを
今なら まだ 何回も見れるはず

まだ時間があるよ
それは すごく すごく 嬉しいこと
忘れないで
僕は そのことを抱きしめて 
きっと 歌を歌う

Tomoky

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tear

2006-08-10 10:29:26 | 詩…*つれづれ日記系*
あなたは 私が信じていないものを
澄んだ心で 優しく撫でる
あなたは 私が嘲ったものに
首を傾げて でも 微笑む

愛がほしいとつぶやいた
手に入らなくて こぼした涙
あなたには 決して見せられない

今まで何を見てきたの
これから 何を見ていくの
一瞬 道が交わって
あなたの心に触れられた
私がこれまで失くしてきたもの
あなたは どうか失くさないで

Tomoky

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サボテンに水

2006-08-08 09:46:02 | 詩…*つれづれ日記系*
あぁ そういえば 僕は
この春から数えて たくさんの日々
なんだか 少しだけ 優しくなった気がするよ

トゲがとれて 丸くなった心
警戒心を解いた子犬のように
柔らかく笑う 笑えるようになった
嬉しいから 尻尾を振る

だけど
薄れた過去が 時々顔を出したら
反射的に 牙をむき 目の前睨みつける
瞬間 また トゲが生える
まだ 完全には 心ゆるせない

いつまで 睨み続けるのか 分からないけど
今の日々は それだけじゃなく
ここにいて 涙にくれる日ばかりじゃないことに
感謝して 息したい

Tomoky

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好き。

2006-08-07 10:44:15 | 詩…*つれづれ日記系*
同じものを見て 違うことを思う
人の感じ方って そんなもの
そこにたやすく触れられないと思うこともあるけど
君とはどうして 
同じものを見て 同じように感じたいと思うんだろう
 
きれいな花があったら
君にも見せてあげたい
怖い思い出があったら
僕もそれを知りたい

君だけが苦しいのは嫌だ
僕だけが嬉しいのも嫌だ
ワガママで近づきたいんだ

恋の相手とは限らない
友達とも限らない
どんな肩書きつくか分からない
だけど ただ 
君のこと好きだから
こんなこと 思うんだろう

Tomoky

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届く歌はどこに

2006-08-06 14:08:08 | 詩…*つれづれ日記系*
やっぱ僕らの歌は
どっかチンケで
なんか頼りなくて
いつも本気になれないから
『君』に届かないんだ

胸 張り裂けんばかりに 叫んでみても
夜が明け 鳴き出した 
あの蝉より 心惹く歌なんて
逆立ちしても できっこない

届きっこないんだ
ただ いじけていたから
『君』が目の前に現れたとき
胸が苦しくなったんだ

大きな力で 攫っていってくれ
瞳の奥の冷たさを。
僕自身 そう願い 
それを歌にして
誰に届く
『誰を救える?』
…それは、神様だって たやすく口にしちゃいけない言葉だ

自分を救い給え
せめて
自分を救い給え
話はそれからだ

Tomoky

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夜光虫

2006-08-05 09:51:50 | 詩…*つれづれ日記系*
夕暮れ 涼しげ 
火照った肌の 
熱を還す 蜃気楼

アスファルト照り付けた眩しいほどの日差しが
夜になって 不意に表情を落とす
かわりに クラクション 人為的な音
耳につく 熱を残した風が 体にまとわりつく

一瞬だけ 一瞬 太陽が沈むまでの
オレンジに包まれた街の風が 時を止めてくれたら

夕暮れ 涼しげ それは変わらない
どこにいて いくつ年を重ねても
その先の夏 夜の顔を 知ってしまった
時々誘われて 繰り出していけば
街の体温が 熱を帯びている
輝きを求め 飛び回る羽音
あなたと一緒に 光を放つ
今夜 あたしは 夜光虫

Tomoky

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ちゃんと笑う

2006-08-02 09:15:07 | 詩…*つれづれ日記系*
悲しみを吸い込んで 大きくなった心
ずっしりと重くて 歩くのもフラフラ
笑顔浮かべるのも 辛くなって 泣きたい
軽く飛びたいなぁ あの空をふわふわ

大人になったら 気持ちとは裏腹に 頭下げなきゃいけない

片足だけ突っ込んで 背伸びしてその場にいるんだ
むずがゆくなって 
だけど 周りと同じ場所にいたくて
中途半端 本当はどこにいたいの
まだ 子供 今までいた場所に 
いたい 笑いたい 
まだ いさせてくれるかな

戻ってみたところで 多分 小さな靴履くみたいに 窮屈なんだろうな

動きにくい口角上げて ふっと笑った
ややこしい大きさに育っちゃったなぁ 今
悲しみを吸い込んだ心は 涙流してしぼませることはできるけど
僕自身は もう 小さい子供には戻れない
もうちょっと 大きくなって
ちゃんと笑える大人になりたいなぁ

Tomoky

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