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昨年の海外投資、38%増=アジア、中南米が中心-中国

2007年09月18日 | 対外経済
【北京17日時事】中国商務省、国家統計局、国家外貨管理局は17日までに、2006年の中国企業の「対外直接投資統計公報」を発表した。金融を含めた直接投資は211億6000万ドルで前年比38%強の増加。非金融部門への投資が同43.8%と大幅に拡大したが、金融部門は同16.7%増にとどまった。
 政府3部門が合同で海外投資の詳細を公表するのは今回が初めて。中国の海外投資は、対中投資(金融除くと06年は630億ドル)に比べ大きく遅れており、政府は企業の「走出去(海外進出)」を奨励している。
 公報によると、06年の非金融部門への投資は176億3000万ドル、金融は35億3000万ドル。06年末現在で、中国企業5000社強が172カ国・地域に投資し、海外に設立した企業数は1万社に迫った。累計の投資額は906億3000万ドル。
 投資手法としては、合併・買収(M&A)がほぼ4割を占めた。非金融分野の投資先の90%はアジア、中南米だった。海外での雇用は06年末現在で63万人、うち現地人は26万8000人。(了)