中国経済ニュースクリップ

中国経済に関して興味深い新聞記事をクリップしていきます。

中国、今年は11.3%成長=インフレリスク指摘-世銀

2007年09月12日 | 国内マクロ
【北京12日時事】世界銀行は12日、中国経済に関する四季報を発表した。2007年の国内総生産(GDP)伸び率については、11.3%と、前回(5月)見通しの10.4%から大幅に上方修正した。ただ、08年は11.0%に減速するとしている。
 中国国家統計局によると、07年1-6月期のGDPは前年同期比11.5%増加、4-6月期に限ると11.9%増に加速した。世銀は、中国経済の先行きは明るいとしつつも、輸出が経済に占める比率が高いため、米国など主要国の景気鈍化の影響を受けやすいと指摘した。
 07年8月に前年同月比で6.5%上昇に加速した消費者物価については、年末にかけて徐々に伸びは鈍化するとした上で、「インフレリスクは依然として存在する」と分析した。
 報告はまた、今年1-8月で1617億ドルの巨額に達した貿易黒字について、「急速な拡大の抑制がマクロ政策の主要課題」として、中国政府に一段の輸出抑制策を求めた。(了)

8月の小売売上高、17%増加=中国

2007年09月12日 | 国内マクロ
【北京12日時事】中国国家統計局は12日、8月の小売売上高が7117億元(約10兆8000億円)となり、前年同月比17.1%増加したと発表した。伸び率は6月が16.0%、7月は16.4%で、8月は一段と加速した。
 8月は都市部が17.6%、農村部は16.1%の伸びで、都市部の消費拡大が目立った。ただ、8月は消費者物価指数が6.5%上昇と約11年ぶりの高い伸びを記録し、「(小売売上高は)実質では額面ほど伸びていない」(国際金融筋)との見方もある。
 今年1~8月の累計では前年同期比15.7%の増加だった。(了)

07年の中国のGDP伸び率予想を11.3%に上方修正=世銀

2007年09月12日 | 国内マクロ
【北京12日ロイターES=時事】世界銀行は12日、2007年の中国の国内総生産(GDP)伸び率見通しについて11.3%と、5月時点の10.4%から上方修正した。08年は10.8%の見通し。
 また、07年の消費者物価上昇率見通しについても4.6%と、3.2%から修正した。(了)